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三井物産が正規輸入販売の「ティアラ ロイヤルスター」の評価って?

豪華絢爛なティアラ ロイヤルスターですが、良い評価にとらわれることはなく、悪い評価があれば紹介させていただきます。後から買ってからビックリすることのないように、冷静にティアラ ロイヤルスターの評価をみていただきたいと思います。

ティアラ ロイヤルスターとは?

シボレー アストロと言ってしまえば、ほとんどの方はご存知と思われますが、あえてティアラ ロイヤルスターに的を絞ってみました。
まず始めに聞き慣れない方の為に、ティアラ ロイヤルスターについて簡単に説明したいと思います。

ティアラ ロイヤルスター

「ティアラ ロイヤルスター」とは、シボレーアストロをベースに豪華な内装にカスタマイズされたコンバージョンバンをさし、1996年1月(平成8年1月)~1999年9月(平成11年9月)に三井物産オートモーティブによって正規輸入され、販売された左ハンドルのモデルです。
エンジンはベース車両と同じ、190馬力の4.3L V6 OHVが搭載されて、ミッションはコラム式4速ATが採用されています。
駆動方式とボディー形状は各2種類あり、駆動についてはFRと4WD、ボディーについてはハイルーフとロールーフが設定されています。

ティアラ ロイヤルスター

当時の販売価格は下記の通りです。

= 1996年1月(平成8年1月)モデル =
ロールーフ        2WD   3,970,000円
ロールーフ        4WD   4,190,000円
ハイルーフ        2WD   4,980,000円
ハイルーフ        4WD   5,230,000円

= 1998年1月(平成10年1月)モデル =
ロールーフ        2WD   4,590,000円
ロールーフ        4WD   4,790,000円
アニバーサリーロールーフ 2WD   4,880,000円
アニバーサリーハイルーフ 4WD   5,280,000円
ハイルーフ        2WD   5,690,000円
ハイルーフ        4WD   5,890,000円

ティアラ ロイヤルスターの走行評価は?

続いて、ティアラ ロイヤルスターの走行装置についてまとめてみました。

ティアラ ロイヤルスター

前でも触れましたが、自然吸気の水冷V型6気筒OHV 4.3L 4400rpmで190馬力を出力するエンジンが搭載され、コラム式のオーバードライブ付き4速オートマチックトランスミッションと合わせて採用されています。

サスペンションについては、フロントサスペンションは2WDがダブルウイッシュボーン式コイルスプリング、4WDがダブルウイッシュボーン式トーションバープリングとなり、リヤサスペンションは車軸式リーフスプリングを装備しています。

ティアラ ロイヤルスター

ブレーキについてですが、フロントブレーキにベンチレーテッドディスクブレーキを採用し、リヤブレーキはドラムブレーキ(リーディングトレーディング)が採用されています。

ティアラ ロイヤルスター

やはり気になる走行評価ですが、足回りの装備からは想像出来ないほどの高評価で、コーナーでの曲がりやすさや安定した走り、高出力なエンジンが搭載されていて走りやすいとの意見が多く寄せられています。

ティアラ ロイヤルスターの燃費評価は?

重量のあるボディーと排気量の大きいエンジンを備えるティアラロイヤルスター、いったいどれくらいの燃費性能なのか気になるところではないでしょうか?
そこで、ティアラロイヤルスターの燃費性能についてまとめてみました。

ティアラ ロイヤルスター

ティアラロイヤルスターは、本来燃費が上がるはずの高速走行でも、約1.9km/L(4WD)程度の結果で、信号待ちなどの多い市街地走行ともなると、約1.2km/L(4WD)程度まで落ち込みます。
燃料タンクは約100Lのタンクが装備されていますので、単純に高速走行のみで約190km、市街地走行だけでは約120kmほどしか走らない計算になります。

もっとダメだしをしてしまえば、ティアラロイヤルスターの採用エンジンは無鉛プレミアムガソリン仕様ですので、維持費はかなりかかると思われます。
燃費性能についてはあまり期待はしていなかったので、あえて褒めるとすれば高速走行も市街地走行もあまり差が無かった事ではないでしょうか?
どちらかというと燃費について評価される方が非常に少なく、求めているモノが他にあるようにも感じました。

ティアラ ロイヤルスターの乗り心地評価は?

ゴージャスな内装と裏腹にもリーフスプリングの採用なので、あまり期待はしていませんがどのような評価があがっているのか取り上げてみました。

ティアラ ロイヤルスター

ティアラロイヤルスターの内装は、ウッドパネルやシャンデリア、革張りのキャプテンシートとなかなかの装備なのですが、意外にもシートの座り心地はよくないとの評価が気になりました。
ですが、やはり広い室内に満足されている方が大多数で、座り心地というより乗り心地が快適であるという意見の評価が目立つようです。

ティアラ ロイヤルスター

シートを倒してベットのような使い方が出来る部分も高評価でした。
この広い室内を作り出せたのは、リーフスプリング採用のおかげで余分な出っ張りを無くす事が出来たからのようです。
また、このように乗り心地評価があるのは、ティアラ ロイヤルスターのヘビー級な重量とスプリングの固さが合っているからなのではないでしょうか。

ティアラ ロイヤルスターの総合評価は?

続いて、ティアラ ロイヤルスターの総合的な評価に移りたいと思います。
ここではユーザーに項目別に評価していただいたものを紹介します。

ティアラ ロイヤルスター

ティアラロイヤルスターのデザインの評価、走行性の評価:、居住性の評価、積載性の評価、運転のしやすさの評価、維持費の評価をしていただきましたが、すべてにおいて平均以上の評価が下されました。
中でも積載性はダントツの高評価で、フロアが低いので荷物の積み降ろしやすさや、収納部分が多いという評価が目立ち、居住性については広い室内で快適であったとの評価が多かったようです。
走行性が平均以上の評価については、意外にもエンジンと足回りのバランスがあっていたからかもしれません。

運転のしやすさ、維持費の評価については平均以上の評価ではありましたが、左ハンドルや大型ボディー、燃費性能の結果、エンジンの使用油種等を考えると、評価は下がっても当然と思いましたが、少々甘めの評価をいただいたて平均以下にはなりませんでした。

最後に一言

このような採点結果となったティアラロイヤルスターですが、やはり何に重点を置くのかで人それぞれな評価になって現れたと思います。
まったく褒めるところのない燃費性能ですが、積載性や居住性の良さを考えるとこれぐらいは我慢出来るユーザーが多かったようで、特に重大な問題ではないようです。
大型ボディーも街乗りには大きすぎて不向きに思いますが、高速走行では安定して走行出来てちょうど良かったりしたのでしょう。
以上の事を考えると、短距離走行など普段使いをするのではなく、家族旅行での長距離走行や非日常的なVIPな使い方にピッタリではないでしょうか?

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