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車検時における、タイヤ溝に関する規定について詳しく解説します。

国内の公道で自動車を運転するには車検を通す必要があります。今回はその中でも車検時のタイヤの溝にかんして解説いたします。車検に通るタイヤ溝の残量はどれほどなのか、タイヤ溝が少なければどのような危険があるのかまとめました。是非参考にして下さい。

車検のタイヤ溝について

車検 タイヤ 溝

そもそも車検って何?
日本国内の車検についてご説明いたします。

【車検とは】
車検とは、法律で決められた保安基準を満たしているかどうか検査するものです。
一般車両の場合、2年に一回の車検が義務付けられています。
新車購入の場合、初回は3年になります。

日本国内の公道を走るにはこの車検をパスしないと走れません。
車検不合格のまま公道を走行することは無車検運行となり厳しく取り締まられます。

車検 タイヤ 溝

車検風景

車検時の検査項目

車検時の検査項目は多岐にわたります。
今回は車検のタイヤ溝に関するまとめなので、簡単にご説明いたします。

車検 タイヤ 溝

車検における必須検査項目は

サイドスリップ検査
タイヤ溝検査
フットブレーキ検査
パーキングブレーキ検査
スピード検査
ヘッドライト検査
排ガス検査
灯火類
方向指示器
ワイパーとウォッシャー液
警告灯
車の下回り検査

が主な項目になります。

車検時におけるタイヤ溝の決まりは?!

では、本題に入っていきます。
車検時、合格するに必要なタイヤ溝の残りはどれぐらいなのでしょうか?

車検 タイヤ 溝

車検時、合格するのに必要なタイヤ残り溝は、一番浅い場所が1.6ミリよりも深ければ大丈夫です。
簡単に目視がで確認できるようにスリップサインと呼ばれる下記の写真の部分があります。

車検 タイヤ 溝

写真のように、タイヤの溝のレーン部分に四角いブロックがあります。
このブロックをスリップサインと呼びます。
タイヤが摩耗してくると溝が減ってき、このスリップサインが頭を出します。
スリップサインが頭を出した状態では、残り溝は少なく車検には通りません。

タイヤ溝が少ないと・・・・

タイヤ溝が少ないと車検に通らないだけではなく自動車を運転するにあたって危険な状態になります。

車検 タイヤ 溝

写真のタイヤは以上に摩耗したものになり、溝がほとんどありません。
ごくまれに、このような状態のタイヤで走行している自動車をみかけます。

タイヤの基本性能が発揮されず、安定した走行が望めません。
特に高速道路や雨のにこの状態で運転すると、簡単にスリップしたり事故の原因にもなりかねません。

タイヤ溝が少ないと車検に通らないだけではなく大変危険なので、スリップサインが出ているタイヤはすぐに交換しましょう。

タイヤ残り溝と摩耗状態

残り溝が少ないタイヤには、長年使用し状態も悪くゴムも劣化しているのが多くみられます。

車検 タイヤ 溝

写真のように、ゴム表面にクラックが発生したりサイドウォールが波打っているようなタイヤは、残り溝に関係なく危険な状態なので交換しましょう。
また、車検時に目視検査で不合格になる可能性もあります。

タイヤの偏摩耗

近年ドレスアップで、車高を下げている車をよく見かけますがホイールアライメントの状態によっては偏摩耗を起こします。

車検 タイヤ 溝

特にキャンバー角がネガティブに大きくついている場合、タイヤの内側が異様に摩耗します。
外から見る分には、タイヤ溝は十分に残っているように見えますが、偏摩耗したタイヤは内側の溝がほとんどなく、中のワイヤーが飛び出していて大変危険な状態のものもあります。

もちろん、車検には通りません。

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偏摩耗したり、摩耗劣化したタイヤは溝が少ないだけでなくゴムが硬化したりし本来の性能を発揮できません。

車検 タイヤ 溝

車検時だけではなく、普段からタイヤの点検を行うことによって、残り溝や劣化状態を確認しましょう。
劣化したタイヤではスリップなど事故の原因にもなりますので、新しいタイヤに交換をしましょう。
基本的には4輪全て交換するのが望ましいです。

車検時のタイヤ溝についてのまとめ

いかがでしたでしょうか?

自動車の車検時タイヤ溝についてのまとめでした。
自動車はタイヤ性能で運動性能が大きく左右されます。

安全運転や事故の原因とならないよう定期的な整備・点検を行うことで未然に防ぐことが大事です。
日常点検は運転者自らが行い、詳しい検査やわからないことがある場合は迷わずに整備工場のプロに相談しましょう。

きちんと整備した状態で車検に挑むことで無駄な手間も省けます。

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