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トヨタ新型ランドクルーザープラド発売。その内容はどんなもの?

2015年6月、トヨタはランドクルーザープラドを一部改良し、トヨタ初、新開発のクリーンディーゼルエンジンを投入し新型プラドを発表した。2007年の販売中止以来8年ぶりのディーゼルエンジン復活です。新型プラドについて燃費なども含め調べてみました。

トヨタランドクルーザープラドとは

トヨタで最も長い歴史を持ち、世界中のお客様から信頼されているクルマ。それがランドクルーザーである。60年以上の長きにわたり、その一貫した開発思想である「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を犠牲にすることなく、時代時代のお客様のニーズに応えながら、オン&オフロードでの快適性や、乗用車では考えられない性能・機能を実現してきた。

ランドクルーザープラド​は、ランドクルーザーシリーズの中で、市街地・高速での走行安定性、室内の快適性を考慮したライトデューティ用途のクルマである。もちろんライトデューティといっても、けっして柔(やわ)​なクルマではない。ランドクルーザーの一員として、高い信頼性、耐久性、悪路走破性を兼ね備えた、まぎれもない本格派4WDである。2009年にモデルチェンジした現行のランドクルーザー​プラドは、世界中で、圧倒的なオフロード性能を秘めた高級SUVとして評価され、今もなお高い人気を保ち続けている。

新型ランドクルーザープラド グレード

新型ランドクルーザープラド TZ-G

エンジン        2.8Lディーゼル
駆動          4WD
トランスミッション   6 Super ECT
乗車定員        7人乗り
メーカー希望小売価格  5,133,927円(消費税抜き4,753,636円)

新型ランドクルーザープラド TX ”Lパッケージ”

エンジン        2.8Lディーゼル
駆動          4WD
トランスミッション   6 Super ECT
乗車定員        7人乗り
メーカー希望小売価格  4,696,037円(消費税抜き4,348,182円)

エンジン        2.7L
駆動          4WD
トランスミッション   6 Super ECT
乗車定員        7人乗り
メーカー希望小売価格  3,956,727円(消費税抜き3,663,636円)

エンジン        2.7L
駆動          4WD
トランスミッション   6 Super ECT
乗車定員        5人乗り
メーカー希望小売価格  3,802,582円(消費税抜き3,520,909円)

新型ランドクルーザープラド TX

エンジン        2.8Lディーゼル
駆動          4WD
トランスミッション   6 Super ECT
乗車定員        5人乗り
メーカー希望小売価格  3,964,582円(消費税抜き3,670,909円)

エンジン        2.7L
駆動          4WD
トランスミッション   6 Super ECT
乗車定員        7人乗り
メーカー希望小売価格  3,504,109円(消費税抜き3,244,545円)

エンジン        2.7L
駆動          4WD
トランスミッション   6 Super ECT
乗車定員        5人乗り
メーカー希望小売価格  3,349,963円(消費税抜き3,101,818円)

新型ランドクルーザープラドの変更点

今回の新型ランドクルーザープラドの改良点は、動力系の一新のようです。デザインや装備については変わっていません。2013年にマイナーチェンジの際は、デザインと装備が大きく変わっていますが、今回の新型プラドでは動力系が改良されています。

新型ランドクルーザープラドのエンジンとオートマチックトランスミッション

直4 2.7Lガソリンエンジンに、Dual VVT-iを採用し、燃焼効率を上げるとともに、圧縮比のアップなどのチューニングによって高出力化を図っています。また、ランドクルーザープラド初となる6速オートマチックトランスミッションを採用し、滑らかでスムーズな変速フィーリングを実現しています。エンジンの改良と6速オートマチックトランスミッションの組合せにより、燃費性能もJC08モードで従来の8.5km/Lから新型は9.0km/Lに向上しています。

新型プラド燃費

新型プラドの燃費は
直4 2.8L 1GD-FTV
(ディーゼルエンジン)
11.8km/L  TX”Lパッケージ”、TX
11.7km/L  TZ-G
直4 2.7L 2TR-FE(ガソリンエンジン)    9.0km/L

これまでは直4 2.7Lガソリンエンジンの他に、V6 4.0Lガソリンエンジンの設定がありましたが、日本市場には合っていないという判断のもと、今回の改良では4.0Lエンジンを廃止されています。その代わり、トヨタの乗用車としては初となる新開発のクリーンディーゼルエンジンが新型プラドに投入されました。

新型プラドのクリーンディーゼルエンジン

クリーンディーゼルエンジンは、現時点で世界一厳しいといわれる日本の排ガス規制をクリアした環境対応型エンジンです。ランドクルーザープラドに最も相性がいいエンジンは、ガソリンエンジンよりも、低回転で最大トルクを発揮できるディーゼルエンジンだという考えと、​ランクルファンの「ランドクルーザー=ディーゼル」という要望のもと、今回の新型プラドでは、2007年にディーゼルエンジン仕様の販売を中止して以来のディーゼル復活となっています。

新型プラドの直4 2.8L 1GD-FTV(ディーゼルエンジン)

新型プラドの尿素SCRシステム

ランドクルーザープラドのように高いオフロード性能を求められるクルマには、スポーツカーや乗用車のように最大出力ではなく、坂道を上るときにギアを下げなくても低回転のまま、ぐいぐいと力強く上っていく太いトルクが必要です。新型プラドに投入されるクリーンディーゼルエンジンは、ディーゼル本来の強みである低回転・高トルクのパフォーマンスを落とすことなく、尿素SCRシステムの採用により、今後の厳しい排ガス規制にもクリアできるようになりました。

1GD-FTVエンジン システム図

尿素SCRシステムは、トラックなどの大型車両で多く採用されています。ガソリンエンジンと比べると、尿素水の補充の手間と費用も必要となりますが、トルクを犠牲にすることなく、高負荷の時でもNOxやPMをしっかり削減・浄化することができます。

新開発のクリーンディーゼルエンジンは、2.8Lでありながら、従来のV6 4.0Lガソリンエンジンを上回る最大トルクを実現。燃費もJO08モードで11.8km/Lと低燃費で、軽油なので燃料費も安く、車両購入時にはCEV補助金(クリーンエネルギー自動車補助金)やエコカー減税が利用できます。

新型プラド エコカー減税対象グレード

2.8L TZ-G(7人乗り)
自動車重量税                     約37,500円
自動車取得税                     約128,300円
自動車グリーン税制(登録翌年度)           約38,000円
クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 最大 約240,000円

減税合計                       約443,800円

2.8L TX“Lパッケージ”(7人乗り)
自動車重量税                     約37,500円
自動車取得税                     約117,300円
自動車グリーン税制(登録翌年度)           約38,000円
クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 最大 約240,000円

減税合計                       約432,800円

2.8L TX(5人乗り)
自動車重量税                     約37,500円
自動車取得税                     約99,000円
自動車グリーン税制(登録翌年度)           約38,000円
クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 最大 約240,000円

減税合計                       約414,500円

新型ランドクルーザープラド、ボディカラー

新型ランドクルーザープラドのボディカラーは10色あります。購入の際は必ず迷うカラーですが、新型プラドでは、10色もあります。好みになりますが、じっくり悩むことも楽しいことです。

新型プラド スーパーホワイトⅡ〈040〉

新型プラド ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉

新型プラド シルバーメタリック〈1F7〉

新型プラド グレーメタリック〈1G3〉

新型プラド ダークスチールマイカ〈1H2〉

新型プラド ブラック〈202〉

新型プラド アティチュードブラックマイカ〈218〉

新型プラド レッドマイカメタリック〈3R3〉

新型プラド ブロンズマイカメタリック〈4T3〉

新型プラド ダークグリーンマイカ〈6V4〉

ランドクルーザープラド紹介ムービー

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