記事ID12050のサムネイル画像

スペシャリティカーの代名詞、日産シルビアの歴代モデルを調査!!

1965年から2002年までの間、スペシャリティカーとして一時代を築いた日産シルビア、若者に支持され、デートカーとしても人気がありました。時代の最先端を走ったスペシャリティカーの遍歴、日産シルビアの歴代モデルを調べて見ました。

初代CSP311型日産シルビア

初代日産シルビアは、SP310型フェアレディに、クリスプカットのクーペボディを乗せた高級スペシャリティカーでした。

日産シルビア

1965年4月発売
乗車定員:2人
ボディタイプ:2ドアクーペ
エンジン:SUツインキャブ付R型直列4気筒1,600cc OHV
最高出力:90ps/6,000rpm
変速機:4速MT
駆動方式:FR
全長:3,985mm
全幅:1,510mm
全高:1,275mm
ホイールベース:2,280mm

日産シルビア

ボディパネルは極力継ぎ目を無くし、高度な板金技術、金型技術が要求された美しいボディは高い評価を受けました。

日産シルビア

当時としてはかなり贅沢な作りで、価格は119.1万円
ベースとなったフェアレディや高級車のセドリックよりも高価でした。

2代目S10型日産シルビア

サニーベースの2ドアハードトップにブルーバードのエンジンを搭載した2代目日産シルビア
ロータリーエンジンを搭載する予定でしたが、オイルショックなどの影響により日産ロータリーの計画が頓挫したため特徴の薄いクルマになってしまいました。

日産シルビア

1975年10月発売
乗車定員:5人
ボディタイプ:2ドアハードトップ
エンジン:L18型直列4気筒1,770cc OHV
最高出力:105ps/6,000rpm
変速機:3速AT/4速MT/5速MT
駆動方式:FR
全長:4,135mm
全幅:1,600mm
全高:1,300mm
ホイールベース:2,340mm

3代目S110型日産シルビア

2ドアハードトップに加えて3ドアハッチバックもラインナップされました。
また兄弟車としてガぜールが日産モーター店で販売されました。
角形4灯ヘッドライトや直線を基調としたデザインなど、当時の流行に沿ったエクステリアや、トータルイルミネーションシステムやドライブコンピュータなど、未来的な内装により、ヒット作となりました。

日産シルビア

1979年3月発売
乗車定員:5人
ボディタイプ
2ドアハードトップ/3ドアハッチバック
全長:4,400mm
全幅:1,680mm
全高:1,310mm
ホイールベース:2,400mm

日産シルビア

エンジン
Z18 直列4気筒SOHC 1,770cc
Z18ET 直列4気筒SOHCターボ 1,770cc
Z20E 直列4気筒SOHC 1,952cc
FJ20E 直列4気筒DOHC 1,990cc
最高出力
Z18:105ps/6,000rpm
Z18ET;135ps/6,000rpm
Z20E:120ps/5,600rpm
FJ20E:150ps/6,000rpm
最大トルク
Z18:15.0kbf・m/3,600rpm
Z18ET;20.0kbf・m/3,600rpm
Z20E:17.0kbf・m/3,600rpm
FJ20E:18.5kbf・m/4,800rpm
変速機:3速AT/4速MT/5速MT
駆動方式:FR

4代目S12型日産シルビア

リトラクタブルヘッドライトを採用して、より直線的なデザインになった4代目日産シルビア
マイナーチェンジ後は兄弟車のガゼールが廃止されシルビアに統一されました。

日産シルビア

1983年8月発売
乗車定員:5人
ボディタイプ
2ドアクーペ/3ドアハッチバック
全長:4,430mm
全幅:1,660mm
全高:1,330mm
ホイールベース:2,425mm

日産シルビア

エンジン
CA18S 直列4気筒SOHC 1,800cc
CA18E 直列4気筒SOHCターボ 1,800cc
CA18ET 直列4気筒SOHC 1,800cc
FJ20E 直列4気筒DOHC 1,990cc
最高出力
CA18S:100ps/5,600rpm
CA18E;110ps/5,600rpm
CA18ET:135ps/6,000rpm
FJ20E:150ps/6,000rpm
FJ20ET:190ps/6,400rpm
最大トルク
CA18S:15.2kbf・m/2,800rpm
CA18E;16.5kbf・m/3,600rpm
CA18ET:20.0kbf・m/3,600rpm
FJ20E:18.5kbf・m/4,800rpm
FJ29ET:23.0kbf・m/4,800rpm
変速機:4速MT/5速MT
駆動方式:FR

5代目S13型日産シルビア

S13シルビアのキャッチコピー「ART FORCE SILVIA」が示すとおり、ワイド&ローの流麗なボディに4輪操舵システムのHICAS-IIなどの先進装備、手頃なサイズのFRスポーツカーとして若者を中心に大ヒットしました。

日産シルビア

1988年5月発売
乗車定員:4人
ボディタイプ
2ドアクーペ/2ドアコンバーチブル
全長:4,470mm
全幅:1,690mm
全高:1,290mm
ホイールベース:2,475mm

日産シルビア

エンジン
CA18DE 直列4気筒DOHC 1,800cc
CA18DET 直列4気筒DOHCターボ 1,800cc
SR20DE 直列4気筒DOHC 1,998cc
SR20DET 直列4気筒DOHC 1,998cc
最高出力
CA18DE:135ps/6,400rpm
CA18DET;175ps/6,400rpm
SR20DE:140ps/6,400rpm
SR20DET:205ps/6,000rpm
最大トルク
CA18DE:16.2kbf・m/5,200rpm
CA18DET;23.0kbf・m/4,000rpm
SR20DE:18.2kbf・m/4,800rpm
SR20DET:28.0kbf・m/4,000rpm
変速機:4速MT/5速MT
駆動方式:FR

日産180SX(ワンエイティエスエックス)

S13シルビアからはクーペボディオンリーになり3ドアハッチバックは180SXの名称で発売されるようになりました。
ただし、180SXはハッチバックではなくリアトランクしか開口しないため3ドアクーペと呼ばれています。

6代目S14型日産シルビア

大ヒットしたS13シルビアの後を受けて開発、生産されたS14シルビアでしたが、大きくなったボディと平凡なスタイリングに、あまり評価されなかったようです。

日産シルビア

1993年10月発売
乗車定員:5人
ボディタイプ:2ドアハードトップ
全長:4,520mm
全幅:1,730mm
全高:1,295mm
ホイールベース:2,340mm

日産シルビア

エンジン
SR20DE 直列4気筒DOHC 1,998cc
SR20DET 直列4気筒DOHCターボ 1,998cc
最高出力
SR20DE:160ps/6,400rpm
SR20DET;220ps/6,000rpm
最大トルク
SR20DE:19.2kbf・m/4,800rpm
SR20DET;28.0kbf・m/4,800rpm
変速機:4速AT/5速MT
駆動方式:FR

日産シルビア

1996年マイナーチェンジしてヘッドライトのデザインを変更するなどしました。

7代目S15型日産シルビア

ボディサイズを5ナンバーに戻してスポーツカー色を強く打ち出した7代目日産シルビア
しかし、排ガス規制やスポーツカー不遇の時代により2002年8月で生産終了となりました。

日産シルビア

1999年1月発売
乗車定員:5人
ボディタイプ:2ドアハードトップ
全長:4,445mm
全幅:1,695mm
全高:1,285mm
ホイールベース:2,525mm

日産シルビア

エンジン
SR20DE 直列4気筒DOHC 1,998cc
SR20DET 直列4気筒DOHCターボ 1,998cc
最高出力
SR20DE:165ps/6,400rpm
SR20DET;250ps/6,400rpm
最大トルク
SR20DE:19.6kbf・m/4,800rpm
SR20DET;28.0kbf・m/4,800rpm
変速機:4速AT/5速MT/6速MT
駆動方式:FR

時代の最先端を走ったスペシャリティカー、日産シルビアの歴史を見てきました。
最近はまたスポーティなクルマが求められる時代になってきたようですので日産シルビアの復活を期待したいですね!!

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ