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『日本唯一のスーパーカー』、伝説の「トヨタ 2000GT」とは。

『日本唯一のスーパーカー』とまで言われた伝説の「トヨタ 2000GT」をご存知だろうか。
車好きならば一度は憧れる1960年代を代表する名車である。
ここではその名車であるトヨタ2000GTについて価格と共に知っていこうと思う。

伝説・トヨタの2000GTとは?

まずは本命、トヨタの2000GTについて簡単に知って行きましょう。

2000ccGT(Grand Tourismo)から命名された「トヨタ 2000GT」。

トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発し、ヤマハ製エンジンを搭載したクーペタイプ(スポーツカー)の高級車です。型式は「MF10」と「MF12L」。
又、極少数ではあるが廉価版としてOHCエンジンの2300ccモデルが製造された。

ヤマハ本社にて展示されている2000GT、3台しか生産されなかったゴールド塗装車のうちの1台。シャシー番号10132

・デザイン 野崎喩
・乗車定員  2名
・ボディタイプ 3ドアハッチバック

・エンジン MF10型 1988cc 3M型直列6気筒 DOHC , MF12L型 2253cc 2M-B型直列6気筒 OHC
・最高出力 MF10型 150ps/6600rpm , MF12L型 140PS/5800rpm
・最大トルク MF10型 18.0kgf·m/5,000rpm , MF12L型 20.5kg-m/3800rpm
・変速機 2000GT専用5速MT(他に3速ATの設定あり)
・駆動方式 FR
・サスペンション 4輪ダブルウィッシュボーン(コイルスプリング)

・全長 4175mm
・全幅 1600mm
・全高 1160mm
・ホイールベース 2330mm
・車両重量 1120kg

出典:http://ja.wikipedia.org

クラシックカーとはいえ知っておきたい「燃費」について。
調べてみると、
燃費率は15.0km/L(55km/h定速)。

燃費が悪いと言われている為か、思った程は「良い」とも「悪い」とも両方の声が聞こえた。

トヨタ 2000GTグレード別価格比較

グレード別で価格比較・・・といきたい所だが、そもそも「トヨタの2000GT」は販売数の少ない幻の車である為、ここでは販売されたモデルをご紹介していきたいと思います。

発売価格は当時の価格で238万円。今で換算すると1500万円~2000万円程度に相当するようです。
生産終了後、日本車としては最高値である1155000ドル(約1億1800万円)で落札されました。
次元の違う話で頭が追いついてきません。

前期型(1967年5月から1969年7月生産)

トヨタ 2000GT MF10型

(フロント)

トヨタ 2000GT MF10型

(リア)

後期型(1969年8月から1970年10月生産)

北米仕様・MF12L

前期型と後期型の違いとは?

前期型と後期型では、次の点が異なる。

・フロントマスク部のデザイン変更(フォグランプのリムが小型化され、グリルとの一体感を増し、よりモダンな印象を与えるデザインとなった。)
・フロントウィンカーランプカバーおよびリアサイドリフレクターの形状変更・大型化
・オイルクーラーの冷却用ルーバーパネルが凸型から凹型へ
・インパネ部のデザイン変更
・ステアリングホイールのホーンボタンの形状変更・大型化
・ヘッドレストの追加
・車内のドアハンドルの形状変更
・カークーラーの追加
・トヨタ ライド(AT)タイプの追加

出典:https://ja.wikipedia.org

当然ながらというべきか、普段その姿を見かけることはほとんどないと言ってもいい。
しかし、その認知度の高さからイベントなどに姿を見せてくれる事が多いので、見たい人はイベントへ行ってみると良いだろう。

トヨタ 2000GTの評価

さて、とても素晴らしすぎる価格のトヨタ 2000GTですが、その評価を見にいってみましょう。

永遠の名車トヨタ2000GT

恋してしまいそうなお目目も魅力の一つ♪

「周りの視線を集めるようなしなやかなボディ」

「フェラーリやランボルギーニより目立ちます。圧倒的な名車ですから。
エンジンサウンドがよいです」

悪い点は、

「フライホイールが重く、ピックアップも重い感じ、かといって 4000から5000回転を過ぎて回して行っても劇的な変化は訪れず、逆に苦しくなる」

「クラッチ2度踏み(Wクラッチ)しないとだめなのと、消耗部品は入手可能ですが、それ以外は
特注してもらわないと無理。それと意外に速度でません」

とこのような声が聞こえてきました。
時代を体験するならば最高の車。しかしその貴重性の為簡単には手が出ません。

【Movie】トヨタ2000GT(前編)

337台しか生産されなかった幻のスポーツカー「トヨタ 2000GT」。そのトヨタ2000GTが動画で見る事が出来ます。

【Movie】トヨタ2000GT(後編)

トヨタ 2000GTのライバル車との価格比較

トヨタ 2000GTのライバル車とはどういった車があるのでしょうか。比較して見ていきます。

GT-Rと同じエンジンを搭載した「日産 フェアレディZ」

日産・フェアレディZ(初代) S30/S31型 Z-L 1970年モデル

初代 S30/S31型系(1969年 - 1978年)。
1969年に先代モデルであるオープンボディのダットサン・フェアレディに代わって発売された。
ヨーロッパ製の高級GTに匹敵するスペックと魅力あるスタイルを兼ね備えながら、格段に廉価であったことで、北米市場を中心に大ヒットした。
日産自動車の輸出モデルの総称でもある「DATSUN」の名を世界に知らしめた日産の記念碑的車両である。

出典:http://ja.wikipedia.org

今でこそ日本の技術力は世界に通じているが、当時は世界と比べると遅れを取っていた。

当時の価格は廉価版「Z」が84万円、「Z-L」が105万円と比較的安価であった事から爆発的ヒットに繋がった。
「432」は182万円、後に追加された「240ZG」は150万円である。

スカイライン2000GT-R

ニッサン・スカイライン2000GT-R KPGC10型

日産自動車がスカイラインの最上級グレードとして生産・販売をしたスポーツカー。
愛称は「ハコスカ」。

先代プリンス・スカイライン2000GT-B(S54B-II型)の後継車で、1969年2月に初代GT-R(PGC10型)として発売された。
当時の価格は車両価格で150万円。エンジン単体では70万円と高価だった。

トヨタ 2000GTを検討した人の声

貴重性が高い為に必然と市場の流通量も少なくなります。
中古車の取り扱いも価格は「応談」の状態だとか...。

「トヨタ2000GT 1967年モデル」

Dittoz7
「こんな車はこれまで見たことがない。
目が釘付けになって、ほとんど気絶してしまったよ・・・」

spatterlight
「バーのないモデルは私がこれまで見た中で最も美しいトヨタの車だよ。
おそらく最も美しい日本の自動車の時代だっただろうね。」

「走りやすくきれいで高さがちょうどいいが、家族向けではないのがつらい」

まとめ

日本を代表する名車である事から手が出しにくいのは確かだが、歴史に名を刻んだ「トヨタ2000GT」は今も昔も憧れの的であり続ける事に変わりはないだろう。

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