リニューアルした人気の小型車フィアット500の気になる燃費を紹介！

ルパン三世の影響もあって、最も有名で人気のある外車の一つである、フィアット500について、簡単に紹介します。

現行モデルのデザインのベースとなったのが、1950年代から1970年代にかけて、イタリアの大衆車として人気のあったヌオーヴァ500(2代目フィアット500)です。
コンパクトなボディながら4人乗りを実現した、空冷2気筒RR駆動の車です。

そして、フィアット500は、ヌオーヴァ500の誕生50周年にあたる2007年7月に生まれ変わってデビューしました。（日本デビューは2008年3月）
ヌオーヴァ500を彷彿とさせるデザインで全世界で150万台以上販売される大人気の車となりました。
4人乗りでFF駆動となっています。
エンジンは当初1.2Lと1.4Lの4気筒のみでしたが、のちに2気筒0.9LのTwinAirターボが追加され、START＆STOPシステム(アイドリングストップ機能)も備わったことにより低燃費化が実現されています。
また、500Cのカブリオレモデルや500Sのスポーツモデル、500L(日本未導入)や500Xといった派生モデルも誕生しています。

それから、フィアット500は2015年7月にモデルチェンジしました。（日本導入は2016年1月）
主にデザインの変更で、細かい部分を入れると180箇所にも及びましたが、見た目のテイストはそのままに、ちょっとモダンな感じに変わっています。
デザインがメインの変更だったため燃費はモデルチェンジ前と大差ありません。

フィアット500のメーカー希望小売価格(税込み)は以下のようになっています。
・1.2 Pop：1,998,000円
・TwinAir Pop：2,289,600円
・TwinAir Lounge：2,592,000円

それでは、お待ちかねのフィアット500の燃費はどうなっているのでしょう？

フィアット500の燃費は、エンジン別に以下のようになっています。（JC08モード）
・1.2直列4気筒SOHC：19.4km/L
・TwinAir直列2気筒マルチエアインタークーラーターボ：24.0km/L

フィアット500はハイブリットカーではありませんが、TwinAirエンジンにいたっては、24.0km/Lの燃費を実現させており、とても優秀な車だと言えるでしょう。

ハイブリットカーにも迫る燃費のフィアット500の実燃費はどうなっているのでしょう？

フィアット500の実燃費を調査したところ以下のような情報となっています。
・1.2：13～16km/L
・TwinAir：10～18km/L

運転方法に依存しますが、1.2モデルよりもTwinAirモデルの方がバラつきが大きいようです。

フィアット500の燃費に対する評価を確認してみましょう。

「街乗りやスポーティーな運転をするとTwinAirモデルは1.2モデルより燃費が悪い」という声がありました。
カタログ上は1.2モデルよりTwinAirモデルの方が低燃費ですが、運転状況や方法によって逆転するようです。

また、
「ECOモードのON状態とOFF状態とで走りの性格が全然異なる」という声がありました。
燃費を気にするのであればECOモードはONの方がいいのでしょうが、走りにこだわりたい人にとってはECOモードでは物足りないようです。

フィアット500は、エンジンやモードによってクセがあるようですね。
その辺に低燃費運転のカギがありそうですね。

フィアット500の燃費を考えた効果的な運転はどんなものなのでしょうか？

フィアット500に限らず、一般的な車の運転にも該当しますが、急激な加速をしない。一定の速度での走行を心がける。
といったところだと思います。
特に、TwinAirモデルは、運転方法による燃費の影響が大きいようです。

またフィアット500は、ECOモードがありますので、当然、ECOモードをON状態にした方が、低燃費となります。ただし、加速に不満が残りますが。

フィアット500の燃費について紹介してきましたが、国産の似たようなクラスの小型車の燃費はどうなっているのか、調査してみました。

アイドリングストップ機能付きモデルで見てみると、
燃費は、23.0km/L
実燃費は、15km/L台となっています。

一般的に外車は燃費が悪いイメージがありますが、フィアット500の燃費は国産車に負けないものとなっています。

ここまで、フィアット500の燃費について紹介してきましたが、どうでしたか？

一般的に低燃費といえばハイブリッド車というイメージですが、フィアット500も負けじと低燃費を実現させています。
燃費を考えると国産車と思っていた人も、一度、フィアット500を含めた欧州車も検討してみてはどうでしょうか？