記事ID13420のサムネイル画像

車内を静かにしたい!クルマの静粛性を高める静音化の方法を紹介する

車に「静かさ」を求めるユーザーが多い日本では、騒音が少ないことが高級車たる条件の一つとされています。今回は今乗っている車を静音化したい!ノイズを少なくしたい!という方に、リーズナブルな値段で簡単にできて効果のある静音化方法をいくつかご紹介します。

車内の騒音

家族や友人とのドライブ中、「会話が聞こえにくい」、そんな経験今までにありませんか?快適なドライブを邪魔しているのは、車の走行中に発生するたくさんの騒音です。
騒音の発生を減らしたり、車内に侵入する騒音を防ぐことができれば、車の運転は今以上に楽しく快適になるでしょうね。

車内の騒音

車内の騒音の原因

車内の騒音

普段走行している時、よく聞こえている車の音はエンジン音。そしてタイヤによって起きる音「ロードノイズ」ですね。車の速度が上がってくると「風切り音」も気になりだします。新車のうちはそれほどでもないのですが、古くなってくると「きしみ音」や「ビビり音」もでてきます。

それでは、車内の静音化について説明する前に、騒音の発生源を探してみましょう。

騒音の発生源-その1「エンジン・ミッション・サスペンション」

エンジン音

車の走行時のエンジン音が、ボンネット内で反響し車内に侵入します。

騒音の発生源-その2「ロードノイズ」

ロードノイズ

車の走行中、路面の刺激によって車室内に発生する騒音です。路面の凹凸によってタイヤが弾性振動し、その振動がサスペンション、車体に伝達されて音を発します。

騒音の発生源-その3「ビビリ音・きしみ音」

エンジンの振動、ロードノイズなど車の走行時の振動でによって、車体部品や小物類が振動し、それらが触れ合って発生するノイズ。 「ビビビビビビビビビ」と、とても耳障りな音で、内装の建て付けなどが原因で発生することが多い。

③ビビリ音・きしみ音

案外、グローブボックスのCDケースが発生源だったりする場合もあります。ダッシュボードやドア・リアハッチ付近のガタつきが発生します。

騒音の発生源-その4「風切り音」

走行中、車体まわりの気流の乱れ、渦による圧力変動によって発生する音の総称で、風騒音ともいいます。

④風切り音

風切り音は、車速とともに増大し、高速走行時の車内騒音に占める割合が大きい騒音です。

それでは、いよいよ車内の静音化方法を紹介していきましょう。

車内の静音化-その1「静かなタイヤに替える」

車の静音化には、「静かなタイヤに替える」という方法は有効な手段です。静かなタイヤとは「コンフォートタイヤ」というカテゴリーに入るタイヤですが、近年ではさらに静粛性と快適性を極めた「プレミアムコンフォートタイヤ」も人気を集めています。

プレミアムコンフォートタイヤ

2015年1月に発売された、レグノGR-XI。レグノシリーズ現在発売されているプレミアムコンフォートタイヤの最高峰ともいえるタイヤです。

車内の静音化に貢献するプレミアムコンフォートにラインアップされるブランドは、ブリヂストン「REGNO」、ヨコハマ「ADVAN」、ダンロップ「VEURO」、トーヨー「PROXES」、グッドイヤー「E-GRIP」「EAGLE」、ミシュラン「PRIMACY」、ピレリ「Cinturato」などがあります。

車内の静音化-その2「遮音シート・吸音シートで防音」

車には元々静音化に有効なたくさんの遮音シート・吸音シートが随所に使われています。紹介するのはフロア周りの静音化に有効な「後付」の遮音・吸音シートです。

遮音シート〔車内の静音化〕

シート、サイドシルトリム、コンソールボックスを取り外し、床のマットを取り外し遮音シートを敷く。

反物としてクルマの床やトランクの形状に合わせて自分で切って使うタイプのほか、すでに車種別に「成型」されているものもあります。反物タイプに比べると少し値段は高くはなりますが、初心者はこちらがオススメです。様々なメーカーから発売されています。住宅用に販売されている遮音・吸音シートも車内の静音化には有効です。

耐熱吸音シート〔車内の静音化〕

ボンネット裏面やダッシュパネルに使用することで吸音・遮音効果により室内へのエンジン音がマイルドになり車内の静音化効果があがります。
エンジンルーム内の静音化対策に効果的な商品です。

車内の静音化-その3「静音テープで風切り音・ロードノイズ対策」

冷暖房の効果をアップするため、家の中でも使われるすきまテープに似た車内静音化商品です。使い方もほぼ同じで両面テープで貼りつけます。ドア開口部のフチやボンネットの周囲、ピラーに沿って貼ることで静音化効果が得られます。車内の気密性が高まるため冷暖房効果もアップしますし、カーオーディオの音も格段によくなります。

静音テープ〔車内の静音化〕

静音テープは、ドアとボディの密着性を高め、走行中の風切り音を低減する、車の静音化に有効なテープです。

整音テープの施工箇所

ドア、ハッチ、ボンネット、トランク等の蓋物のフチに貼り隙間を埋めます。風切り音の静音化に有効です。

さらに、ドアを閉めたときの音も、金属系の安っぽい音ではなく、高級車のような重厚な音に変わる効果もあります。

車内の静音化-その4「タイヤハウスにスプレーする防音材」

「タイヤハウス静音スプレー」はタイヤハウス内に吹き付けるだけで、厚く柔軟な塗膜を形成します。雨水や小石などの衝撃音を緩和し、ノイズを低減し静音化に貢献します。

タイヤハウス静音化スプレー〔車内の静音化〕

タイヤハウス内から発生するロードノイズを低減し、静音化に効果があります。吹き付けるだけで簡単に施工できる静音化方法です。

タイヤハウス静音スプレー施工

タイヤを外して、足回りなどに付着しないよう周囲を養生して使ってください。

他にも、似たような静音化効果が得られるスプレータイプのものもあります。
これらの遮音材は、タイヤからのノイズ、とくに雨の日の水しぶきなどのノイズに絶大な効果があるほか、さびや腐食から車の下周りを守る効果もあります

まとめ

車内の静音化について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ