その症状！キャブレターのオーバーホールが必要でないですか？

キャブレターのオーバーホールをこれまでしたことはおありでしょうか？そもそもキャブレターとは何でしょうか？オーバーホールって何ですか？キャブレターのオーバーホールはなんのために、そしてどのようなメリットがあるのでしょうか。この記事を通してキャブレターのオーバーホールについての考えを深めていただければ嬉しいです。

キャブレターのオーバーホールを考える前に、まずはキャブレターについてご紹介したいと思います。キャブレターははガソリンや液化石油ガスなどを燃料として予混合燃焼機関内で、電気などの動力源を利用することなく燃料を空気と混合する装置のことです。

これを考えるのに、もしかしたらファミリーレストランのドリンクバーコーナーについてご想像なさってみてください。100％のジュースの注ぎ口には大抵水が出る箇所とジュースの果汁が出る箇所と二手に分かれているのではないでしょうか。これによってジュースの濃度を丁度よくしているわけです。

キャブレターも似ていて、最適なガソリンの濃度で走ることができるように独特な創りになっています。そのキャブレターの中で、ガソリンと空気が混合されているのです。それによってその車種にとって都合の良い混合比率のガソリン噴射になる訳です。

ではそのキャブレターにオーバーホールが必要になるというのは一体どういうことなのでしょうか。オーバーホールとは何ですか？ここからキャブレターのオーバーホールについてお話ししていきたいと思います。

キャブレターにオーバーホールが必要になるというのは一体どういうことなのでしょうか。その前にオーバーホールについてご紹介したいと思います。

「オーバーホール」とはシンプルにご説明するならば、分解整備のことです。
キャブレターの内部には非常に小さな通路がたくさんあります。そして、このキャブレターの内部の通路の大きさなどによって混合気（空気と燃料）の比率を決めているのです。

キャブレターの内部は小さい通路ですから、ご想像の通り詰まりやすいパーツと言うことができます。このャブレターが混合比を決めるわけですから精度も非常に重要になるという訳です。

ですから、「キャブレターのオーバーホール」とは、気化器を分解整備すること、と言えますし、キャブレターのオーバーホールが必要になるのは、キャブレター内部が詰まりやすいからということになります。

自分でキャブレターのオーバーホールを行う場合はパーツを分解した際に、分解する前の全体写真と、パーツごとの部分写真を全て事前に携帯カメラなどで必ず撮影しておくことが良いでしょう。

もしキャブレターのオーバーホールを行う間に、わからなくなったら、なんとなく取り付けて組みなおすのではなく、キャブレターのオーバーホールを行う費用が多少なりともかかったとしても近くの店舗で確認しながら組み直してもらうことが大切です。

　

ご自身でオーバーホールをしている際に失敗するケースは、大抵洗浄などの工程ではなく、最後の組み直し時に起こります。組みなおす順番を間違えたり、部品の場所がわからなくなったりするケースが大半と言えるでしょう。

ですから、キャブレターのオーバーホールですが、キャブレターの洗浄程度なら比較的簡単に行うことが可能だと思われますが、初めてのオーバーホールの場合は、事前に撮影しておいたキャブレターのオーバーホールの写真などを見ながら行っていくことをお勧めします。

「アイドリングが安定していない」
「信号待ちでエンストをする」
「キャブレターからガソリンが漏れている」
「エンジンの吹きつけが悪い」
「加速中に息つきをする」
「長期間放置したためエンジンがかからない」

いかがだったでしょうか？キャブレターのオーバーホールについていくらかお話ししてきました。キャブレターのオーバーホールが必要になるサインは車種によってまちまちですが上述の内容を踏まえてご自身の車体にキャブレターのオーバーホールが必要かどうかお考えになると良いかもしれませんね。

キャブレターのオーバーホール後の車の状態はすぐにお分かりになる程の違いがあることでしょう。快適なカーライフと車体の寿命に影響するキャブレターのオーバーホールを一度ご検討いただけるかもしれませんね。