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悪用されます運転免許証!紛失の危険性と対処法をまとめました!

普段何気なく携帯している運転免許証。普段は身分証明くらいでしか使うことがないですがもし紛失して他の人の手にいってしまうと悪用される可能性があります。そこで運転免許証の紛失による悪用の危険性と、紛失時の対象方法をまとめましたので是非参考にしてください。

運転免許証は個人情報の塊

運転免許証は名前・住所・生年月日・写真まで載っており、もし紛失などで他の人の手に渡るようなことがあれば悪用されるリスクがあります。仮に財布ごと落としていた場合はキャッシュカードやクレジットカードの暗証番号などの解読に使われてしまう危険があります。

運転免許証紛失による悪用の事例

クレジットカードやキャッシュカードのように直接お金に関わらないから紛失しても大丈夫なんてことは絶対ありません。身分証明として絶対的な効力のある運転免許証は悪用される危険性がかなり高いのです。具体的な運転免許証の紛失による悪用の事例がいくつもあります。

消費者金融などの貸出に利用

大手の消費者金融であれば顔認証など確認がしっかりしているので悪用により貸出しされる可能性は低いですが、全部の業者がそうとは限りません。怪しい審査をしているところでは運転免許証だけで悪用されてしまう可能性があります。

クレジットカード発行

通常は厳密な審査にてクレジットカードは発行されますが中には即日発行というクレジットカードもあり、運転免許証の情報と持参で発行できる場合もあります。審査が甘かったり、対応したスタッフがアルバイトなどで運転免許証をちゃんとチェックせず手続きする場合もありますので悪用の危険性があります。

携帯電話の契約や課金

転売目的でスマートフォンの契約やアカウント作成によりアプリの課金やショッピングで悪用されるケースもあります。運転免許証があれば契約は十分可能なので悪用の危険が高いです。

口座開設

振り込み詐欺などのための口座開設に使われるケースもあるそうです。運転免許証には住所が明記してあるため悪用されやすいのです。

悪用されたら責任は自分??

もし運転免許証を紛失し他の誰かが悪用した場合、身に覚えのない請求書や、消費者金融やクレジットカードの会社からの書類が届くはずです。この時点で自分は契約者として契約や支払いの義務が発生したと思いますがそうではありません。
悪用された事実を理解した上で正しい行動をとりましょう。

本人の意思に基づいた契約ではない

請求を全て鵜呑みにして支払う必要はありません。紛失による悪用は本人の意思ではないのでその契約は無効になります。そんな契約は知らないと言えば契約履行の責任はありません。仮にヤミ金などの悪質で高圧的な取り立てがあっても相手にする必要はなく警察に届け出ればいいのです。
運転免許証で様々な契約ができてしまう悪用の手口も巧妙なのです。

決して支払わないこと

何千円であろうが何百万であろうが1円でも支払えば請求や契約を「容認」したことになりその全ての金額を支払わなくてはなりません。支払ってから紛失による悪用だったと気づいてももう遅いのです。悪用した側は払おうが払わなかろうがう関係ないのです。

運転免許証を紛失に気づいたら!悪用防止!

運転免許証を紛失したらすぐに行動を移しましょう!悪用の被害を出来る限り少なくするには早期行動、どうすればいいかをしっかり把握しておくことが大切です。
手間ですが事が悪用が起きてからだともっと面倒くさいことになっています。紛失に留めることで被害は最小限に抑えましょう。

①警察署に届けを出す

運転免許証の紛失後まずやることは最寄りの警察署や交番に行って遺失届を出しましょう。もし悪用された場合の証明にもなります。警察にしっかりと自分の手元にないことを証明してもらうことが重要です。
運転免許証は遺失届がなくても警察に届いた場合は本人に連絡がいくようにはなっていますが悪用される可能性がありますので紛失した際は必ず遺失届を出して下さい。

②再発行の手続きを行う

紛失した運転免許証は再発行の手続きがなければ免許証がないままになっていまいます。
警察署でも再発行は出来ますが届くまでに約3週間ほどかかっていまいます。
一方免許センターでは当日に発行してもらえるので、普段運転される方は免許センターでの再発行をおすすめします。

どのような理由があっても本人以外は手続きが出来ません。

再発行時に必要なもの

・再発行申請書・・・窓口にある書類に記入します

・運転免許証紛失・盗難てん末書・・・窓口にある書類に記入します

・身分証明証・・・住民票・健康保険証・学生証・年金手帳など

・証明写真・・・6ヶ月以内に撮ったもので縦3cm横2.4cmのサイズです

・印鑑・・・シャチハタ不可

・再発行手数料・・・3500円

③信用情報機関への申告

紛失したら警察への届け出同じくらい重要なことで悪用を防ぐために信用機関への連絡と手続きをしましょう。「運転免許証を紛失した」という事実を記録として残しておくこと、つまり「本人申告」を行うことで与信審査の際にその情報が記録されているので悪用でのクレジットカードや口座の作成、消費者金融の利用を防ぐことができます。

各申告先は以下の通りで、郵送にて受付可能です。

銀行系・・・全国銀行個人信用情報センター(全国銀行協会)

クレジット系・・・株式会社 シー・アイ・シー

消費者金融系・・・JICC(株式会社 日本信用情報機構)

再発行後に紛失した運転免許証が見つかったら

もし再発行した後に、紛失した運転免許証が見つかったら前の運転免許証は返納しなければなりません。手続きは免許センターや警察・交番・駐在所で可能です。

ちなみに・・・

運転免許証に記載してある免許証番号の下ひと桁は紛失や盗難による再発行の回数です。

紛失の場合は運転していいの!?

紛失や再発行の届けを出したからといって、運転免許証がない時に運転すれば道路交通法に違反したことになります。

免許不携帯による罰則がありますのでくれぐれも紛失したときは交通機関を使ったり、家族に乗せてもらうなどして最寄りの警察や免許センターに行かなくてはいけません。

決して人ごとではありません!

運転免許証は財布に入れていたりするケースが多く、運転時には必ず携帯しているので、外に持ち出すことが非常に多いです。
それだけ紛失するリスクもあります。起きてからではもう遅いです。紛失・悪用される危険を認識し日ごろから注意して携帯しましょう。
運転免許証の紛失は様々な機関への連絡や出向きが必要となるので悪用されるリスクよりも大切な時間を費やしてしまいます。

もし運転免許証を紛失してしまったら悪用防止のための即行動をお忘れなく。

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