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マイナーチェンジした新型ランクル200はどう生まれ変わったのか?

クロスカントリー4WDとして世界を席巻し続けるトヨタランクル、海外の中古市場でも常に高値が付き日本にある中古車も海外市場関連の方々に購入され続けている。2015年に大幅なマイナーチェンジを果たした新型ランクル200はどのような新型になったのか?検証します!

中古でも大人気、今でも中古車価格相場が下がらないランクル

クロスカントリー4WDの中心にあり続けるランクル

「どんな路面でも走ることができる!」をうたい文句にした車が大量に世の中にある昨今のSUV業界。それでも「パーツやカスタム性が非常に豊富」や「非常に壊れにくい」とか「たとえ壊れたとしても修理しやすい」等の理由から世界から高い評価を受け続けております。
中古車のランクルを購入する際にも、カスタムを好むファンが多いということで、カスタム車が非常に豊富にあることも中古相場高騰の原因になっております。

ちなみにランドクルーザーという名前の車が誕生したのが1954年になるため、同じ車名で販売されている車としては国内最長となります。次点はトヨタの「クラウン」になります(翌年55年)。

ランクル FJ25

中古相場も海外の人気ぶりにつられて高騰し続けているランクルですが、2015年にランドクルーザー200が大幅マイナーチェンジし新型ランクルとして世に送り出しております。
兄弟車である「レクサスLX」との違いがどういうところにあるのかも注視しつつ、この新型ランクルについて解析してみたいと思います!

新型ランクル200はどのように生まれ変わったのか?

新型ランクル200

もともと平成17年排出ガス規制に適合しなかったため、日本国内向けの生産が終了した先代ランクル100系でありその後を引き継いだのがランクル200になります。
(ランクル100はあまりの人気のため窃盗被害が多発した車でもあります)

新型ランクル200

そんなバトンタッチをして生まれたランクル200が新型として今回何が変わったのか、まずデザインが一新されております。フロントマスクが大幅に変更されており、ヘッドランプもLEDに変更されております。今までの従来のランクルと違って新型はシャープなフェイスになったと思います。

そして新型ランクル200となって最も進化したのは「安全装備」になります。

新型ランクル200は「Toyota Safety Sense P」が採用されている!

新型ランクル200の安全装備は万全

マイナーチェンジ前のランクルには「プリクラッシュセーフティシステム」が搭載されておりましたが、歩行者検知や車線逸脱に対するアラームシステム等はついておりませんでした。しかし、新型ランクル200にはミリ波レーダーと単眼カメラを併用されているため障害物と距離が離れていても検知でき車両だけでなく歩行者も見分けられるようになっております。

新型ランクル200にも搭載される「Toyota Safety Sense P」

Toyota Safety Sense Pは新型ランクル200の全グレード標準装備となります。

新型ランクル200が衝突の可能性があることを検知した場合、警報が発動します。さらに回避動作が間に合わない場合にも自動ブレーキが作動します。車両に対する衝突検知は高速道路でも対応しており、歩行者への衝突検知は時速80kmまで作動いたします。通常の道路にて時速80km以上で車を走らせることはほとんどないため、十分な機能となっております。

新型ランクル200には先行車との車間距離を保って追従走行するレーダークルーズコントロール、車線逸脱の可能性をドライバーに知らせるレーンディパーチャーアラート、ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポートするオートマチックハイビームも「Toyota Safety Sense P」として搭載されます。

新型ランクルは世界初機能付きの「マルチテレインモニター」搭載可能

トヨタ初採用のアンダーフロアビュー

新型ランクル200のオプション装備として登場します。

車両の周囲の状況を4つのカメラで映し出し、ドライバーの安全確認をサポートするシステムです。
フロントグリル、左右ドアミラー、バックドアガーニッシュにカメラが搭載されており、スイッチで切り替えることで、
ドライバーの死角になりやすい車両周辺の路面状況をディスプレイに表示します。

出典:http://toyota.jp

新型ランクル200にオプション装備として存在するマルチテレインモニターとは上述の通り走行を支援するシステムになります。

特に「アンダーフロアビュー」はトヨタ初採用のオフロード向けのシステムで、3メートル先からあらかじめ撮影し、タイヤの位置や車両の位置を表示させるという非常に画期的なシステムです。新型ランクルはこの機能によりさらに危険回避をしやすくなり、オフロード走行により強くなります。

新型ランクル200のエンジンは?

新型ランクル200はさらにオフロードに強くなる!

新型ランクル200に搭載されるエンジンは4.6リッターのガソリンV型8気筒、318馬力で6速ATとの組み合せになっております。燃費はZXが「6.7km/L」、AXとGXは「6.9km/L」になります。

新型ランクル200の価格は?

新型ランクル200の価格はどうか

新型ランクル200のベーシックグレードのGXが「472万8437円」となっており、最上級グレードのZXは「682万5600円」となっております。

もともとランクは国産車でも最高ランクの価格帯に今までありましたので、今回の新型の価格も驚きは少なかったです。世界的に人気のある車種であるため、この新型も大歓迎で世の中に迎えられているようです。

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