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どう運転するの?ポイントは?雪道を運転するポイントのまとめ

冬になると雪道を運転する機会が増えてきます。しっかりと除雪、融雪されていれば問題ないのですが、なかなかそうもいかないのが雪道です。今回はそんな雪道での運転のポイントをまとめてみました。事故を起こさないように雪道運転のポイントを参考にしてみてください。

雪道の運転、大丈夫ですか?

寒い季節が近づいてくると、雪が心配になってきますね。
免許を取り立て、ペーパードライバーの方は特にですが、雪道の運転に慣れていない人にとっては冬場の天候は非常に気になるものです。

今回は雪道の運転に関する情報をまとめてみます。
雪国に住んではいないけどスキーやスノーボードなどに行こうと思っている方や雪国に引っ越した方などに雪道運転の参考にしていただければ幸いです。

雪道を運転するには事前に準備を!

まずは雪道を運転する前に事前にしておくべき準備をご紹介していきます。
雪道を運転するための事前準備とは一体どんなものがあるのでしょうか。

タイヤの準備!

まず、雪道を走るにはサマータイヤではいけません!
スタッドレスという雪道にも強いタイヤを装着しておく必要があります。

ノーマルタイヤで雪道を走った結果

スタッドレスは雪の予報が出てからの準備では少々遅いので、寒くなり雪がちらつく季節になる前、気温が10℃を下回り始めたら購入し、履き替えておく必要があります。
直前になるとタイヤ交換が非常に混み合うため、早めの準備がオススメです。

雪道の運転のポイント①駆動方式

次は雪道を運転する際のポイントをまとめます。
雪道での運転のポイントは車の駆動や走行する道路の状況などで違ってきます。

まず、共通する雪道運転のポイントは「むやみにフットブレーキをかけない」、「車間距離はいつもの2倍」、「ブレーキの際ハンドルを切らない」、「轍を走る」の4つです。

ブレーキはエンジンブレーキを多用し、また制動距離が伸びるため車間距離に気をつけます。
また雪道でハンドルを切っている状態でブレーキをかけると確実に滑るので事前の減速を心掛けましょう。
あとは前の車が走った後の轍を走るようにしましょう。

FF車

FF車は「進むけど曲がれない」車です。
発進時にあまりふらつかないので直線でついついスピードを出してしまいがちですが、突っ込み重視ではなく、立ち上がり重視の運転を日頃から心がけましょう。

FR車

FR車はアクセルを踏めば踏むほど車はくるくるまわります。
ハンドルをきっているときはアクセルやブレーキは踏まず離さずキープが原則です。
登りの強いアクセルや急なシフトダウンも後輪が空転する原因となります。

4WD車

4WD車は発進時はスタック時の脱出性能は高いのですが、コーナリングが苦手です。
一度すべると直すのが困難で、コーナリングの場面は非常に慎重な運転が必要です。

雪道運転のポイント②走行する道路の状況

次に走行する道路の状況別の雪道運転のポイントをご紹介します。
道路の状況によって気をつけるポイントとは一体どんなことなのでしょうか。

坂道

坂道では登りは勢い良く、下りはゆっくりが原則です。
下りはブレーキが利かなくなるため、速度を落としブレーキの利き具合を確かめながらゆっくり下りましょう。

FF車は上り坂には弱いため、速度を落とさないよう車間距離を確保したり、カープの進入などに注意を払うようにしましょう。
FF、FR車は上り坂の途中で停まらないよう気をつけ、すれ違う際は登りの車が停まらなくてもよいように配慮しましょう。

カーブ

カーブでは手前で十分減速することが大切です。
カーブの途中でブレーキを踏むと滑りやすいので注意が必要です。
また、車が完全に進行方向に向くまではアクセルを踏まないことも大切です。
カーブの中ではブレーキやアクセル操作をしないことがポイントですね。

交差点

交差点では他の車がオーバーランしてくるのを防ぐために停止線から数メートル手前で車を停めると安全です。
交差点の円滑な通行にも役立つため、重要なポイントとなります。

右左折する場合は十分減速してからハンドルを切りましょう。
減速が十分でないとハンドルを切ってもそのまま直進することがあります。
信号の手前で青から黄色に変わった時の判断・対応が難しいですが、右左折する場合は無理は禁物です。

トンネル

トンネルの入口と出口は要注意です。
天気がよい時、入口ではトンネルの中が見えなくなりますし、車が雪を中まで持ち込み路面が凍結していることもあります。

入口付近での事故も多いため、十分注意しなければいけません。
さらに出口は天候の変化が激しく前方を良く見て運転しなければ事故につながる可能性もあります。

橋は地熱がなく、水蒸気が付着しやすいため一般道路が凍結していない時でも凍っている場合があります。
また橋では霧も発生しやすいため、運転には注意が必要です。

雪道運転のポイント③雪の状態

最後は雪の状況に応じた雪道運転ポイントをご紹介します。
雪道と一口で言っても雪の状況にもいろいろあるため、注意が必要です。

新雪

雪が積もったばかりの道路は、どこまでが道でどこからが側溝なのかわかりにくく、あまり左寄りに走っていると側溝にはまってしまうことがあります。
視界の悪い吹雪の時はとくに注意しましょう。

圧雪

スタッドレスタイヤで一番安心して走れるのは圧雪路面ですが、圧雪でも踏み固められた路面はアイスバーン並みに滑ります。
交通量の多い道路や交差点は、多くの車がブレーキや発進時にスリップしていますので、路面は踏み固められ磨かれています。

アイスバーン

アイスバーンとは堅い雪がスタッドレスタイヤで磨かれたり、停車中の車の熱で雪が解けて再び凍ったりしてできたものです。
その中でもアイスバーンの上にうっすらと新雪が積もりそれが溶けかけた時が一番滑りやすいので、車間距離を十分に取り、停車までの距離は自分の予想より倍以上多くとってブレーキを踏みましょう。

シャーベット状の路面

雪が溶けかかってシャーベット状になった路面はアイスバーン並みに危険です。
雪道でタイヤが滑る原因は、まさに路面とタイヤの接地面との間に入り込んだ水なのです。
また、ハンドルも取られやすくなりますので注意が必要です。

雪道の運転のまとめ

いかがでしたか。

雪道を運転するには多くのポイントを押さえていかないといけないようです。
しかし、雪道の運転は慣れている慣れていないに関わらず、注意が必要です。

雪道の運転は雪国でない限り、年に何度もある訳ではありません。
しかし、いつ自分が雪道の運転をしなければならないか読めない気象状況が増えてきたのも事実です。
いつ雪道を運転することになってもいいように、しっかり備えていてください。

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