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新車販売台数No.1の栄光に輝いたタントで車中泊は可能なのか?

2014年に新車販売台数でNo.1という栄光に輝いたタント。これは軽乗用車として初のこと!タントの人気の高さが分かりますね。そんなタントは広い室内空間が特徴。では、タント車中泊は可能なのでしょうか。にタントで車中泊をした方の感想を踏まえ考察します。

車中泊にも使える?タントとは

タントで車中泊が出来るかどうかを考察する前に、まずはタントとはどんな車なのかということを見てみましょう。

タントはダイハツ工業が生産・販売している軽トールワゴン(軽スーパーハイトワゴン)です。

初代タントの発売開始は2003年、現在は3代目となるモデルた販売されています。

タントの特徴はなんといっても広い車内空間です。
FFレイアウトながら2,000mmという長い室内長で、ホイールベースは発売時の軽自動車のなかで最長となる2,440mmでした。全高も1,700mmを超えています。

タントシリーズは2014年の販売台数において登録車を含めた新車販売台数でNo.1を獲得。
登録車を含めた新車販売台数でNo.1獲得となったのはダイハツ車で初のみならず、軽乗用車でも初のことでした。

さらにタントシリーズの2014年度(2014年4月〜2015年3月)の販売台数が軽四輪新車販売台数でもNo.1を獲得。
これにより、タントシリーズは2014年の年間単位・年度単位共に軽四輪新車販売台数No.1となりました。

そんなタントの燃費は?

タントの燃費はグレードによって異なります。

【Xターボ "SA Ⅱ"】24.6~26.0km/L
【Xターボ】24.6~26.0km/L
【X "SA Ⅱ"】25.8~28.0km/L
【X】25.8~28.0km/L
【G "SA Ⅱ"】25.8~28.0km/L
【G】25.8~28.0km/L
【L "SA Ⅱ"】27.0~28.0km/L
【L】27.0~28.0km/L
【X "ホワイトアクセントSA Ⅱ"】25.8~28.0km/L

そんなタントの価格は?

タントの価格もグレードによって異なります。

【Xターボ "SA Ⅱ"】1,501,200~1,625,400円
【Xターボ】1,436,400~1,560,600円
【X "SA Ⅱ"】1,420,200~1,544,400円
【X】1,355,400~1,479,600円
【G "SA Ⅱ"】1,533,600~1,657,800円
【G】1,468,800~1,593,000円
【L "SA Ⅱ"】1,285,200~1,409,400円
【L】1,220,400~1,344,600円
【X "ホワイトアクセントSA Ⅱ"】1,485,000~1,609,200円

タントの内装は?

車中泊を検討する場合、一番気になるのは内装ですよね。
タントで快適な車中泊が可能なのか、その内装を確認してみましょう。

広い車内空間とともにタントの特徴となっているのが「ミラクルオープンドア」。

助手席側に備わる「ミラクルオープンドア」の開口幅は、フルオープン時で1490mm。
27インチの自転車も横から楽に載せられます!

さらに外出先で眠ってしまった子どもを抱っこしたまま車内に乗せられる、急な降雨によるお迎え時には傘をさしたまま車内に入れるなど、ファミリーにはとても助かります。

また、助手席スライドにより前後シート間に広いスペースを確保できるので、子どものオムツを変えるのも苦になりません。

もちろん多彩なシートアレンジも可能なので、TPOにあわせたシートアレンジでドライブを楽しむことが出来ます。

タントで車中泊はできるのか??

タントの概要と内装を見ると車中泊への適性はかなり期待できそうです。
では、実際に車中泊をした方の感想はどうでしょうか。

軽自動車(1ボックス除く)の中では荷室は長い方ですが、寝るにはやはり不足します。
前席を一杯にスライドさせ後席フロア部分も使った状態でも、荷室の前後長は155cm。対角線(角~角)でも176cm。
足を延ばして寝るとなると、身長160cmくらいまでの女性や子供が精一杯でしょう。

出典:https://sites.google.com

車両前側にいくに従い床面が高くなる構造ではあるものの
急激な段差・隙間はなく、まぁ良い感じ。

出典:https://itishappilyaboutnow.blogspot.jp

広くて便利な荷室なのだけれど、人間が寝るとなると長さが足りない。
この長さでは殆どの人がまともに眠れないので、前席シートを前に倒すことで寝れる広さ(室内長220cm)を確保することになる。
この場合は大きな段差ができるので要工夫。
寝ようと思えば寝れるけど、段差を埋めるための物が多くなってしまうので正直シンドイ。

出典:http://shachuhaku.main.jp

広い車内空間をもつタントですので車中泊は可能なようですね。
車中泊が快適かどうかは車中泊をする人の体系や人数によって変わってきますが、あまり快適な車中泊とは言えなさそうですね。

ですが、前もって準備をすることでより快適な車中泊となる可能性はありそうです。

タントで車中泊する際に必要なもの

タントで車中泊はなんとかできる、といった感じでした。
ここでは車中泊をより快適にするために、「必要なもの」、「前もって用意しておくと良いもの」をあげてみましょう。

車中泊用マット

車中泊の必須アイテムともいえるのが車中泊用マット。

車中泊用マットがあればクッションの役割を果たしますので寝ていて体が痛くなることがありません。
また、シートを倒した際にできる段差や空間を埋める役割も果たしてくれます。

車中泊専用のマットである必要はありませんがある程度厚みがあり、使わない時はコンパクトに収納できるマットをご用意ください。

カーテン、サンシェード

ある程度の明かりがあり、自販機やトイレがあることから車中泊の場所として人気が高いのがSA、PAや道の駅。

ですが「明かりが眩しくて熟睡できない」、「周りの目が気になる」という意見もあります。
そんな時のために用意したいのがカーテンやサンシェード。

目隠しはもちろん、断熱タイプのものを選べば車内の気温が急激に変化することを防いでくれますので快適な車中泊が楽しめます。
また、車内での着替えの際にも使えます。

衣類圧縮袋

夏場の車中泊は汗をかいてしまいますので、どうしても着替えが必要になります。
そんな時のために用意しておきたいのが衣類用圧縮袋。

着替えを衣類用圧縮袋にいれておけば嵩張りませんし、圧縮袋の色を変えれば使用済み、未使用のものも一目瞭然です。

気温が下がる冬場はセーターやカーディガンを寝るときだけ圧縮袋から出して着る、という使い方も出来ますね。

タントで車中泊のまとめ

「タントで車中泊」についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

タントで車中泊は可能ですが快適とは言えませんでした。ですが、工夫することで車中泊が快適になることが分かりました。

快適な車中泊のために前もってマットなどのアイテムを用意しておきたいですね。
カー用品店などで車中泊用のアイテムがたくさん売られていますので、お気に入りのアイテムを見つけて車中泊をより楽しんでほしいと思います。

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