家族でエコドライブを楽しもう！ステップワゴンハイブリッドのすべて

ステップワゴンハイブリッドを紹介する前に、まずは今年４月に発売された新型ステップワゴンの特徴をおさらいしておきましょう。

まず、新型ステップワゴン最大の特徴といえばこの「わくわくゲート」。本来上開きのテールゲートに、横開きのドアを新しく装着したというもの。これは、「二列目のシートで子供が寝ているとき、三列目の人が子供を起こさないで車を乗降出来るように」という配慮を基に考案されたものだそうです。

この新型ステップワゴンはエンジンを大幅にサイズダウンし、Honda車初採用となる直噴1.5L VTEC TURBOエンジンを採用。連続可変バルブタイミング調整機能の搭載も付加され、低回転でのターボ効果が発生。常用回転域で2.4Lエンジン並のトルクを発揮します。
おまけにエンジンは1.5L。自動車税が安いというのもセールスポイントです。
ボディーカラーは、７色から選べます。

では、ステップワゴンハイブリッドと、現在販売されている最新型ステップワゴン(ガソリン車)との比較をしてみましょう。

まずは、ステップワゴンのガソリン車モデルとハイブリッドモデルとの燃費の比較です。
ガソリン車モデル:17.0km/L(JC08モード時)
ハイブリッドモデル:25.0km/L(JC08モード時)

1.5L直噴ターボエンジンとはいえガソリン車モデルでもかなりの燃費を誇るステップワゴン。ハイブリッドモデルでもその燃費の良さは健在であると言えます。

購入価格はオプションにもよりますが、新型ステップワゴンは230万円〜280万円です。それに対してステップワゴンハイブリッドは290万円〜340万円と予想されています。
当然ガソリン車の方が安いのですが、10年などの長い間同じ車に乗ることを考えると、ハイブリッド車はコストパフォーマンスが遙かに高いことが分かります。

最後に新型ステップワゴンと、ステップワゴンハイブリッドの基本スペックを比較します。

( )内は、ステップワゴンハイブリッドのスペックになります。
全長:4,690mm(4,695mm)
全幅:1,695mm(1,695mm)
全高:1,840mm(1,840mm)
ホイルベース:2,890mm(2,890mm)
最大出力:150ps/5,500rpm(143ps/6,200rpm)
最大トルク:20.7kgm/1,600-5,000rpm(16.8kgm/8,000rpm)

このように、ステップワゴンハイブリッドは車体の大きさ自体は余り変わりません。大きな違いは最大出力や最大トルク等の違いという事が分かります。
また、ステップワゴンハイブリッドは搭載されるエンジンが「2.0L 直４DOHC i-VTEC+モーター」という機構が搭載される予想となっています。

ステップワゴンと同様のミニバン乗用車で、トヨタの人気車種・ヴォクシー。まさにライバルと言った関係ですね。そこで、ステップワゴンハイブリッドとヴォクシーのハイブリッドVモデルとの比較をしてみました。

ヴォクシー ハイブリッド(Vモデル)のスペックは以下の通りです。
全長:4,695mm
全幅:1,695mm
全高:1,825mm
エンジン排気量:1.8L
最大出力:99ps/5,200rpm
最大トルク:14.5kgm/4,000rpm
燃費:23.8km/L
価格:305万円

車体の大きさそのものはステップワゴンハイブリッドと余り変わらないと言うのが分かります。しかし、エンジン排気量以下からが大きく違います。
エンジン排気量はステップワゴンハイブリッドが2.0Lに対して、ヴォクシー ハイブリッドは1.8Lとなっています。
最大出力は99psと控えめですが、ステップワゴンハイブリッドは143psのハイパワーを発揮します。ただし、回転域はヴォクシー ハイブリッドが5,200rpmに対して、ステップワゴンハイブリッドが6,200rpmとかなり高い回転域なのが先ほどのスペックから分かると思います。
トルクは比較的低い回転数で掛かるようになっています。ステップワゴンハイブリッドは8,000rpm、ハイブリッド車はエコドライブ重視であるため、あまりトルクは重視される項目では無いのだろうと考えられます。

燃費では25.0km/L、価格が290万円〜のステップワゴンハイブリッドがヴォクシーに対して軍配が上がります。

さて、これだけ魅力的な要素を持った新型ステップワゴンにハイブリッド機能を搭載したステップワゴンハイブリッド。気になる発売予定日ですが、2016年4月頃と予想されています。
ハイブリッド車でありながら、抜群のスペックとホンダ独自のエンジンによりハイパワーでのドライブも実現されるとなると、今から発売が待ち遠しいですね。