お金持ちの国UAEのドバイはやりすぎパトカーのオンパレードだった！

乗車定員：2名　ボディタイプ：2ドアクーペ、タルガトップGT　エンジン：8,000ccW16クワッドターボ　最高出力：1,000PS/6,000rpm
これで最高速度が400㎞/hオーバーのモンスターマシンですが、乗車定員2名が気になるところです。犯罪者を捕まえても乗せる気は無いんでしょうし、100Ｌのガソリンタンクも最高速で走った場合80㎞でガス欠です。実務には向いてなさそうです。

ヴェイロンに比べれば遥かに安い感じがしますが、庶民にはなかなか手の届かない金額である事には変わりありません。
しかしレクサスならば乗車定員も4名。これで犯罪者の搬送も心配無しです。
トヨタにしてもドバイ警察のパトカーに採用されただけで宣伝効果は抜群です。

最高速度約72 km/hでの走行が可能なQuadskiですが、その最高速は水上でも陸上でも同じ、との事です。トランスフォームにかかる時間は驚きの約5秒だそうです。ドバイでは海に逃れたくらいでは犯罪者も逃げ切れません。

ルノー製EV（電気自動車）は時速約80㎞/hで走行可能な小型電気自動車です。標準装備のガルウィングが見当たらないと思ったらドア無し仕様もありました。暑いドバイの街のパトカーらしくていいですね。

日本ではヤマハのTricityがこのタイプとしては有名ですが、世界的にはこちらが本家です。あまり触れたくない部分ですが、2006年に登場したピアジオに遅れる事6年、プジョーがMetropolisを発売し、その1年後にヤマハがTricityを発売しました。現在ピアジオはこの2社に対して特許侵害の訴訟を起こしています。
それにしてもやはり、暑いドバイでもバイクのパトカーは涼しげで良いですね。

Brabusが手を加えるとただでさえ強力なエンジンを搭載しているベンツのSUVが、ツインターボ700馬力のモンスターパトカーとしてドバイを走り回ります。最高速度240㎞/hで砂漠を疾走されたら、どんなに逃げる気満々の犯罪者も、さっさとあきらめると思います。しかも今まで紹介してきたドバイパトカーと違い、これは犯罪者もたっぷり積めそうです。

さすがにこの画像からこのクルーザーの機種を特定することは難しいですが、お高い事だけは推察できます。海の上を風を切って走るスポーツタイプクルーザー。ドバイ警察の全パトカー共通のグリーンが海に映えます。

2012年2月に35台のランドクルーザー・プラドがパトカーとしてドバイ警察に引き渡されました。実はトヨタとドバイ警察の付き合いは長く、もう既に約60年間も取引が続いています。前述のBrabusほどの威圧感はありませんが、実務実戦にはやはりランクルがメイン車種になっています。

実はこの画像、同じ中東の「アブダビ警察」のパトカーです。世界に7台しか存在しないライカンハイパースポーツをパトカーとして使うのは、ドバイ警察への対抗心からではないか、と言われています。
ドバイ警察は果たしてライカンを手に入れられるのでしょうか？続報が期待されます。