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絶対に避けたい免許停止!ところで免停になる点数は何点から?

免許停止になるのはだけは絶対に避けたい!ドライバーならそう思うはず。そこで今回は、点数が何点になると免許停止になるのか、また免許停止になるとどうなるのか、などお伝えしていきますので、自身が所持する免許の点数を確認しながら、ぜひご覧いただければと思います。

免許停止とは何か?

免停、いわゆる免許停止は交通違反や交通事故などにより、定められている点数に達した場合一定の期間中車を運転することが出来なくなるということを言います。ちなみに、免許停止の他に免許取り消しというものがありますが、免許取り消しとなると免許自体が無効となります。

免許の点数は「減点」ではなく「累積」です。

交通違反などで捕まると、その違反内容により点数が付加されていきます。ここで多くの人は免許には持ち点があり、違反で捕まるたびに減点され持ち点が引かれていくものだと思われがちですが、本来は「累積方式」と言い点数が加算されていくのです。

例えば、シートベルト装着義務違反と信号無視で捕まるとします。

その場合シートベルト装着義務違反は違反点数1点ですので1点付加され、さらに信号無視は違反点数2点ですので合計して違反点数3点となります。つまり3点累積されるというわけです。

違反点数が6点以上は免許停止です!

前歴があるかどうかでも異なりますが、前歴のない場合は点数が6点とされた時点で免許停止となり、一定期間中車の運転が出来なくなり、期間を過ぎると累積点数が0点へと戻り、前歴だけが残ります。

では一回の違反で免許停止となる交通違反の種別と違反点数をそれぞれ紹介していきますので、どのような違反が何点なのかをよく確認してみてください。

一回で免許停止となる違反種別と違反点数

免許停止となる違反【スピード違反とその他の6点】

・30km以上~50km未満(一般道)/6点
・40km以上~50km未満(高速道)/6点
・速度50km以上/12点
・無車検・無保険/6点
・積載物重量制限超過(大型等10割以上) /6点

免許停止となる違反【酒気帯または酒酔い運転】

・酒気帯び運転(0.15mg以上0.25mg未満)/13点
・酒気帯び運転(0.25mg以上)/25点
・酒酔い運転・麻薬等運転/35点

免許停止となる違反【上記その他の違反】

・大型自動車等無資格運転/12点
・仮免許運転違反/12点
・無免許運転/19点
・過労運転等/25点
・共同危険行為/25点

このように、一回の違反で免許停止または免許取り消しとなりますので、決められた交通ルールはしっかりと守り、違反点数が蓄積してしまわないように注意してください。

人身事故を起こすと「免許停止」または「免許取り消し」になる?

起してはならない交通事故。とくに人身事故の場合はそれに応じた違反点数が課せられ、内容により免許停止や免許取り消しとなります。では人身事故はどのような点数制になるのかなどを知るために、わかりやすくまとめましたのでご覧ください。

人身事故の場合、まず「特定違反行為」「一般違反行為」に区分されます。これはどのような状態で事故を起こしたのかという分類で、それぞれ違反点数も異なります。

では「特定違反行為」「一般違反行為」はどのような事を言うのかを詳しく見ていきましょう。

特定違反行為

以下場合は特定違反行為

・故意的
・危険運転致死傷
・酒酔い運転
・覚醒剤・麻薬等を使用しての運転
・ひき逃げ

一般違反行為

以下場合は一般違反行為

特定違反行為に該当せず人身事故を起こした場合は一般違反行為となります。但し、酒気帯び運転は通常より大きく点数が加算されます。

このように、どちらか区分されることとなり、重大な危険を生じさせる違反行為の「特定違反行為」は一般よりも大きな点数が課せられます。

特定違反行為の違反点数

【故意に起こした場合(危険運転致死傷も同等)】
・「運転殺人等の場合」:点数62
・「運転障害等(治療期間3ヵ月以上又は後遺障害)の場合」:点数55
・「運転傷害等(治療期間30日以上 )の場合」:点数51
・「運転傷害等(治療期間15日以上 )の場合」:点数48
・「運転傷害等(治療期間15日未満又は建造物破損 )の場合」:点数45

・「酒酔い運転の場合」:点数35
・「覚醒剤・麻薬等の運転の場合」:点数35
・「ひき逃げの場合」:点数35

一般違反行為の違反点数

・「死亡事故の場合」:点数20
・「治療期間3ヶ月以上の重傷事故又は後遺障害が伴う事故の場合」:点数13
・「治療期間30日以上 3ヶ月未満の重傷事故の場合」:点数9
・「治療期間15日以上 30日未満の軽傷事故の場合」:点数6
・「治療期間15日未満の軽傷事故又は建造物損壊に係る交通事故の場合」:点数3

以上、内容により違反点数も異なり、それぞれ各点数を見て分かるように、人身事故の場合は基本的に軽くても免許停止になると考えておいて良いでしょう。場合により免許取り消しとなりますので、今一度気を引き締め、事故を起こさない運転を常に心がけてください。

最後に、免許停止について

免許停止になると一定の期間中車の運転が出来なくなり、仕事などで車を使用している人には最も深刻です。そのような深刻なことにならない為にも日頃から気を引き締めるということが大切です。

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