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SM3!韓国ルノーサムスンのセダンです!その性能や価格は如何に!

SM3。ご存知でした?あの韓国のルノーサムスンの小型セダンです。調べました!!この凄さはルノーサムスンのSM3ならではです。ルノーサムスンの生い立ちからSM3の性能・価格を、一緒に見て行きませんか?!中古車価格も・・・・!

『SM3』ってなに・・・・!!

SM3(エスエムスリー)は、韓国のルノーサムスン自動車が製造する小型(韓国国内でいう準中型)セダンです。

初代はすでに発売されていた同社の上級セダン、SM5の下に位置する車種として日産・ブルーバードシルフィをベースに2002年に登場しました。
2代目は3代目ルノー・メガーヌをベースにセダンスタイルへ仕立て2009年に登場。
2014年代には、同社のセダンラインナップ中最小車種であり、同時にエントリーカーの役割をも担っていて、生産は他車同様、同社釜山工場にて行われました。

韓国国内では一般車の他に、パトカー仕様(白地に青ラインが入り「POLICE」の表記)も多く見かけます。

ルノーサムスンSM3パトカー

『SM3』の歴史 初代(N17型) 前期(2002年~2005年)

2002年9月2日に発表、発売。
「Core(安全性・品質・パフォーマンス)&More(スタイリングと経済性)」のコンセプトを掲げ、親会社のルノーとパートナーシップを組む関係上、日産のブルーバードシルフィ(G10型)をベースとし、エンジンは韓国内課税基準に配慮し1500cc(1600ccもあった)がメインとされ1,800ccや2,000ccは設定されずにいました。

トランスミッションは5速MTと4速AT、駆動方式はFFのみ(4WDは未設定)でした、

ルノーサムスン・SM3/SM3 CE(初代)

『SM3』の歴史 初代 後期(2005年~2010年 2009年からは「SM3 CE」)

2005年8月24日 - 発表、発売。
外観はヘッドライト・バンパー・フェンダー類、リヤコンビランプ、トランク造形を大幅に変更し、角ばっていた車名エンブレムの書体を、SM7やSM5同様ラウンドした書体へ変更しました。

2008年2月1日。2008モデルへ移行。
新グレード「Neo」が追加されました。

Samsung-SM3-Neo

2009年7月1日。2代目登場後も仕様を一部変更して継続販売すると発表され、同13日から発売されました。

グレードは、「CE」「CEプラス」「CEプレミアム」に集約されました。
因みにCEとは、“Classic Edition”の意味だそうです。

Samsung SM3 CE

2010年7月12日。燃料タンクに不具合が見つかったため、リコールを実施しました。
対象は、2009年5月6日~6月15日に生産された5万9410台でした。

同年12月。生産終了されましたが、在庫分は2011年3月まで販売が続けられました。
新興国向けのルノー・スカラ及びロシア向けアルメーラクラシック、中東・南米向けサニーについては継続生産されましたが、2013年3月には終了されました。

アルメーラクラシック

『SM3』の歴史 2代目(L38型) 前期(2009年~2012年)

2009年4月。ソウルモーターショーで次期型「New Style,new SM3」として発表後、同年7月13日に発売されました。

Renault Samsung's New SM3

「Different Premium」のキャッチコピーを掲げ、クラスを超えた高級感をアピールしていました。

初代はブルーバードシルフィ(MSプラットフォーム)がベースでしたけど、2代目は3代目メガーヌ(「ルノー・日産アライアンス」開発のCプラットフォーム)をベースに、31ヶ月間に3200億ウォンをかけて開発されたと言われます。

12月1日。3代目SM5の発売予定発表の席で2011年後半~2012年前半の間にSM3をベースとしたEVを発売すると発表されました。。

2010年5月3日。全体を一部改良し2011年モデルへ移行。

6月24日。発表から1年弱で累計販売台数6万台を突破し準中型車のシェアとしてはトータルで20%前後を堅持、購入層は幅広く男女比率は74対26(%)となっていました。

9月1日。SM5と同一の2.0L・M4R IIエンジンを搭載した「20」シリーズを追加。

10月3日 - 2012モデルが発表されました。

Renault-Samsung SM3 (2012)

『SM3』の歴史 2代目 中期(2012年~2014年 )

2012年8月27日。マイナーチェンジを施した上で2013年モデルとして発表。
9月1日より発売を開始しました。3年ぶりの大幅な手直しとなる今回は、洗練美と躍動性を強調した「モダンダイナミズムデザイン(Modern Dynamism Design)」をコンセプトに開発されました。

2013 Samsung SM3

インテリアについてはかなり手が加えられ、メーター部分にはカラー液晶を用いた「ダイナミックカラーデジタルクラスター」を採用し、LEとREについてはパーキングブレーキを従来のサイドレバー式から電子式(E-PKB)に変更、「マルチメディアインフォメーションシステム」やクルーズコントロール、駐車を助ける「ダイナミックパーキングガイドシステム」などを新採用しました。

samsung-sm3-2013

2013年6月1日に、2014モデル発表。
同時に、ソウルモーターショー2013で先行公開されたスポーツグレード「XE」が追加されました。

『SM3』の歴史 2代目 後期(2014年~ )

2014年4月24日。 エクステリアを大幅改良すると同時に、車名に「Neo」のサブネームを追加。

2014年11月3日。中間グレード「SEプラス」をベースに、17インチアルミホイールや内外装パーツにレッドのアクセントを加えた「R4U(=Red for You)エディション」を設定。

SM3 R4U

2015年4月1日。小改良で2016モデルに移行。

「R4U」「SEプラス」を廃止し、代わって「LE」を復活設定したことでグレードは「PE」「SE」「LE」「RE」の4種となりました。

The 2016 edition of the SM3.

SM3 Z.E.(2013年~)

2010年11月。知識経済部主催のスマートグリードウィーク行事にフルエンスZ.E.のルノーサムスン版である「SM3 EV」のプロトタイプが展示されました。

モーター出力は最大70KW/h、最高速度は150Km/hで、220Vの交流単層電気を介し、3kw/h級の充電器を通じて車内搭載の24kw/hのリチウムイオンバッテリーを充電し、1回の充電で約160Km以上を走行できるように製作されています。

3KW/h級の低速充電時には完全充電まで最大8時間、急速充電器を利用する場合は20分で約80%以上充電可能だそうです。

SM3 Z.E

2011年3月31日、ソウルモーターショー2011において、フルエンスZ.E.のルノーサムスン版として「SM3 Z.E.」の名で発表されました。

2013年3月には、 ソウルモーターショー2013において、市販仕様が発表され、2013年10月、中期型をベースに量産を開始され、官公庁や法人をメインに発売が開始されました。

2014年8月29日。同年9月から2015年4月までの期間限定でソウル特別市との協力で、韓国初の電気自動車タクシーとしてSM3 Z.E.を10台ソウル市内のタクシー事業者に無償貸与することを発表。尚、貸与された事業者はソウル市から南山トンネルの通行料や市内に設置された急速充電器使用料の免除、公営駐車場料金50%引きなどの特典を享受できることとなりました。

グレードは「RE」と「タクシー仕様」の2種が設定。

르노삼성 전기차 SM3 Z.E.(ルノーサムスン電気自動車SM3 Z.E.)

海外への輸出

初代は2006年から日産ブランドでの輸出が開始されました。
初代モデルがロシアとウクライナで「日産・アルメーラクラシック」として、パナマとエクアドルにおいては「日産・アルメーラ」として販売されています。
この他中東、中南米諸国では「日産・サニー」として販売されています。

2010年には初代SM3が初めてルノーブランドで輸出開始されました。
同車はメキシコ、コロンビア、エジプトで「ルノー・スカラ」 (Renault Scala) として販売されました。

2代目はUAEやクウェート、サウジアラビア、オセアニア、中国など、オヤック・ルノーから輸出していない地域へはルノーサムスンが「ルノー・フルエンス」として輸出しています。

『SM3』の新車価格

ここでは、『SM3』の新車価格を調べてみたいと思います。

ルノーサムスン自動車のHPによると、『SM3』の新車価格は次の通りになっています。
クラス別に価格をご紹介紹介します。

≪『SM3』 PE≫
●本体価格:【消費税価格引き下げ前】15,900,000ウォン(円換算価格:170万円)
●本体価格:【個別消費税引き下げ後】15,610,000ウォン(円換算価格:167万円)

≪『SM3』 SE≫
●本体価格:【消費税価格引き下げ前】17,500,000ウォン(円換算価格:187.3万円)
●本体価格:【個別消費税引き下げ後】17,180,000ウォン(円換算価格:183.8万円)

≪『SM3』 LE≫
●本体価格:【消費税価格引き下げ前】18,700,000ウォン(円換算価格:200.0万円)
●本体価格:【個別消費税引き下げ後】18,360,000ウォン(円換算価格:196.5万円)

≪『SM3』 RE≫
●本体価格:【消費税価格引き下げ前】19,980,000ウォン(円換算価格:213.8万円)
●本体価格:【個別消費税引き下げ後】19,620,000ウォン(円換算価格:209.9万円)

『SM3』の日本の中古車価格と海外の中古車価格

続いて『SM3』の中古車価格を調べます。

日本国内の中古車情報サイトを調べてみると、日本のサイトで『SM3』を中古車登録しているものはありませんでした。

海外のサイトを調べましたが、SOLD OUTが多く、なかなか価格の載っているサイトへ行き着きませんでした。
が、やっと次のようなサイトに行き着きました。
その内容を記載します。」

≪2002 Renault Samsung SM3 FE 1.6CC≫
●USD 1,600:本体価格20万円
●状態:中古
●車種:セダン
●モデル年:2002
●マイレージ:9万キロ
●エンジン:1600 CC

2002ルノーサムスンSM3

さらにもう一台。

≪2006年、ルノーサムスンSM3 LE≫
●USD 5,100:本体価格63万円
●状態:中古
●車種:セダン
●モデル年:2006
●マイレージ:98986キロ
●エンジン:1596 CC

2006年、ルノーサムスンSM3 LE

ということで、『SM3』の中古車が欲しい方は、海外の中古車を個人輸入することがよろしいようですネ・・・・?!

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