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ホンダが新型燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」を世界発披露!

東京モーターショー2015でホンダは新型燃料電池電気自動車CLARITY FUEL CELLを世界発披露しました。そんなホンダCLARITY FUEL CELLについて、いろいろな視点で詳細をチェックします。コンセプトや発売日や価格も要チェックです!

ホンダCLARITY FUEL CELLはどんな車?

2015年10月28日(水)~11月8日(日)に東京ビッグサイトで開催された第44回東京モーターショー2015。東京モーターショー2015でのホンダブースでは、新型燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL」が注目を集めました。
そんなCLARITY FUEL CELLとはどんな車なのか、早速見ていきましょう。

ホンダ:CLARITY FUEL CELL

ホンダは、新型の燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)市販予定車を第44回東京モーターショー2015において世界初披露しました。
CLARITY FUEL CELLは、ガソリン車同等の使い勝手と燃料電池自動車ならではの魅力を高次元で融合し、将来にわたって燃料電池自動車のベンチマークとなりえる高い価値をもったセダンです。

ホンダCLARITY FUEL CELLのコンセプト

ホンダ:CLARITY FUEL CELL

燃料電池電気自動車にはもちろんエンジンがありません。であれば、これまでの常識や既成概念に縛られることもありません。そんなCLARITY FUEL CELLのコンセプトは、『Free』です。
この発想を可能にしたのが、コアテクノロジーとなるホンダ独創のVFlowFCスタックで、画期的な新構造で、飛躍的な軽量コンパクト化を実現したVFlowFCスタックを、センタートンネルに配置しました。
燃料電池電気自動車ならではの、パワープラントのレイアウト自由度が高いというメリットを最大限に活用しています。
これまでの車づくりの常識から解き放たれて、ひと目で未来を感じるデザイン、想像を超えるゆとりのキャビン、なめらかにどこまでも伸びていく異次元のドライブフィールを実現しています。
車の未来は、もっとわくわくドキドキへと変わっていく。そんな予感をコンセプトにCLARITY FUEL CELLは作られました。

ネーミングの由来

『CLARITY FUEL CELL』のネーミングの由来ですが、「CLARITY」=英語の「明快」「明晰」です。この名前には、車の未来にチャレンジする、ホンダの明快な解決策となる、燃料電池電気自動車を創造する、という意味が込められています。

燃料電池自動車の仕組み

ホンダ:CLARITY FUEL CELL

燃料電池に水素と酸素を取り込んで化学反応を起こし、電気を発生。その電気でモーターを回して走ります。CO2などの排気ガスはゼロで、出すのは水だけ。燃料電池自動車は、究極のクリーン性能を実現します。

水素と酸素を化学反応させる部品『VFlowFC』

ホンダ:V Flow FCスタック

ホンダの新開発のV Flow FCスタック(水素と酸素を化学反応させる部品)は、セルの構造を革新しました。
水素と酸素を横方向へ流す従来の構造から、縦方向へ流す構造に、100kWの高出力を達成するとともに、飛躍的な軽量・コンパクト化を実現しています。
さらに、従来2BOXあったスタックを1BOXに集約するなど燃料電池システムを65%もコンパクト化することに成功しました。
従来の床下占有配置から低床・低全高のセンタートンネル配置を実現しています。

ホンダCLARITY FUEL CELLのフォルム

ホンダ:CLARITY FUEL CELL

V Flow FCスタックを、センタートンネルに配置することで、さらにパワープラントを構成する様々ななシステムをコンパクト化することに成功しました。
ショートノーズを実現するとともに、レイアウトの自由度を最大限に活かしてシステムを適所へ配置しています。
今までにない伸びやかな空間が広がる人間中心のパッケージを創造しながら、低床・低全高のスポーティフォルムを実現しました。

寸法・重量・ 乗車定員

全長:4,845mm
全幅:1,845mm
全高:1,470mm
ホイールベース:2,800mm
トレッド(前/後):1,580/1,595mm
車両重量:1,630kg
乗車定員:4名

ホンダCLARITY FUEL CELLのエンジン

ホンダ:CLARITY FUEL CELL

燃料電池スタックは従来型より33%の小型化を図りながら出力は100kW以上、出力密度は3.1kW/Lと従来比で約60%の向上を実現しています。
また、70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、パワートレインの高効率化や走行エネルギーの低減により、FCVトップクラスの一充填走行距離(参考値)700km以上を達成。
一回当たりの水素充填時間は3分程度と、ガソリン車と変わらない使い勝手を実現しています。さらに最高出力130kWの高出力モーターにより電動車ならではのダイレクトでレスポンスの良い爽快なドライブフィールと高い静粛性を両立しています。

加えて、外部給電器Power Exporter 9000を組み合わせることで、「走る電源」として災害時などに車が作る電力をコミュニティに提供することが可能です。

ホンダCLARITY FUEL CELLのインテリア

ホンダ:CLARITY FUEL CELL

コクピットには、中央には新開発のFCマルチプレックスメーターをレイアウトしています。
その横には、バイワイヤ技術によって可能になったコンパクトな電動シフトレバーをメーターバイザーと一体化して配置。
また、燃料電池スタック始動のための専用スタートスイッチをセンターコンソール横にレイアウトするなど、未来感覚あふれる操る楽しさが盛り込まれています。

ホンダ:CLARITY FUEL CELL

瞬間認知・直感操作の設計思想に基づいた先進のインターフェースを採用しています。
さらに、温もりのある上質な素材を随所に使用するとともに、広さを感じるシンプルな構成にすることで、いつまでも乗っていたくなる心地良さを表現。
先進と上質が調和したくつろぎの空間を生み出しています。

ボディカラー(全3色)

プレミアムブリリアントガーネット・メタリック
ホワイトオーキッド・パール
クリスタルブラック・パール

ホンダCLARITY FUEL CELLの発売時期・価格は?

さてここまでホンダのCLARITY FUEL CELLの詳細について見てきましたが、気になるのは、いつ市販されるのか?何台くらい市販されるのか?いくらなのか?ですよね。
ホンダのCLARITY FUEL CELL発売時期や価格について見ていきましょう。

ホンダ:CLARITY FUEL CELL

ホンダのCLARITY FUEL CELLは、日本で2016年3月にリース販売の開始予定だそうです。
販売開始初年度は、従来から新型燃料電池自動車普及促進に協力している自治体や企業向けにリース販売、使用状態や意見要望を収集し、その後個人向けに市販されるようです。

ちなみに、初年度は200台程度の販売予定、グレードは1グレードのみのようです。

ホンダのCLARITY FUEL CELLの価格は・・・
766万円(消費税込)~のようです。
一般家庭のおよそ7日分の電力を供給することができるPower Exporter 9000の発売も、CLARITY FUEL CELLと同時発売のようです。

ホンダCLARITY FUEL CELLの発売が楽しみですね!

さて今回は第44回東京モーターショー2015に出展された、ホンダCLARITY FUEL CELLについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。気になる燃料電池電気自動車で、各メーカーもどんどん未来の車に近づいていますね。環境にも優しくエコだと思います。
ホンダCLARITY FUEL CELLの市販はもうすぐ、とのこと。とても楽しみですね。ホンダから発売開始されたら一度試乗してみてはいかがでしょうか。

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