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大迫力!三菱ふそうが出展したスーパーグレートVスパイダーがスゴイ

三菱ふそうは、東京モーターショー2015において、計3台の車両を出展しました。参考出品車のスーパーグレートVスパイダーは、蜘蛛を思わせる独創的な外観で一際注目を集めました。今回は、そんな三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーを詳しくレポートします!

三菱ふそう スーパーグレートVスパイダーはこんな車です

三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーは、その外観だけでもかなり個性的です。実際はどのような車なのでしょうか?まずは概要を見ていきましょう。

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

三菱ふそうが参考出品したスーパーグレートV スパイダーは、ナックルブームクレーンを4基搭載。パワフルです!

三菱ふそう『スーパーグレートV スパイダー』のスペックは、
エンジン:6R10 (T8) ディーゼルエンジン、排気量 12.808 ℓ
エンジン出力:338 kW (460 PS)/1,800 rpm, 2,500 Nm (255 kgfm)/1,200 rpm
トランスミッション:12段 INOMAT-Ⅱ (機械式自動変速トランスミッション)
となっています。

一目見てわかる通り、これはスゴイ機能を搭載していそうな車です!そこで次は、三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーの性能や装備について、詳しくご紹介していきます。

三菱ふそう スーパーグレートVスパイダーの性能をご紹介!

まずは三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーの性能を見ていきましょう。見るからに「働くクルマ」ですが、そのデザイン性にも惹かれますね。

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

東京モーターショー2015に出展された際も、一際異彩を放っていました。

三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーは、大型トラック「スーパーグレートV」をベースにしたコンセプトモデルです。ナックルブームクレーンとアウトリガーを4基搭載しており、多機能で力強い多機能でパワフルな「働くクルマ」をイメージしています。

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

それぞれに特徴のあるブームクレーン!

三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーは、車両後方にオーストリアのパルフィンガー製ブームクレーンを4基搭載。蜘蛛のようなイメージを演出しています。
油圧アタッチメントは4種類あります。スーパーグレートVスパイダーにはナックルブームクレーンが4基あるため、アタッチメントの着脱をする必要がなく、機能的です。

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

さらに、三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーは、デザイン性も際立っています。黒をベースに、「FUSO」のメーカーロゴや、ボディを縁取るように配色された深みのあるメタリックレッドはすごみを感じさせます。どこか戦国時代の大将が身につける甲冑のようなイメージもありますね。

三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーは参考出品車なので、実際に乗ってみての感想は聞くことはできませんが、東京モーターショー2015の公式レポートなどから、その迫力をお伝えしたいと思います。

「三菱ふそうでは、スーパーグレートV スパイダーが、感動するほど面白かった。作業車なのだけれど、まるで、千手観音のような車両だからだ。つまり、作業台に4本の柱があって、それぞれに腕が出ていて、その先にあるものを取り換えれば、工事現場の大抵の作業ができるようだ。パケットなら土すくいと移動、ドリルなら穴掘り、6本アームなら掴むこと、4本アームだと丸太掴みなどで、なんでもできそうだ。これは、凄いの一言である。」

「筆者が会場で一番ワクワクしたのは、このコ! 三菱ふそうの『SUPER GREAT V SPIDER』。
すごいんです。様々な用途のアームを搭載し、掴んだり、すくったり、砕いたり、掘ったりできる八面六臂のマルチアームコンセプトトラック。
巨大クリーチャーが四方を睥睨するような偉容は、まさにスーパーでグレートでスパイダー! ちょっと不気味で、かなりカッコいい1台です。」

やはり、その迫力ある外観に圧倒されたという感想が持たれているようですね。三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーはコンセプトモデルであり、現時点では市販される予定はないとのことですが、将来、こんな多機能かつ特徴的なスタイルの大型トラックが、建設現場で活躍する日が来るかもしれませんね。

三菱ふそう スーパーグレートVスパイダーの乗り心地やデザインは?

三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーは、東京モーターショー2015のコンセプトモデルのため、実際に店舗で試乗することはできないのが残念ですが、そのインパクトはかなりのものです。ここでは、三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーの、主にデザインについて詳しくご紹介していきます!

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

三菱ふそう スーパーグレートVスパイダーの正面デザイン。黒と赤の対比を活かしたかっこいいデザインになっています。

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

三菱ふそう スーパーグレートVスパイダーを横から見たところ。荷台部分に、大きなナックルブームクレーンがそびえ立っています。

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

三菱ふそう スーパーグレートVスパイダーの動作デモ画像。ナックルブームクレーンのアームを伸ばしたところです。4本のブームクレーンを自在に操るのは、爽快な気分かも?

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

4本のナックルブームクレーンが、それぞれ別の働きをします。独創的なデザインだけでなく、働くクルマとしても優等生!

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

タイヤのデザインも赤と黒。細部にもこだわっています。

それでは次に、東京モーターショー2015で三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーを見てきた人の、デザインについてのコメントをご紹介します。

「将来はこんなトラックが本当に働くようになるのだろうか。わくわくするような、ちょっと怖いような、力強いデザインをしている。ロボットというより名前の通りクモか、カニのようにも見える。」

「十徳ナイフ、というかスイスのヴィクトリノックスのナイフでも見ているような「実用はさておき、できないと言わない万能さ」についつい引き寄せられてしまう1台です。」

「東京モーターショーに三菱ふそうトラック・バスが展示しているこのコンセプトカーを見たら、いっぺんで一目ぼれ。この車、欲しいわー。どの高級車より、この武骨で禍々しい働く車に乗ってみたい。
4本の腕(ナックルブームクレーン)に、それぞれドリルやクローなどのアタッチメントを装着して、全てを同時に操作できるらしい!はたして現場でそんなシーンが実際にあるのか、そもそも必要性があるかどうかはとりあえず置いといて、見た目のモンスター級の迫力に、いやはや参った。かっこいいです。」

「働くクルマ好きに異様にうけていた三菱ふそうの『スーパーグレートV スパイダー』。市販車のトラックに各種アタッチメントを載せて(「普通はあり得ません」とのこと)、スパイダーマン風のカラーリングにしたアイディア賞もの」

「いやはやド派手な商用車だと驚きました。4つの油圧アタッチメントはそれぞれ「つかむ」「すくう」「掘る」「砕く」の機能を有す。通常アタッチメントだけ交換して使うタイプが多いようで、これだけ同時に使えたら作業効率も良かろうというもの。まさにパワフルな働くクルマです。現実的には大きく高価になりがちという制約はあるでしょう、ということでやはり参考出展。」

三菱ふそう スーパーグレートVスパイダーは、市販するならいくらになる?

三菱ふそうのスーパーグレートVスパイダーは参考出品のコンセプトモデルのため、価格は発表されていません。市販するとしたら一体いくらくらいなのでしょうか?

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

これだけの重装備のスーパートラック。市販するとしたらいくらになるのでしょう?

スーパーグレートVスパイダーについて、三菱ふそう広報部の橋本春樹氏によると「車輌を市販する予定はないが各パーツは単体で実際に使用しているもの。各所から問い合わせが相次いでいる」とのことなので、将来市販されることもあるかもしれません。
現在市販されている大型トラックの価格が2,000万円程度のようなので、この価格の2倍程度もしくはさらに高額になるのではないでしょうか。
しかし、4基ものナックルブームクレーンを搭載した、機能満載のスーパートラックなので、お値段以上の仕事をしてくれることは間違いなさそうです!

三菱ふそう スーパーグレートVスパイダーのまとめ

三菱ふそう『スーパーグレートVスパイダー』

思わず近づいてじっくり見たくなる、まるでロボットのような外観です!

三菱ふそう スーパーグレートVスパイダーについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?東京モーターショー2015では多くの観客を惹きつけた、迫力ある外観の魅力的なトラックですね。現時点では市販される予定のないコンセプトモデルですが、市販を見据え、次回以降のモーターショーでさらなる改良を加えて発表されるかもしれませんね。乞うご期待!

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