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技術とアイデアはドイツでもピカイチ!アウディのセダンをご紹介!

「セダン」と言うと、残念ながらミニバンなどの人気に押され、影が薄くなってきています。そんな中、今や様々な面で世界のベンチマークとなったアウディのセダンを調べてみました。他メーカーのセダンとの比較を交えながら、アウディのセダンの魅力をお伝えしたいと思います。

クルマの基本形、セダンってどんなクルマ?

アウディのセダンをご紹介する前にこの「セダン」についてちょっと説明しますね。「セダン」とはクルマを形によって分類した際に使うカテゴリーの名前の1つなんです。

アウディA6

それでは「セダン」とは具体的にどんな形なのかと言うと、一般的にはリアデッキを持つ3ボックス型の乗用車のことで、基本的には4枚のドアを持ち、トランクルームが独立している形を「セダン」と言います。日本のJISや自動車技術会では、「サルーン」という呼び名が基本で、「セダンともいう」と規定されています。

セダンのメリットと利点は?

では、「セダン」にはどのようなメリットと利点があるのでしょうか?具体的に見ていきましょう!

静粛性の高さ

セダンはその構造上、音源になるタイヤのロードノイズを含め、リアデフなどの駆動部分がトランクルームの下にあるため、室内への騒音が非常に入りにくく、静かで快適な空間をもたらします。

安全性の高さ

次のメリットは安全性とボディの剛性の高さです。セダンは3つの箱で構成されているため必然的にボディ剛性が上がり走行性能を引き立てます。また、その一つのトランクルームが衝突の際、クラッシャブル(衝撃吸収)ゾーンになってくれて同乗者への衝撃が緩和されます。

遮蔽性の高さ

そして、何と言ってもに荷室の遮蔽性の高さでしょう。外から見えないことはもちろん、同乗者からも見られませんので、気を使わずに済みますね。若干なら臭いのあるものも室内に入り込まないのもメリットです。

アウディのセダンの魅力と特徴は?

では、セダンについて何となく分かってきたところで、アウディのセダンについて見て行きましょう!
現在アウディが日本において販売しているセダンは、2000ccのA4から6300ccのA8 W12まで4車種です。中にはスポーツセダン「Sシリーズ」「RSシリーズ」もあります。
さて、そんなアウディのセダンにはどんな特徴があるのでしょうか?様々な車種に触れつつ、調べてみたいと思います。

アウディのセダン エンジン性能

アウディのセダンの中でよりエンジン性能に長けているセダンは、スペックだけで見ればアウディ中、最強の心臓を与えられた、アウディ RS 7 Sportbackではないでしょうか?

アウディ RS7 Sportback

アウディ RS7 Sportbackに搭載されているエンジンは、4.0L V8DOHCツインターボエンジンで、最高出力は560ps、最大トルクは700Nmを発生します。このパワーとトルクで0-100km/hは3.9秒、最高速は(通常は250km/hでリミッターが作動するが)、ダイナミックプラスパッケージを選ぶと305km/hと公表されています。

その爆発的なパワーを発生する一方、このエンジンには「シリンダーオンデマンドシステム」が採用されており、一定走行に入ると幅広い速度領域で8気筒から4気筒エンジンとして作動し、燃費に貢献しています。

アウディのセダン 走行性能

アウディのセダンの中で、バランスの良い走行性能とコストパフォーマンスから評価されているのは、やはりアウディA4でしょう。今回は2.0 TFSIをご紹介します。

アウディ A4 quattro

アウディA4シリーズには、2.0L 直列4気筒DOHC ターボチャージャーエンジンから4.2L V型8気筒エンジンまで搭載グレードがありますが、4ドアセダンに搭載されるエンジンでの中でそのバランスがいいのは、やはりダウンサイジングターボエンジンの2.0L TFSIエンジンを搭載したA4 2.0 TFSIでしょう。

またアウディA4には、エンジンのレスポンス、トランスミッションのプログラム、ステアリング特性などのセッティングを統合制御するシステムであるアウディドライブセレクトをオプションで搭載することができます。

アウディのセダン 安全性能

アウディのセダンの中で、安全性の評価が高いのは、やはりフラッグシップのアウディA8でしょう。

アウディ A8 4.0 TFSI quattro

アウディA8には、自動ブレーキ機能の「アウディブレーキガード」や自動ステアリング修正機能が付いた「アクティブレーンアシスト」、ストップ&ゴー機能付き「アダプティブクルーズコントロール」などの安全装備がセットになった「プレセンスパッケージ」を標準装備しています。

また、アルミニウムボディASF(アウディ スペース フレーム)を採用し、装備面ではハイビーム時にカメラでセンシングを行い、必要に応じてLEDを個別に点灯・消灯することで対向車や先行車を眩惑することなく、正確に路面を照射することが可能な「マトリクスLEDヘッドライト」を採用しています。

アウディのセダン、他社セダンとの比較

では、そんなアウディのセダンのライバル車も見ていきたいと思います。
他のメーカーのセダンはアウディのセダンと比較して、何が違うのでしょうか?
今回は燃費と価格について比較してみました。

アウディA4

アウディA4

【アウディA4の燃費】  
 12.6  ~  13.8  km/L
【アウディA4の価格】   
 4,670,000円~8,060,000円
※4ドアセダンのみ(ワゴンは除く)

ライバル車 BMW3シリーズ

BMW 3シリーズ

【BMW3シリーズの燃費】  
 13.5  ~  19.4  km/L
【BMW3シリーズの価格】   
 4,270,000円~7,760,000円

アウディA4のライバル車として比較したのは、BMW3シリーズのセダンです。BMW3シリーズにはディーゼル車の設定があります。逆にアウディA4には、ディーゼル車の設定はありません。燃費及び価格ではBMWが多少リードしているみたいですね。

では、もう1台比較してみましょう!

アウディA8

アウディA8

【アウディA8の燃費】  
 8.1  ~  13.8  km/L
【アウディA8の価格】   
 11,290,000円~22,400,000円

ライバル車 メルセデスベンツ Sクラス

メルセデスベンツSクラス

【メルセデスベンツSクラスの燃費】  
 7.4  ~  20.7  km/L
【メルセデスベンツSクラスの価格】
 9,980,000円~26,000,000円

アウディA8のライバルとして比較したのは、やはりそのステータス性、安全性とも世界が誇るメルセデスベンツのSクラスです。Sクラスは排気量も2.2L〜6.0L、またディーゼルハイブリッドモデルも設定されているので、純粋に比較はできませんが、一番近い排気量同士を比較すると、燃費はSクラスが優れているみたいですね。価格についてもトップレンジで差が生まれますが、それ以外はほぼ近い設定になっています。

さて、2台のセダンを比較してみましたがいかがでしたか?
同じドイツのメーカーでも、得意とする分野はそれぞれ違う気がしますね。他にもこの2台と近いクルマがあると思いますので、様々な面で比較してみるのも楽しいかもしれませんね。自分にとって何を重要視するのかでかなり評価は変わってくると思いますよ。

アウディのセダン、購入者の声は?

では、実際にアウディのセダンをご購入された方の声を見ていきたいと思います。実際のオーナーはアウディのセダンをどのように評価しているのでしょうか?

アウディA4

『見た目、走行性能、燃費、価格のバランスが非常に良いのがベースグレードだと思いました。初めての外車というのもあって丁度良かったと思っています。とにかく毎日が楽しくなりました。次こそは真骨頂クワトロ、あわよくばS4を狙ってみたいと思います。』

アウディA7(RS7)

『ドイツ車の生真面目な実用性とアウディのセンスのよさに、遊び心をトッピングして作られた大型サルーン。普通のセダンじゃ堅苦しいしオシャレじゃない、と思っている人に最適です。さすがに1000万円級だけあって装備類も充実だし、フロントドアガラスが2重だったりとお金か買ってますね。』

アウディA8

『とても美しいデザインです。内装の仕上げは細部まで凝っていてウッドもカーボンもすばらしいです。いくつかアルミの無垢材も使用されています。ドアの開閉や警告舗装(ガタガタ舗装)やコーナーのねじれ感はまったくありません。Audi A8はフルアルミASFです。AASエアサスはショックはないのにロールしないという不思議な特性があります。ハイパーダンパーのようなフラット感を高速域まで維持しながら、路面の衝撃は吸収します。』

アウディのセダンについて

新型アウディA4

さて、いかがでしたか?

アウディのセダンについて他社との比較を中心に見てきました。「セダン」というジャンルは、ミニバンやSUVに押されて、最近ではあまり人気がなくなってきているのが現状です。しかし、クルマの原点とも言える形の「セダン」をアウディのセダンとともに再度見直してみてはいかがでしょうか?

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