記事ID10739のサムネイル画像

未来とされる年!人々の夢を実現してしまったレクサスのcm!?

「未来」や「夢」と言ったら、もうあの映画しかありません!!レクサスのcmを思い出して頂けると、勘のいい方には「ピ〜ン」とくるかと思います。そんなとんでもない「未来」や「夢」という観点から、レクサスのcmを紹介していこうと思います。

レクサスは、映画と関係がある!!

「夢」と言ったら、バック・トゥ・ザ・フューチャーしかない!?

非常にむちゃな見出しで始まりましたが、まずはバック・トゥ・ザ・フューチャーの概要からお話ししなければと思います。
バック・トゥ・ザ・フューチャーは合計三部作の映画作品で、現代設定の1985年に主人公である「マーティ・マクフライ」が、科学者である親友「エメット・ブラウン博士」の開発したタイムマシーン「デロリアン」でタイムトラベルし、自分がタイムトラベルした事によって変わってしまった身近な歴史を修正する為に、1955年〜2015年の間を何度もタイムトラベルする夢のあるお話。
皆さんもよくご存知の映画ですよね?
特に映画の中でも一番重要な夢の乗り物、「デロリアン」について見てみたい思います。

映画のデロリアン(タイムマシーン)

博士が自分の愛車であるデロリアン社のDMC-12を改造したタイムマシーン。
通常走行にはガソリンを燃料としたエンジンを使用し、タイムとラベルにはフラックスキャパシターという装置が使われますが、なんと燃料はプルトニウムを使用した電気式のようです。
後に改良され、生ゴミを原子レベルまで分解し、その核融合で電力供給が出来る部品が取り付けられました。

レクサスと関係があるとは考えにくいかも知れませんが、なぜこの映画と関係があるのかを見ていこうと思います。

実はトヨタ博物館を通じて関係していた!?

どういう事かと言いますと、トヨタ博物館では博士がタイムマシーンのベース車両として使った、デロリアン社DMC-12と同じモデルが展示されていた時期があるからです。
しかし、現在のトヨタ博物館ではデロリアン社DMC-12の展示は行われていないようで、既に見る事は出来ないそうです。
では、続いてデロリアン社DMC-12の簡単な概要だけ紹介をいたします。

デロリアン社DMC-12

アメリカのデロリアン社製で、エンジンはV型6気筒SOHC2,849ccが搭載され、出力は130〜150馬力のRR、ミッションは5MTと3AT、ボディは無塗装のステンレス仕様、メンテナンス面が考慮されたつくりになっているようです。
また面白い事に、数台ではありますが純金パネル仕様が存在するそうです。

こうしてレクサスと映画、トヨタ博物館のデロリアン社DMC-12の展示を通じて関係があったのがわかって頂けたと思います。
しかしタイムマシーンが完成していない現在、トヨタ博物館は夢を壊さない為にもバックヤードへと引っ込めたという配慮をしたのではないでしょうか?

レクサスのcmも、映画と関係がある!!

やはり「未来」と言ったら、バック・トゥ・ザ・フューチャーでしょ!?

バック・トゥ・ザ・フューチャー2の中では未来での遊具であると言われる、浮遊するキックボードが登場します。
そして、主人公「マーティ」はキックボードのハンドルを取り去り、スケートボード状のホバーボードとして滑走していました。
やはり、映画の中で二番目に重要な乗り物をあげるとすれば、「ホバーボード」だと思いますので、その「ホバーボード」について見てみたいと思います。

映画のホバーボード

詳細は不明でですが、アルミらしき金属を樹脂でサンドした形のボードに、二個の円形の装置と四角い装置がついています。
どうやら原理は地球の磁力を利用し浮遊しているらしく、前に進む力を発生させる装置が無いため、スケートボード同様に地面を蹴って前進するようです。
映画で確認したところ、これで約10cm〜50cm浮遊する事ができ、静止時は車のアイドリング音の様な音、前進時は戦闘機の様な飛行音が発生していました。

実はホバーボードやコースを通じて関係していた!?

ボバーボードは言うまでもなく、街中を滑走するシーンや水の上を滑走するシーン、大変酷似した部分があるように感じられます。
あえて同じ様な画像を選びましたが、見比べてみて頂けると一目瞭然だと思います。
では、レクサスcmのホバーボードの概要も見て頂きたいと思います。

レクサスcmのホバーボード

デッキ部分は天然の竹が使われ、レクサスのマークがつけられています。
浮遊原理はレクサスのホームページにありますが、永久磁石が埋め込まれたレールの磁力を、液化窒素で冷却された超伝導体が固定する事で浮くそうです。
見たところ浮遊しているのは約3cmぐらいですが、無音なのと白い煙は未来を思わせるように印象的です。

ところで、映画でのホバーボードは地球の磁力を使って浮遊するそうですが、レクサスのcmでは永久磁石のレールを使って浮遊しています。
少し違いはありますが、地球の磁力に見立てたレールを使ったとすれば、同じと言ってしまっても良いのではないでしょうか?
要するにレクサスのcmは下からの磁力で浮遊するホバーボードを使って、さらに水の上を滑走するシーンも取り入れたと言う事は、やはり映画で見たままを再現しようとしたという事で間違いはなさそうです。

ところで、そのレクサスのcmは?

レクサスのホバーボードのcmは、「AMAZING IN MOTION」というプロジェクトから生まれた映像作品で、「SLIDE」というタイトルがつけられています。
サイト内で「SLIDE は不可能と思われることに挑戦し、夢を実現したプロジェクトです」と言っていますので、やはり映画によせてみたのではないかと思われます。
では、その「SLIDE」について見てみましょう。

The Lexus Hoverboard: It's here

パフォーマーの興味の眼や楽しく滑走練習する姿を見ると、こちらまで楽しくなってくるような映像です。
なによりも、ホバーボードにインパクトがありすぎて、レクサスのcmであると言う事を忘れてしまう様な気がします。
この映像だけでは、まさか下に磁石のレールがあるとは思えません。

The Lexus Hoverboard: The Story (JP)

レクサスのcm「SLIDE」のメイキング映像です。 これでCGを使っていないのも一目瞭然です。 とにかく約一年一ヶ月をかけたのには驚きましたが、レクサスの細部へのこだわりや熱意が伝わってくる気がします。

The Lexus Hoverboard: The Science (JP)

レクサスのcm「SLIDE」の科学的な説明映像です。

レクサスはこのcmを通じて「未来」や「夢」の可能性を証明してくれたと思います。
完全ではありませんでしたが、少しでも叶えようとしてくれたレクサスに拍手です!!

他のレクサスcmは?

レクサスのホームページより見られるcmは、現在「SLIDE」を含めて4映像です。
「AMAZING IN MOTION」のcmは現実での演出で作られていて、いっさいのCGを使っていない事があげられます。

Amazing in Motion - STROBE

レクサスのcm「STROBE」というcm映像です。
「人間の動きとエンジニアリングを通じてレクサスの想いを表現」とあります。
パフォーマーは吊り上げられていて全身にライトスーツを着用、一人のライトマンが動いている様な動きを表現したレクサスのcm。
よく見ると微妙に動いてしまったパフォーマーもいるので必見です。

Amazing in Motion - SWARM

レクサスのcm「SWARM」というcm映像です。
ホームページの中では「クワッドローター」と呼ばれるドローンですが、どうやらこのドローンは3Dプリントで製作されたようで、塗装に関してはレクサスの塗装が使われたそうです。
ところでこのcm映像って、夜の街…博物館…警備員……ナイトミュージアム?
そんな事を考えながら見ると、ちょっと笑えるcmに仕上がっています。

Amazing in Motion - 'Steps'

レクサスのcm「Steps」というcm映像です。
3m以上ある大きな人形を人間が動いているかのように黒子が操り、何かを探しに街を駆け巡るストーリーのある映像です。
こちらもジブリの「ラピュタ」に出てくる巨神兵の顔を思い出してしまいました。

レクサスのcmを見て…

あえて車を前面に持ってこない作り方で、嫌みのない技術の誇示やセンスのある流線美、技術スタッフの情熱や愛情が伝わってくるcm映像に仕上がっています。
申し訳無さそうな車のフロントマスクのカットや脇役としての走行、それらが現れて初めてレクサスのcmであると気づかせてくれる演出。
全てに言える事は車の宣伝ではなく、車を開発しているレクサスの思想やスタッフの技術力を伝えたい想いがあるように感じられました。

おまけ

ところで、映画での「未来」とは2015年10月21日をさしていました。
その日のエメット・ブラウン博士からのメッセージを見つけましたので、「おまけ」として紹介させて頂きます。
どうぞご覧下さい。

10/21リリース『バック・トゥ・ザ・フューチャー30thアニバーサリー デラックス・エディション』新規ボーナス・ディスクより 「ドク・ブラウンからのメッセージ2015」

注)DVD内の特典映像のようで、cmカットがあるのはご了承ください。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ