バッテリー液、減ってない？バッテリー液を補充して長持ちさせよう！

バッテリーが車にあるのは知っているけど、そもそも、バッテリーとは何なのでしょうか？今さら・・・と思うかもしれませんが、調べました！

バッテリーは、いわゆる電池のことですね。一番大事なのが、エンジンをかける時です。ガソリン車でも、エンジンをかけないと走りません。このエンジンをかける時に、電力を使います。また、エアコンやヘッドライトなどのライト・ランプ類、カーナビなどは、バッテリーから電気を供給しています。
また、車はエンジンをかけるとオルネーターと言う発電機が動き出します。この発電機で絶えず充電しています。そのため、エンジンをかけないまま、エアコンなどを使用していると、電池切れを起こし、バッテリー上がり、と言うことになってしまいます。

バッテリーの中にはバッテリー液が入っています。このバッテリー液は、希硫酸という電解水です。そそしてこのバッテリー液、実は減ってしまうことがあるんです。
バッテリーが充電と放電を繰り返すうちに、バッテリー液が減ってきてしまいます。しかし、極端に減ることはありません。もし、極端に減っている場合は過充電が考えられます。バッテリーの容量以上に充電してしまうと、中のバッテリー液は水素ガスと酸素になり蒸発してしまいます。この場合はバッテリー液を補充しても、同じように頻繁に減ってしまうので、バッテリーを交換するか、車の点険するかをした方が良いでしょう。

普段通りに車を使用していても、少しずつ減ってしまうバッテリー液。では、バッテリー液が減ったまま、補充をせずに車を使い続けると、どうなってしまうのでしょうか。主に、次の2つが考えられます。

・電極が空気に晒されることで腐食し、劣化する。
・バッテリー上部に水素ガスが溜まり、何かのきっかけでショートを起こし、最悪の場合爆発してしまう。

バッテリー液が減ったからすぐに劣化したり爆発するわけではありません。しかし日頃からチェックすることで、最悪の場合を回避できますね。

バッテリーをチェックしてみた結果、バッテリー液が減っていたら補充しましょう。補充する時にはいくつか注意点がありますが、作業自体は意外と難しいものではありません。
まず始めに、バッテリー液を補充するに当たり、注意することを見てみましょう。

バッテリー液には、補充液として精製水を使いましょう。水道水ではどうしてダメなのかと言うと、不純物の多い水道水を使うことで、その後のバッテリーの性能が低下してしまう恐れがあります。
精製水は、カー用品店やドラッグストアなどで購入できますよ。

バッテリーのプラス端子とマイナス端子、プラス端子と車の金属部分に、金属類で同時に接触すると、ショートする恐れがあります。もちろん、タバコを吸いながら補充することなどは、とても危険なのでやめましょう。

バッテリー液は、目に入ったり皮膚に付着すると怪我をする恐れがあります。また、バッテリー液が付いた手を着てるものなどで拭いたりすると、服がボロボロになってしまいます。ゴーグルやゴム手袋を用意した方が良いでしょう。

準備ができたら、バッテリー液を補充しましょう。補充は次の手順で行います。

ボンネットを開けて、バッテリーを見てみましょう。『LOWER LEVEL』と『UPPER LEVEL』のラインが入っています。バッテリー液がその間まで入っているのが見えますか？
バッテリーが半透明の場合は、バッテリー液が透けて見えますが、見えない場合は懐中電灯などで反対側から照らして見て下さいね。

バッテリーには、6個のキャップが付いています。キャップには溝があり、コインなどで開けられるようになっています。固い時は、コインをペンチで挟んで回してみて下さい。

キャップを全て開けたら、いよいよバッテリー液の補充をします。用意した精製水などの補充液を『UPPER LEVEL』のラインまで補充します。このラインを超えると火災などの原因になるので、必ず補充はUPPER LEVELを超えないようにします。6ヶ所全てに補充したら、キャップを締めて補充完了です。

うっかり忘れてしまいがちなバッテリーの点険。バッテリー液の補充は、注意点に気を付ければ、難しいものではありません。気が付いたら遅かった、なんて言うことにならない為にも、こまめにチェックして、バッテリー液を補充しておきたいですね。