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MCCスマートのコンセプトは新型スマートフォーツーでも健在なのか?

18年前、スウォッチとダイムラーベンツが立ち上げたMCCは初代スマートクーペ発売。しかし、スウォッチは撤退し、ベンツの完全子会社になり、社名もMCCからスマートに変更。そのスマートから3代目の新型フォーツーがデビュー。今回は新型フォーツーについて調べました。

MCCスマートってどんなクルマ?

MCC スマートクーペ(初代)

MCC スマートとは、当時のダイムラーベンツとスイスの時計メーカースウォッチが手を組んで開発し、販売したコンパクトカーブランドが「スマート」です。MCCスマートは1998年に2人乗りシティカーとしてデビューしましたが、日本では当初、並行輸入で販売され、2000年から正規輸入が始まりました。

「最小限のボディサイズで最大限の安全性、快適性、環境適合性を実現する」がコンセプトで、598ccの直3ターボエンジンはリアに搭載されました。2001年にはボディサイズを軽自動車規格に収めた日本専用モデル「スマートK」も発売されました。

スマート(旧MCC)スマートフォーツー(2代目)

2代目は、アメリカ市場にも初上陸ということもあり、全長と全幅をそれぞれ180mmと45mm拡大し、エンジンも700(初期型は600)ccだった初代モデルに対し、2代目は1.0Lエンジン人を搭載しています。

その後、スウォッチ社が撤退、社名をMCCからスマート社へ変更し、2代目へのモデルチェンジを経て、2014年10月、現行の3代目新型「スマート フォーツー」が発表されました。3代目のフォーツーも従来通り、2人乗り、3気筒エンジンをリヤにレイアウトするモデルです。

スマート(旧MCC)新型フォーツー(3代目)

・全長 2,755mm
・全幅 1,665mm
・全高 1,545mm
・ホイールベース 1,875mm

それでは早速、スマート(旧MCC)新型フォーツーを性能・デザイン・価格など、レビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!

スマート(旧MCC)新型フォーツーの性能は?

スマート(旧MCC)新型フォーツー エンジン

直列3気筒DOHCエンジン
総排気量 998cc
最高出力 71ps / 6,000rpm
最大トルク 9.3kgm / 2,850rpm
燃料消費率JC08モード 21.9km/L

twinamic(ツイナミック)

スマート(旧MCC)新型フォーツーには、6速デュアルクラッチトランスミッション「twinamic」が装備されており、変速ラグの少ない、なめらかで快適な変速を実現しています。

トリディオンセーフティセル

スマート(旧MCC)新型フォーツーのとことん全長を切り詰めたボディは「トリディオンセーフティセル」という堅牢な高強度スチール製の骨格構造となっており、万一の事故のときも乗員の生存空間を確保します。

では、スマート(旧MCC)新型フォーツーのレビュー記事を見てみましょう!

3気筒は振動面で不利だが、このDOHC直列3気筒ユニットはよくしつけられており、不快さはなかった。またアイドリングストップからの復帰のスピードも日本車とそん色ない。エンジンのパワー・フィーリングはトルクフルで車両重量940kgの車体をキビキビと走らせる。

出典:https://mag.kakaku.com

待望のDCTという2つのクラッチを用いて「間」をなくし、AT並みの滑らかさで変速する6速トランスミッション「twinamic(ツイナミック)」を手に入れたことで、あの「息継ぎ」とさよならした。

出典:http://autoc-one.jp

ハンドリングはどうか? これは、まさしくRR! というものであった。加速時にはステアリングの手応えが軽くなり、逆に減速しながらのコーナーリングでは、ステアリングにしっかり感が戻ってくる。これがRRならではの特徴だ。また、押し出すような加速感もRRならでは。

出典:https://mag.kakaku.com

スマート(旧MCC)新型フォーツーの性能評価は、新採用のエンジンとトランミッションに高い評価が集まっていました。その他、拡大されたボディによって、高速巡航時には、走行安定性にも磨きがかかりました。

スマート(旧MCC)新型フォーツーのアピールポイントは?

コンパクトボディ

スマート(旧MCC)新型フォーツーのボディは、拡大されたにもかかわらず、その最小回転半径は、初代モデルよりも小回りのきく3.3mです。

上下分割式テールゲート

スマート(旧MCC)新型フォーツーには上下分割式のテールゲートを備えています。狭い場所での荷物の積み下ろしも楽にできます。

スマートクロスコネクト

スマート(旧MCC)新型フォーツーには手持ちのスマートフォンに専用の無料アプリをダウンロードすれば、ナビゲーション、音楽、電話、ガイドブック、さらには車両情報も表示してくれます。また、取り外せば、社外で車両の記録や駐車場所などの情報も表示できます。

スマート(旧MCC)新型フォーツーの価格は?

スマート(旧MCC)新型フォーフォー

スマート(旧MCC)新型フォーツーには4ドアを備えるスマート(旧MCC)フォーフォーもラインナップされています。

フォーフォー パッション 
2,090,000円(税込)
フォーフォー プライム 
2,290,000円(税込)

スマート(旧MCC)新型フォーツーの価格は以下の通りです。

スマート(旧MCC)新型フォーツー
《edition 1 lava orange》1,990,000円(税込)
スマート(旧MCC)新型フォーツー
《edition 1 midnight blue》2,040,000円(税込)

スマート(旧MCC)新型フォーツーの総括

スマート(旧MCC)新型フォーフォー & ルノートゥインゴ

スマート(旧MCC)新型フォーツーの4ドアバージョンのフォーフォーは、新型ルノートゥインゴと兄弟車の関係にあります。

さていかがでしたか?
今回はスマート新型フォーツーの性能面を含め、様々な角度から見てきました。スマート新型フォーツーは、スマートの中でもエントリーモデルとして非常に重要な位置に存在するモデルです。そのコンパクトさを生かした運動性能はよりブラッシュアップされ、快適性、そして安全性を兼ね備えた1台でした。
これをきっかけにプレミアムコンパクトをご購入予定の方は、スマート新型フォーツーついてご検討されてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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