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日産のスポーツカー、フェアレディZ。歴代の日産フェアレディZを紹介

日産フェアレディZ、1969年のデビュー以来、Zの系譜は40年以上続いている。日本のスポーツカーでは間違いなく最長寿だ。初代からレースで鍛えられ、現行モデルもスーパー耐久に参戦するなど、その血統は初代から変わらない。今回は歴代の日産フェアレディZを紹介します。

日産フェアレディZ

 フェアレディZは、日産自動車が製造するスポーツカーです。スカイラインと並び、日産を代表するスポーツカーの一つ。日産の前身、ダットサンが生産していたフェアレディの流れをくむクルマです。ただし、ダットサン・フェアレディはオープンカーだったのに対して初代フェアレディZはクーペでした。

 代々、フェアレディZの駆動方式はFR。エンジンは初代~3代目(Z31型)まで直列6気筒、3代目~現行までV型6気筒を搭載しました。Z31型のみグレードによって直6とV6を使い分けていました。これまでに6気筒以外のエンジンが搭載されたことはありません(競技車両を除く)。

 それでは、初代の日産フェアレディZから紹介していきましょう。

初代 日産フェアレディZ

 ロングノーズ、ショートデッキ、ファストバックの魅力あるスタイルで、1969年11月に登場したフェアレディZ。ヨーロッパ製の高級GTに匹敵するスペックと魅力あるスタイルを兼ね備えながら、格段に廉価であったことで人気を博した。中でもZ432は最高級ホットバージョンで、R380用をデチューンしたスカイラインGT-Rと同一の直列6気筒DOHCエンジンを積み、バケットシート、カーステレオが標準装備されていました。

日産フェアレディZ432

駆動方式:FR
乗車定員(人):2
トランスミッション:5速MT フロア
ドア枚数:2
全長×全幅×全高(mm):4,115×1,630×1,290
ホイールベース(mm):2,305
前トレッド×後トレッド(mm):1,355×1,345
車両重量(kg):1,040

日産フェアレディZ 240Z-G

日産フェアレディZ432

エンジン種類:ガソリン 4サイクル
シリンダー内径×行程(mm):82.0×62.8
総排気量(cc):1,989
最大出力(PS/rpm):160/7000
最大トルク ((kgf・m)/rpm):18.0/5600

2代目日産フェアレディZ

 1978年8月に登場した2代目は、最大の顧客であるアメリカ市場の要望に応えて先代のスタイリングイメージをそのまま踏襲していましたが、ボディシェルはまったくの新設計でした。

日産フェアレディZ 280Z-L

駆動方式:FR
乗車定員(人):2
トランスミッション:5速MT フロア
ドア枚数:2
全長×全幅×全高(mm):4,420×1,690×1,295
ホイールベース(mm):2,320
前トレッド×後トレッド(mm):1,385×1,380
車両重量(kg):1,225

日産フェアレディZ 280Z-T

3代目 日産フェアレディZ

 1983年9月、5年ぶりにフルモデルチェンジ。アメリカンスポーツを思わせるボディは、従来モデル通り2シーターと2by2の二本立てでした。また、Tバールーフが選択できたのも先代と同様。パワーユニットには、フェアレディZとしては初めてのV6エンジン、170PSのVG20ETと、当時の日本車では最高の230PSのハイパワーを誇るVG30ETが搭載されました。前後長の短いV6エンジンのお陰で、ダウンサイジングに成功しました。

日産フェアレディZ T-Roof

駆動方式:FR
乗車定員(人):2
トランスミッション:5速MT フロア
ドア枚数:3
全長×全幅×全高(mm):4,405×1,725×1,295
ホイールベース(mm):2,320
前トレッド×後トレッド(mm):1,455×1,475
車両重量(kg):1,450

日産フェアレディZ T-Roof

4代目 日産フェアレディZ

 1989年7月、6年ぶりのフルモデルチェンジされたフェアレディZ/300ZXは、2000ccモデルが廃止されたことで、1.8m級の全幅を持つ贅沢なディメンションとなりました。このサイズを充分に生かしきったスタイリングは、非常に伸びやかでモダーンな魅力を得ています。ボディバリエーションは当初、従来モデル通りに2シーター(固定ルーフ&Tバー・ルーフ)と2by2(Tバールーフのみ)の二本立てでしたが、1992年8月には2シーターのコンバーチブルも追加されました。

日産フェアレディZ Convertible

駆動方式:FR
乗車定員(人):2
トランスミッション:5速MT フロア
ドア枚数:2
全長×全幅×全高(mm):4,310×1,790×1,255
ホイールベース(mm):2,450
前トレッド×後トレッド(mm):1,495×1,535

日産フェアレディZ Convertible

5代目 日産フェアレディZ

 2002年7月30日、2年ぶりの復活となったZ33型が発売開始されました。ボディタイプは2シータークーペのみで、歴代フェアレディZに設定されていた2by2は非設定となりました。搭載するエンジンは排気量3.5Lで、最高出力は当初280psでしたが、年次改良を重ねて最終的に313psまでアップされました。モデルライフ途中に、オープンモデルのフェアレディZロードスターが追加されました。

日産フェアレディZ

駆動方式:後輪駆動(FR)
乗車定員(人):2
トランスミッション:6速マニュアル
ドア枚数:3
全長×全幅×全高(mm):4,310×1,815×1,315
室内長×室内幅×室内高(mm):1,005×1,475×1,100
ホイールベース(mm):2,650
前トレッド×後トレッド(mm):1,535×1,540

日産フェアレディZ

6代目 日産フェアレディZ

 2008年、フェアレディZをフルモデルチェンジし、12月1日より発売開始しました。ショートホイールベース化と大幅な軽量化を実施。また、VQ37VHRエンジン、世界初のシンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッションや新開発マニュアルモード付7速オートマチックトランスミッションが採用されました。

日産フェアレディZ Nismo

駆動方式:後輪駆動
乗車定員(人):2
トランスミッション:マニュアルモード付フルレンジ電子制御7速オートマチック〔7M-ATx〕
ドア枚数:3
全長×全幅×全高(mm):4,330×1,870×1,315
室内長×室内幅×室内高(mm):1,035×1,495×1,090
ホイールベース(mm):2,550
前トレッド×後トレッド(mm):1,555×1,580

日産フェアレディZ Nismo

日産フェアレディZ Nismo

エンジン型式:VQ37VHR
エンジン種類:DOHC・V型6気筒
シリンダー内径×行程(mm):95.5×86.0
総排気量(cc):3,696
圧縮比:11.0
最大出力(PS/rpm):355/7,400
最大トルク ((kgf・m)/rpm):38.1/5,200

まとめ

 歴代の日産フェアレディZを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。日産フェアレディZに興味を持たれた方は、ぜひ日産のショールームを訪ね、フェアレディZの実車をご覧になってください。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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