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追跡されると怖い!! レガシィB4パトカーの核心に迫りました

全国の交通機動隊を始め、警らにも使用されているレガシィB4のパトカー。あの白と黒のツートーンボディーを見ると、何も違反をしていなくても委縮してしまうもの!今回は、レガシィパトカーのあれこれについて、その核心に迫ってみました。

レガシィパトカーの原型はレガシィB4!!

レガシィB4 BM後期型(DBA-BM9)パトカー

皆さんは、交通機動隊や交通警らのパトカーというと、代表的な「クラウン」を思い浮かべると思いますが、実は、その昔は「セドリック・グロリア」に始まり、「シグマ」や「ソリオ」などもあるのですが、「クラウン」に次いで多く導入されているのが、実は「レガシィ」のパトカーなんですね~!ここでは、レガシィパトカーの歴代車種を見ていきましょう。

レガシィパトカーには、NAエンジンとターボエンジンが導入されている

レガシィBE型(TA-BE5)パトカー

実は、レガシィパトカーの歴史は結構長く、2代目レガシィ(TA-BE5)のB4から採用されているんですね。お写真のパトカーは、レガシィB4 2.0 NAエンジンのタイプSです。

レガシィBL型(DBA-BLE/CBA-BL5)パトカー

第3代目レガシィB4(BL型)もパトカーとして採用されていました。お写真は後期型ですが、前期型(リアランプが大きい)は、NAエンジン 2.0iが導入、後期では2.0GT(ツインターボ)が採用されました。

レガシィBM型(DBA-BM9/DBA-BMM)パトカー

そして、第4代目もパトカーとして採用されています。排気量は、市販車と同じ2.5リッター。エンジンタイプは、NAタイプと水平対向4気筒シングルスクロールターボの2種類があります。

レガシィB4パトカーの市販車との違い

では、レガシィパトカーは市販のレガシィB4とどう違うのでしょうか?ここでは、パトカーの特殊装備に迫ります。

ボディーカラーが違う!

これは、当然といえば当然ですね~!市販車で白黒ツートーンで写真のようなカラーバリエーションは存在しません。ちなみに、パトカーの車体色は、白部分がサテンホワイトパール、黒部分がクリスタルブラックシリカとなっています。ただし、いわゆる「覆面」パトカーは市販車と同じカラーを採用しています。

装備内容が違う!

パトカーは、国費で購入されるため、一般車のような快適装備の一部が省略されています。レガシィに関しては、アイサイト、運転席・助手席パワーシート、キーレスアクセス、プッシュスタート、HIDヘッドランプが装備されておらず、左右独立温度調整式オートエアコンが、普通のオートエアコンになっています。

もちろん、レガシィパトカーには、警察専用の、違反検出用スピードメーターや、赤色灯等が市販車とは異なる装備であることは言うまでもありませんね。

ナンバープレートが違う!

レガシーに限らず、いわゆる白黒パトカーは、「車体の形状」が「箱型」から「警察用四輪」という名称に変更されるため、「8」ナンバーとなります。ただし、「覆面」パトカーは、回転赤色灯を支える車内の柱が取り払われ、「改造車両」とならなくなり、現在は「3」もしくは「5」ナンバーで走っています。

最大の謎!レガシィパトカーの走行性能は市販車と違うのか?

パトカーや白バイを語るうえで、もはや都市伝説化している、「改造」について探ってみます。

そもそも、レガシィパトカーは市販車と同じものなのか?

レガシィパトカーのベースグレードは、実は2.5GTアイサイトです。しかし、あくまでベースとして採用しており、実質的には「パトカー」専用グレードとして、メーカーの富士重工業から納品されているようです。

車両の基本性能は市販車と違うのか?

エンジン等のパワーは市販車と同じ!

実はこの部分が都市伝説化しており、エンジンはチューニングされているとか、ギアの比率が市販車と全く違う!等の情報がまことしやかに飛び交っておりましたが、調べたところ、レガシィパトカーの2.5GT(シングルスクロールターボ車)に関しては、市販車の285PSに比べ、警察車両も全く同じスペックで納品されているようです(FBI JobsNet様調べ)。

検挙するのは訓練された警察官の腕!!

エンジンや足回りも市販車と同じですが、当然このレガシィパトカーを乗りこなし、かつ違反者を検挙するためには相当厳しい訓練が必要!交通機動隊や交通警らの警察官たちは、日夜運転技術研鑽のため厳しい特殊な訓練を受けています。まさに交通のプロフェッショナルだけが乗れるクルマなのですね~!

レガシィパトカーのお値段は?

では、警察は、パトカー仕様のレガシィを一体どれくらいの金額で購入しているのでしょうか?レガシィパトカーのお値段について探ってみました。

パトカー購入代金は国費(都道府県費)で賄われる

パトカーは、国費もしくは都道府県費で購入されます。つまり、国民(都道府県民)の税金で賄われているのですね~!したがって、パトカーの購入は入札制になっており、結果的に納入金額の低かった富士重工業が落札したようです。以前のパトカーでは、4WDは納入できなかったのですが、仕様が変更となり、4WDのレガシィも納品できるようになったようです。

【レガシィパトカー1台当たりの金額】
2,885,797円
やはり、全国の警察へ一括して納品しているので、市販車同スペックに比べ、金額は低くなっています。

市販車と同じスペックでも、比類なき運転技術で取締りを行う!

いかがでしたか?
レガシィのパトカーについていろいろ調べてみました。
パワーも市販車と同じでも、特殊な運転技術を持ったプロ集団に追跡されれば、たちまち検挙されてしまいますよね~!日頃から交通法規を守り、レガシィパトカーのお世話にはなりたくないものですね。 最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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