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大人気軽自動車スズキのワゴンRのリコールについてまとめました!

今回は軽自動車で大人気のスズキのワゴンRのリコールについてまとめました。ワゴンRってどんな車なのか?過去にはどんなリコールがあったのか?最新のリコールは?リコール対象車だったらどうするのか?などリコールについて紹介していきます!

ワゴンRってどんな車?

ここではワゴンRについて簡単に紹介していきます。

歴史の長い軽自動車

ワゴンRは1993年から売り出され、現在は2012年にフルモデルチェンジを行い5代目となる大ヒット軽自動車です。

クルマより楽しいクルマ、ワゴンR

男性にも受ける軽自動車を作ろうと開発がスタートし、現在も男性からの支持は高いワゴンR。
最近の軽自動車では少なくなりつつあるMT車も健在なのも特徴的ですね!

高い走行性能

軽自動車はなかなか走行性能が期待できないものですが、ワゴンRの走行性能は評価が高いです。ただし、坂道や高速道路などを活用するのならばターボは欲しいところです。

街中走行ならそのままでも十分のようです。

Sエネチャージ

新型のワゴンRにはスターターモーター機能とモーターアシスト機能を兼ねるモーター機能付発電機(ISG)を用いた簡易型ハイブリッドシステム「S-エネチャージ」を搭載しています。

これにより燃費性能があがり、新型の燃費は33.0km/Lというカタログ燃費を出しています。

ワゴンRは、インテンリア・エクステリア、走行性能だけでなく、燃費も良い車として現在も人気が高い軽自動車です。そんなワゴンRにはどのようなリコールがあったのでしょうか?簡単にまとめてみました!

ワゴンRの過去のリコール

ここではワゴンRの過去のリコール内容の一部を抜粋して紹介していきます。リコール情報が2002年までしか残っていなかったので、それ以降となります。

2002年4月16日リコール

型式:TA-MC12S LA-MC22S TA-MC22S
台数:38,037台

不具合の状況
動力伝達装置において、自動変速機内の減速ギヤ用シャフトの組付けが不適切なため、当該シャフトのローラーベアリングが摩耗して異音が発生することがあり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、当該ベアリングが損傷して車両が急激に減速し、または停止するおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2003年11月6日リコール

型式:LA-MH21S UA-MH21S
台数:1,704台

不具合の状況
ターボチャージャの排気側ハウジングの製造時に型ずれが発生したため、当該ハウジングの肉厚が不足しているものがあります。そのため、そのまま使用を続けると当該ハウジングに亀裂が入り、排気ガスが漏れるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2004年3月25日リコール

型式:UA-MH21S
台数:6,890台

不具合の状況
燃料デリバリパイプをインジェクタへ組み付ける作業が不適切なため、インジェクタのシールリングが当該パイプに噛み込んでいるものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該シールリングに亀裂が生じて、燃料が漏れるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2004年7月28日リコール

型式:LA-MH21S ABA-MH21S
台数:22,769台

不具合の状況
電動ドアミラーからエンジンコントロールユニットへの電気配線の回路が不適切なため、始動時に発生するノイズにより当該ユニット内部のIC(集積回路)が破損することがあります。そのため、酸素センサヒータが制御不能となりエンジン警告灯が点灯する、またはインジェクタが作動不能となりエンジン不調またはエンジン始動不能となるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2004年8月4日リコール

型式:GF-MC11S GF-MC21S E-MA61S E-MB61S
台数:32,881台

不具合の状況
手動変速機付車のギヤシフトコントロールケーブルのインナーケーブルの強度が不足しているため、急激なギヤシフト操作を行なうと、当該インナーケーブルが変形することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該インナーケーブルが折損し、シフト操作ができなくなるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2005年3月29日リコール

型式:GF-MC21S LA-MC22S
台数:1,270台

不具合の状況
無段変速機(CVT)において、
(1) 変速部の防塵構造が不適切なため、ダストにより変速部のスライダが摺動不良となり、変速できなくなることがあります。そのため、最悪の場合、高速側で変速が固定された場合には、発進時に電磁クラッチが締結されなくなり、走行できなくなるおそれがあります。
(2) 動力伝達経路を切替えるクラッチの構造が不適切なため、操作方法によっては当該クラッチが固着して、加速不良や変速不良となるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2005年11月24日リコール

型式:TA-MC12S LA-MC22S UA-MC22S
台数:242,827台

不具合の状況
自動変速機内の減速ギヤ用シャフトに組み付けられた左側ベアリングの潤滑方法が不適切なため、当該ベアリングが摩耗するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、異音が発生し、最悪の場合、当該ベアリングが損傷し車両が急激に減速するおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2006年4月6日リコール

型式:LA-MA34S UA-MA34S
台数:40,611台

不具合の状況
アクセルケーブルの取り回しが不適切なため、当該ケーブルを車体に固定するケーシングキャップに応力が集中し破損するものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、破損したキャップの端部とインナーケーブルが干渉し、摩耗することから、最悪の場合、インナーケーブルが切損し、アクセル操作不能になるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2006年12月5日リコール

型式:LA-MA34S UA-MA34S
台数:20,766台

不具合の内容
助手席エアバッグの折りたたみ寸法が不適切なため、エアバッグと格納部との間に隙間が生じたものがあります。そのため、エアバッグ展開時に側面方向の圧力が高くなり、側面部より展開するため、乗員保護性能が低下するおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2007年3月14日リコール

型式:CBA-MH21S
台数:3,248台
※Mターボ車のみ

不具合の内容
ECU(エンジン制御コンピュータ)電極部のメッキ処理が不適切なため、電極部が酸化し電極を接合している半田が剥離するものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、電極部が接触不良となり、警告灯が点灯するとともに、アイドリングが不調となり、最悪の場合、エンストし、再始動できなくなるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2007年12月6日25日リコール

型式:UA-MC22S改 CBA-MH21S改 DBA-MH21S改 DBA-MH22S改
台数:6,005台
※25日にリコール台数を追加(556台)

不具合の内容
スロープ式車いす移動車において、車いす固定用ワイヤーがねじれやすいため、ワイヤーを滑車に保持するためのカバーが動き、ワイヤーが滑車から外れる場合があります。そのため、ワイヤーがカバーと干渉し、最悪の場合、ワイヤーが切れて車いすを固定できなくなるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2009年5月25日リコール

型式:DBA-MH21S
台数:1,329台

不具合の内容
無段変速機(CVT)用オイルポンプ製造時に内部ギヤの隙間管理が不適切なため、当該ギヤの隙間が不足しポンプ内面と干渉するものがあります。そのため、ポンプ内面が摩耗しギヤが固着してオイルポンプが駆動されなくなり、走行不能となるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2009年7月2日リコール

型式:CBA-MH23S
台数:529台

不具合の内容
側方照射灯(コーナリングランプ)付車において、オプション品として設定したオートライトシステム(車外の明るさに応じて前照灯<ヘッドランプ>を自動的に点灯、消灯する装置)の電気回路が不適切なため、前照灯が点灯していない場合に側方照射灯が点灯し、道路運送車両の保安基準に適合しません。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2010年1月21日リコール

型式:DBA-MH21S改 DBA-MH22S改 DBA-MH23S改
台数:4,768台

不具合の内容
車いす移動車において、燃料タンクの気密検査工程が不適切なため、燃料ポンプに内蔵された燃料蒸発ガス排出抑止装置配管の逆止弁が脱落しているものがあります。そのため、燃料を過給油すると、燃料タンクからキャニスタ内に燃料が流入し、最悪の場合、キャニスタから燃料が漏れるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2010年12月9日リコール

型式:DBA-MH23S CBA-MH23S
台数:69,551台

不具合の内容
バックドアにおいて、バックドアラッチの製造不良により当該ドアラッチの樹脂ボディーの寸法が不適切なものがあり、ロック機構が作動しないため、ドアが確実に閉まらない場合があります。そのため、最悪の場合、走行中にドアが開き、積載物が落下するおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2012年9月7日リコール

型式:DBA-MH34S
台数:2,476台

不具合の内容
左リヤドアにおいて、リヤドアラッチの製造不良により当該ドアラッチ内部の樹脂部品が破損しているものがあり、ロック機構が作動しないため、ドアが確実に閉まらない場合があります。そのため、最悪の場合、走行中にドアが開くおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2013年6月6日リコール

型式:DBA-MH23S CBA-MH23S
台数:15,449台

不具合の内容
エアコンのエバポレータにおいて、製造方法が不適切なため、一部のコンプレッサとの組み合わせにより当該部品の内部から腐食して穴があき、冷媒および潤滑油が漏れることがあります。そのため、エアコンの効きが悪くなり、最悪の場合、コンプレッサが潤滑不足でロックし、低速走行中にエンストするおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2013年6月24日リコール

型式:DBA-MH34S
台数:1,246台
※ワゴンR スティングレーの4WD車のESP(R)装着車が対象

不具合の内容
四輪駆動の横滑り防止装置付仕様車において、横滑り防止装置コントローラに二輪駆動仕様の制御プログラムを誤って書き込んだため、凍結した路面等でゆっくりと制動したときにABS(アンチロックブレーキシステム)が作動せずに車輪がロックし、車両安定性が損なわれるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2013年7月17日リコール

型式:DBA-MH34S
台数:135,967台

不具合の内容
前席用シートベルトにおいて、巻取装置内部のロック機構部の製造方法が不適切なため、圧入部が緩み、シートベルト脱着時に異音や引っ掛かりが発生するおそれがあります。そのまま使用を続けると、最悪の場合、圧入部品が外れ、衝突時にシートベルトのロックが作動しなくなります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2015年1月30日リコール

型式:DBA-MH34S
台数:76,720台

不具合の内容
補助制動灯において、LED素子内部の電気基板の設計が不適切なため、電気基板が腐食し導通不良を起こすものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、補助制動灯が点灯しなくなるおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

2015年3月31日リコール

型式:GF-MC11S TA-MC12S GF-MC21S LA-MC22S UA-MC22S TA-MC22S
台数:891,480台

不具合の内容
イグニッションスイッチにおいて、接点部に使用するグリスが不適切なため、可動接点が固定接点から離れる際のアーク放電の熱によりグリスが炭化することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、グリスの絶縁性の低下と可動接点の摩耗による金属粉の堆積により接点間が導通し、発熱することでグリスが発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

初代ワゴンRが売り出されて20年以上も続いている車種なので、リコール件数もかなりの数になりました。ここ最近はCVTの導入やアイドリングストップ機能、エネチャージシステムなど車の制御が複雑化しているためか、不具合も多くなりつつありますね。

ワゴンRの最新のリコール

ここではワゴンRの最新のリコールについて紹介していきます。

2015年4月22日リコール

型式:GF-MC11S TA-MC12S GF-MC21S LA-MC22S UA-MC22S TA-MC22S
台数:891,475台

不具合の内容
イグニッションスイッチにおいて、接点部に使用するグリスが不適切なため、可動接点が固定接点から離れる際のアーク放電の熱によりグリスが炭化することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、グリスの絶縁性の低下と可動接点の摩耗による金属粉の堆積により接点間が導通し、発熱することでグリスが発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp

このイグニッションスイッチの不具合は実は同年3月31日と同じものになります。3月のリコール以外でも不具合が発生する可能性があり、対象範囲を広げたとのことですが、両方含めるとかなりの台数がリコール対象となります。

この不具合はワゴンRだけではなく、他の車種でも出ているので、スズキ全体からするとかなりの台数がリコール対象となっています!

ワゴンRの評価は?

使用用途がセカンドカーで、街乗りを中心に考えている方には自信を持ってオススメできる車だと思います。なお、スティングレーのターボ車でしたら、高速道路を頻繁に使用する方のメインカーとしても十分に通用すると思われます。

出典:http://minkara.carview.co.jp

故障経験
タイミングチェーンのエンジンですが、スズキのエンジンは特にオイルメンテナンスをきちんと施した方が良いかも…

出典:http://minkara.carview.co.jp

故障経験
当方にて修理したのは4WDのビスカスカップリングだけです。これはメーカーより修理保証が付いていました。それ以外には特に故障もありません。故障しても流通量が多いので部品の心配もしなくてよいです。
K6Aエンジンの常としては、オイル交換は定期的にしたほうがよいでしょう。
ワゴンRの特徴であるブレーキランプの玉切れが結構多いです。球とドライバーを常備しておくと安心です。

出典:http://minkara.carview.co.jp

ワゴンRのエンジンは要注意

評価の高いワゴンRですが、オイル系のメンテナンスを行わないとトラブルが多発する可能性があるようです。故障の差は個体差もあるようなので、中古で購入する際は下回りなども入念にチェックして購入したほうがよさそうですね。

リコール対象車だったら?

ここではリコールが発生したときの流れや乗っているワゴンRがリコール対象車かどうかを調べる方法などについて紹介していきます!

リコールのお知らせ

リコール対象車はメーカーからダイレクトメールが届きます。

スズキのディーラーへ連絡

無料で修理などの対応をしてくれますので、最寄の販売店へ連絡しましょう。部品の有無などもあるので、来店する前に電話で連絡するのがおすすめです。

リコール済みの車両は

対応したとしてステッカーが貼られます。リコールごとにNoが決まっているので、どのリコールに対応したかがわかります。

また、ディーラーのほうでも修理の記録を残しているので、乗っているワゴンRがどのリコールに対応したかがわかりますよ。

リコール対象車かどうかを確認するには?

インターネットでスズキのホームページからリコール対象のワゴンRかどうかを確認することができます。
車台番号を入力することで検索できます。
※車台番号は車検証に記載されています。

ワゴンRのリコール~まとめ~

いかがでしたか?

今回はワゴンRのリコールについてまとめてみました!口コミなど評価をみると、走行性能など軽自動車だけど満足できるという声が多いワゴンR。リコール内容を見ていると、重大な事故につながるものも多いですね。リコールの連絡が来たら、しっかり修理を行いましょう。今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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