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汚れた車を綺麗にしたい!でも洗車ってどうやってやるんだろう?

毎日乗っていると、日々少しづつ汚れていってしまう自分の車・・・。綺麗にしたいけど、洗車の仕方がわからない!とそんなあなたに洗車のやり方、コツをお教えします!洗う順番、洗い方のコツ、洗車用品の選び方まで、洗車の仕方に迷っている方に必見の情報です!

洗車の前に・・・

今回は洗車の仕方とコツをご紹介していきます。
ではさっそく車を洗ってみよう!といきたいところですが、その前に・・・外のお天気はどうでしょうか?

洗車に適した日

天気の良い、暑い日の昼間は避けよう!

真夏の直射日光の下などはボディはとても高温になっています。そのような状況だとシャンプーの泡がすぐに乾いてしまってシミになったり、ワックスやコーティング剤がムラになりやすくなります。

晴れていてもよいですが、夏なら暑い昼日中は避けましょう。他に風の強い日もやめたほうが良いです。なぜなら洗ったボディに風で飛ばされたホコリや砂がついてしまって、ボディのふき取りやワックスがけはできなくなるからです。

洗車に適した日は・・・
・風が強くない
・暑すぎず寒すぎない
・晴れた日の早朝、夕方

このような日は、洗車に向いている日と言えます。

必要な道具をそろえよう

バケツ、カーシャンプー、洗車用スポンジ、水ふき取りクロス(タオル)、タイヤ周辺用のブラシ、などは必須アイテムです。
どういったものがシャンプーやクロスが洗車に適しているのかは、これから洗車のコツとともに紹介していきます。

あとは洗車は作業しやすい服装で行いましょう。車にキズをつけるようなものは身に着けず、ゴム手袋やエプロンをつけて洗車を行うのが良いと思います。

洗車① まずはタイヤから

タイヤやホイールが汚れている場合は、先にタイヤやホイールから掃除をしましょう。ボディから洗ってしまうと、後でタイヤを洗うときにまたボディを汚してしまうかもしれないからです。

タイヤを洗うよ!

まずは流水でタイヤを洗い流しましょう。タイヤとボディの隙間からタイヤ全体をたっぷりとした水で洗い流してください。ホースの口を絞ってスプレー状にしてこびりついた泥を落とすと良いです。

砂や泥汚れが落ちたら、シャンプー液とスポンジを使ってタイヤを綺麗にしていきましょう。
そのあとはきちんとすすぎをしておきましょうね。

タイヤを洗うコツ①

狭くてとどかない部分は、使い古しの歯ブラシを使って汚れを落としてもOKです。ただしホイールは傷つきやすいので軽いブラッシングを心がけてください。

タイヤを洗うコツ②

シャンプーは、家庭用の中性洗剤を使用したり洗浄・脱脂性能の高いタイヤクリーナーは避けて、カーシャンプーを使い方通りに希釈して使いましょう。家庭用の中性洗剤などはタイヤの劣化やひび割れを起こす危険があります。

タイヤを洗うコツ③ 道具について

使用するスポンジは、ボディ用とタイヤ用と分けておきましょう。タイヤに使ったスポンジはタイヤの汚れがかなり残ってついています。そんなスポンジでボディを洗うとボディが傷ついてしまうので、タイヤ用のスポンジをボディには使わないようにしてください。

洗車② ボディの水洗いとコツ

タイヤを綺麗にしたら次はボディの水洗いです!

ボディは高いところから!

車のボディ全体にいきわたるように、ホースから流水をかけていきます。原則はルーフから。高いところから低いところ、天井→窓→ボンネット→トランク→サイド→バンパーという順番がベストです。脚立があると便利ですね。
この水洗いで汚れの粒子を流れ落としていきましょう!

ボディの水洗いのコツ①

水洗いでは、車にたっぷりと水をいきわたらせること!スポンジ等は使わないでください。車に残っているホコリや砂でボディが傷ついてしまいます。またこの水がボディの汚れを緩ませ、落としやすくしてくれます。

ボディの水洗いのコツ②

ホースを使うときに、ホースがボディに当たって傷の原因になることがあります。ホースはボディに充てないように、特にルーフやボンネットに水をかけるときは注意してください。

洗車③ ボディのシャンプー洗いとコツ

ボディにかけた水が乾いてしまう前に、シャンプー洗いをしていきましょう!

カーシャンプーを作る

コツは勢い良く水を注ぐこと!

シャンプー洗いで使うシャンプー液を作りましょう。空のバケツに規定量のシャンプー原液を入れてそこにホースの水を勢い良く注いでいきます。そうすると泡がもこもこ出てきます。
このシャンプー洗いではシャンプーの泡で汚れを浮き上がらせて洗うので、この泡が重要です。そしてこの泡にはボディを傷つけないようにする役目もあります。

また、シャンプー液のバケツの他に、もうひとつ水を入れたバケツを用意しておいてください。

ボディのシャンプー洗い

ゴシゴシ洗うのはダメ!

スポンジにたっぷりの泡とシャンプー液を含ませて、ボディをルーフから洗っていきます。このとき力を入れてゴシゴシこすらないようにしてください。表面を滑らせるようにして洗うと良いです。部分的に汚れがあるところだけ少し力を入れて洗うようにしてください。

とりあえず手の届く範囲を洗ったら、用意した水を入れたバケツでスポンジについた汚れを落とします。その後またシャンプー液の中にスポンジを入れて、ボディを洗っていってください。こうすることで、ボディへの洗車の傷を防ぐことができます。

ボディのシャンプー洗いのコツ①

シャンプーは部分ごとに流していきましょう。ルーフを洗ったら水で洗い流す、ボンネットを洗ったら水で洗い流す、というような流れがシャンプー洗いのコツです。せっかくシャンプーで浮き上がらせた汚れがまた乾いて残ってしまう前に、ということですね。

ボディのシャンプー洗いのコツ②

洗う順番は、上から下という原則もありますが、ルーフ、ボンネット、トランクそしてその後汚れのひどいフェンダーやドアなどの側面の順番が良いと言えます。汚れのひどいところから洗う行為は、洗車キズの原因になります。

ボディのシャンプー洗いのコツ③

洗い方ですが、くるくるとスポンジを回すような洗い方は、これもまた洗車キズの原因になります。なるべく直線的に、上から下、左から右といった流れで、スポンジを滑らすように洗ってください。

部分をそれぞれ洗い終わったら、最後に全体に水をかけて洗い流すようにしてください。それが終わったら次の段階に行きます。

洗車④ ボディのふきあげ

洗車が終わったら、ボディの水を拭きあげていきます。

洗車用のクロスで車を拭きあげていきましょう。
基本的には車にクロスを置いて、奥から手前に引いていくように水を拭いていってください。ボンネット、ルーフなどの広いところにはこの方法がおススメです。

ボディの拭きあげのコツ①

イオンデポジットを作らないように!

左の画像はイオンデポジットという、車に残った輪ジミです。洗車中に水分が乾いてしまうと、ボディにこのような跡が残ってしまいます。水道水に含まれる塩素などが乾くとこのようになり、これは普通の洗車では取り除けなくなってしまいます。
ボディには水滴を残さないように、すばやく拭いていきましょう。

またフロントグリルの隙間などの水滴もきちんと拭いておきましょう。

ボディの拭きあげのコツ② 道具について

カー用品専門店には、吸水性の高いクロスが売っているのでこういった商品を使うと、楽に拭き取ることができます。スポンジクロスやセームクロスなどですね。
スポンジクロスは濡れたまま使用するものなので、水分を拭きとったら絞ればそのまま繰り返し使うことが出来ます。セームクロスはセーム革の製品ですがしっかり水分をとってくれます。ただ濡れると乾くのが遅く、何枚か必要になるというデメリットもあります。

スポンジクロスとセームクロスを併用するとうまく拭き取っていくことができると思います。

洗車④ 鉄粉取り

洗車した後でも、なんだかボディがザラザラしているような・・・これ実は鉄粉がついているんです。この鉄粉を取るには?

ボディに突き刺さっている鉄粉!

実は車のボディには、空気中に飛散した鉄の粉がついています。この鉄粉が酸化して塗装に突き刺さっているのでこの鉄粉は洗っただけでは取れないのです。

この状態だと、ワックスが拭きとりにくい、洗車してもつやが出ないなどの影響があるのでとっておくに越したことはありません。

こんな鉄粉をとるには、ねんど状クリーナーが便利です。

粘土クリーナーは優しくなでるように!

粘土クリーナーを丸く手のひらサイズに、厚さ1センチくらいに平たくします。そしてホースで水を掛けながら、ボディに粘土を滑らせていきます。優しくなでるようにしてください。ごしごし力を入れてこする必要はありません。

これが使用後の粘土クリーナーです。かなり汚れているのがわかります。これが鉄粉ですね。
目に見えない汚れがこんなにも・・・。このままつかうとまた車が傷ついてしまうので、この汚れを粘土の内側に練りこんで、新しい綺麗な面を出してまた使います。

鉄粉取りのコツ①

フロントグリルやフェンダーのまわりはかなり鉄粉のつきやすいところ。念入りに行うことをおススメします。

鉄粉取りのコツ② 道具について

粘土状クリーナーには研磨剤(コンパウンド)が入っているものもあります。その場合は強くこすると傷ついてしまうこともあります。粘土状クリーナーは車のボディの色にあわせたノーコンパウンド等やガラスコーティング専用のものなど、種類がたくさんありますので、自分の車にあった商品を選びましょう。

洗車⑤ ボディの水垢取り

なかなかとれないのがこの水垢!こびりついてしまうと・・。専用のクリーナーで綺麗にしちゃいましょう!

水垢とは??

水垢の原因は雨の中の有害物質です。クルマの排気ガスや工場の煙などが塗装に着いて食い込んでしまいます。シャンプー洗車をしただけではなかなか落ちません。
専用のスプレーで水垢をなくしましょう!

使い方は簡単!

水垢に直接スプレー、そして綺麗なタオルでふき取る!だけでOKです。

ボディの水垢取りのコツ① 道具について

専用クリーナーには、いろいろなタイプがあります。スプレー、チューブ、同時にワックスもできるものも!お好きなものを使えばよいですが、ボディの色の指定があるものもありますので、自分の車にあったものを選びましょう。

洗車⑥ ワックスをかける

洗車が終わったらワックスをかけてみましょう!

艶が長持ち、綺麗!

洗車の後は綺麗なボディも、すぐに汚れがついてしまう・・・。
それを防ぐためにも、ワックスをかけておきましょう!きっちりとワックスをかけておけば、塗装面を保護する被膜ができ、ピカピカが長持ちします。

ワックスをスポンジに付けすぎないで!

まずはスポンジを水で濡らし、固く絞った後、スポンジにワックスを付けてください。ワックスはスポンジの表面に均等につくように。スポンジの表面にワックスが目に見えて残っているようではいけません。

一方向にかけていく!

基本はワックスを一方向にかけていくことです。スポンジは往復させないで、ルーフやボンネットなどは縦方向に、ドアなど垂直な部分は、上から下に塗っていきます。そしてその後、その上から横方向に塗ります。

塗り残しがないように丁寧に塗っていきましょう。

ワックスをかけたら、ワックス拭き取り用クロスで拭き取っていきます。この際、ワックスが完全に乾く前に拭いてください。半分乾いたような状態で拭き取りやすいときがベストです。完全に乾いた状態で拭くとなかなか拭き取れず、力が入ってボディに傷をつける原因になります。
フェンダー、ドア、ボンネット、ルーフなど部分を分けてワックスをかけていくと良いでしょう。

ワックスのかけ方のコツ①

ワックスの厚塗りはしないで、ムラなく塗りましょう。またガラスや樹脂部分には塗らないように!白く残ってしまいます。

ワックスのかけ方のコツ②

拭き取り用クロスとは別に仕上げ用クロスでもう一度拭きあげるのがうまく仕上げるコツです。ワックスを均一にするのが目的ですが、拭き残した部分がないか確認しながら優しく拭いていってください。拭き忘れがあるととれなくなることもあります。

ワックスのかけ方のコツ③ 道具について

ワックスにはいろいろなタイプがあります。固形タイプ、半練りタイプ、液体タイプ、画像のような拭き取りが不要なワックス、防水効果のあるワックス、などなど。いろいろ試してみてもいいと思います。

洗車⑦ コーティング

コーティングをしておけば、普段の手入れも楽になります。時間がない人、掃除がめんどう~という人はぜひやっておくべきです!

コーティングは簡単!

一番簡単なのが、クロスにコーティング剤をとってボディに塗りこんでいく、という方法です。
面倒な拭き取り作業もなし!

コーティングのコツ①

塗り残しがないように、50センチ四方ごとに塗っていくのが良いです。隙間を作らず、少しずつ塗りこんでいってください。

コーティングのコツ② 道具について

コーティング剤は、おまかに3種類に分かれています。撥水、疎水、親水の3つのタイプです。

撥水タイプ

撥水タイプは水をはじきます。ボディーに水がつくと、画像のようにコロコロした水玉ができ、水をはじいている感覚があります。
デメリットとしてはウォータースポット(太陽光によって水滴の跡が焼きついてしまったもの)ができやすいということがあります。

親水タイプ

親水タイプは撥水の反対で水をはじきません。ボディー全体に水が広がり、ボディー表面に付着した汚れを雨と一緒に流していく効果があるようです。
こちらはウォータースポットができることはほとんどありません。デメリットは汚れがついていくうちに、水をはじくようになってしまうことです。

疎水タイプ

撥水と親水の中間位の水をはじく効果があり、ある程度水を弾きます。水をボディに残さないことが目的のようです。汚れも着きにくくウォータースポットができにくいです。
デメリットとしては小雨では撥水のようになってしまいあまり効果が期待できないこと、撥水タイプよりも輝きがあまりないことがあげられます。

ボディの色が濃色(黒など)の場合は上記の特徴などにより、親水タイプのコーティングが向いています。そのほかの2つのタイプはどのカラーでも使うことができます。自分の車にあったコーティング剤を選びましょう。

洗車⑧ ウィンドウを綺麗に

ウィンドウが汚れていると、視認性が悪くなり、運転もしづらくなります。それに薄汚れて曇った窓って気分良くないですよね。事故を起こさないためにもウィンドウを綺麗にすることはとても大事です。

ウィンドウを綺麗にする

ウィンドウを綺麗にしよう!

ウィンドウを綺麗にするには、基本はシャンプー洗車です。軽く水洗い→シャンプー→拭きあげの順番で行えばOK!
上記の洗車③のボディのシャンプー洗いと同時に行えば、効率的です。

ウィンドウを油膜を落とすには?

油膜とは油分と水分が一緒になって付着したもの。大気中の排気ガスや油分を含んだ雨などが原因です。これはとても頑固な汚れで、シャンプー洗車だけではなかなか落ちません。

専用クリーナーを使う!

ウィンドウの油膜を落とすには、専用クリーナーを使うのが一番です。
このようなクリーナーには研磨剤が入っていて、シャンプーだけでは落とせない頑固な油膜を落として、綺麗な窓にすることができます。
専用クリーナーをつけて、スポンジで削り落とすように擦って落としてください。

ウィンドウにコーティングをする

油膜を落とした後は、ウィンドウにコーティングをしておくと完璧です。

ウィンドウのコーティング剤も、いろいろなタイプが出ていますが、一番スタンダードなのが塗りこみタイプのものです。

使い方は簡単。ただ画像のように、コーティング剤をウィンドウに塗り込んでいきます。その後、乾燥するまで待ちます。白っぽく乾いてきたら、水で絞ったタオルで拭いていけばそれで終了です!

コーティング前とコーティング後ではこんなにも違いがあります!
視界がとてもクリアになりますよ!

ウィンドウを綺麗にするコツ①

ウィンドウを油膜をクリーナーで落とした後、水をかけると、油膜がほんとうに取れたか確認することができます。油膜が取れたウィンドウは水が滲んだように広がり、油膜の残っているところは水を弾き返します。

ウィンドウを綺麗にするコツ② 道具について

ウィンドウのコーティング剤には様々なタイプがあります。上記では塗り込みタイプでしたが、他にもスプレータイプ、車のウォッシャー液のタンクにそのまま入れて使用できるウォッシャータイプ、ウェットシートタイプなどがあります。スプレータイプはスプレーしてふき取るだけ、ウェットシートタイプはさっと拭くだけ、とお手軽ですね。

愛車を綺麗にすると気持ちがいい!

いかがでしたでしょうか?洗車の仕方、コツ、洗車の道具についていろいろとご紹介してみました。

車を綺麗にするって、手間も時間もかかるし、けっこう重労働!丁寧にやると神経も使うから疲れちゃう・・・。でも・・綺麗になった車を見てください!ピカピカ、つやつやになった愛車を。
丁寧にやった分だけ、車もきれいになり、かなりの満足感があるはずです!

ピカピカの車を走らせるのも、気分が良いものです。車を綺麗に保って、たくさん走らせてみてくださいね!

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