車の寿命って走行距離で言うと何万キロくらいになるんですか？

そもそも車の寿命の前に走行距離ってどこを見れば書いてあるんでしょうか？

まずは90年代に主流だった機械式の走行距離計（オドメーター）を見て行きましょう。

上の画像が90年代に主流だった機械式のオドメーターです。

オドメーターは車が完成してから累積で走行距離がどれくらいかを示しています。
中古車屋さんはこの走行距離も１つの基準として車の買取額を決めています。

下にあるメーターはトリップメーターと言ってリセットが利くようになっています。

例えばこれは車にガソリンを満タンに入れてリセットかけ、次給油するときに給油した時のトリップメーターの距離と給油したガソリンの料を割ればその車の燃費がわかりますね。

90年代まではこの機械式が主流でしたが機械式の為中古車査定のときにメーターをばらして走行距離を巻き戻す行為が多発しました。

そのため最近ではデジタル式のオドメーターが主流となっています。

最近のデジタル式のオドメーターは自動的に燃費を計算してくれたりするのでかなりハイテクになっています。

皆さんも気になったらご自分の愛車が今どれくらい走行距離を走っているか調べてみてはいかがですか？

では実際一般の車をお持ちの方は一年でどの位走行距離を走るのでしょうか？
これがわかって走行距離がどのくらいかがわかれば何万キロ走れば寿命なのかがわかりますね？

あくまでも目安ですが大体平均して一車検の間に2〜3万キロ走ると言われています。
ということは大体一般の車は一年間で1〜2万キロ前後ということになりますね。

もちろん毎日通勤で長い距離の慣れている方はもっと走られるでしょうし週末のちょっとしたお買い物しかされない方はもっと少ないと思います。

余談ですがトラックなどはひと月に1万キロ走る物もあるそうです。

寿命と言うのはもうダメな事をいいますよね？では寿命のような車に乗れなくなる状態でなくても色々な所に不具合が出始める時は走行距離が何万キロの時なんでしょうか？

これも１つの目安になってきますが大体10万キロと言った所でしょうか？

最近の車は電気系統の部品が多いためそのくらいの走行距離を走ると電子部品の寿命がぼちぼち出始めるそうです。

スポーツカーなどでは寿命などは考えず長く乗りたい方が多いので、10万キロを１つの折り返し地点と考える人も多いようです。

しかしあくまでも車は生き物ではなく機械ですので、カタログに車の寿命何て書いてあるわけがありませんし車を買う際にも店員さんが車の寿命を知っているわけではありません。

またエンジンに寿命が来なくてもスポーツカーなどはボディがよれてきたりもするので、車の寿命と言っても車のどの部品に寿命が来るかはわかりませんね。

車を大切にする方は寿命を気にせず走行距離がどれくらいになってもいつまでも長く乗り続けたい。そう思いますよね。

しかし先ほども言いましたように車は機械です、形あるものはいつか壊れます。町中を走っていて急に車の寿命が来て走れなくなったら困りますよね。

では車の寿命が来る前に買い換えましょう。

車の買い換え時の目安は走行距離より年数で決めた方が良いと思います。

例えば一車検を１つのサイクルとして考えて三回車検を行うと６年ですよね？良く中古車相場は目安で新車から10年経つと底値と言われています。

ということは10年以上のって売ろうとしてもほとんど値段が付きません。
走行距離を走っていれば尚更です。

もし車を１つの趣味として考えているひとであれば寿命などは考えないので関係ないと思いますが、車を１つのツールとして考えている方はある程度のサイクルを決めて今乗っている車の価値が下がる前に乗り換えた方がいいと思います。

今回は車の走行距離や寿命についてお話ししてきました。
確かに走行距離を積めば積むほど車にはガタが来やすくなりますが、長い距離をなられている車ってオーナーさんの愛情を感じますよね。

最近GT−Rオーナーの方が50万キロ以上走っているのを雑誌で見かけました。

この車のオーナーの方は新車でGT-Rを購入し今でも乗り続けているんですが、記事を読めば読む程愛車に対する愛情が伝わってきました。

車は２０万キロを１つの目安に乗り換えを考えようと言いましたがメンテナンス次第でどこまでも走るものなんだなと思いました。

新車に買い換えるのもいいですがこうやって１つの車を大事に乗って行くのもいいですね。

最後までありがとうございました。