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無用なトラブルを避けるため、やっておきたい車の日常のメンテナンス

愛車の日常のメンテナンスやっていますか?車のメンテンスというと、「教習所でオイルや冷却水の量のチェックを習った気がするけれど、自分でやったことはないなぁ」という方、いませんか?今回は車のメンテナンスでとにもかくにも押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

車のメンテナンス

車は機械です。定期的にメンテナンスをしないと、性能が落ちていきます。メンテナンスには費用がかかりますが、何もせずに故障してしまったら余計に費用がかかってしまいますし、その故障が原因で事故にでもなろうものなら取り返しがつきません。
車はひとつどこかの部品の具合が悪くなると、その影響で他の部分の調子も悪くなるといったことがあるようです。
車を長持ちさせるためにもメンテナンスはこまめにやりましょう。

車のメンテナンス ポイント1「命を乗せて走るタイヤの確認」

当然ですが、車はタイヤがないと走れません。でも、その割に「そういえば、最近タイヤチェックしてなかったな」という方もいるかと思います。メンテナンスの基本中の基本、タイヤのチェックポイントを押さえておきましょう。

車のメンテナンス「タイヤのチェック」

車のメンテナンス、ポイント1 は、タイヤのチェックです。中でも空気圧不足は、燃費の悪化につながるだけでなく、バーストなどのトラブルの危険性も高まります。最低でも月に1度は確認してください。

タイヤに亀裂や損傷があると、パンクやバーストの危険が高まります。また、磨り減ったタイヤで走行するとスリップしやすくなり危険。特に、突然タイヤが破裂するみたいに弾けるバーストは、一気にハンドルをとられ非常に危険。タイヤの劣化は大事故につながりやすいので、日頃からこまめに点検をしておくことが大切です。

車のメンテナンス(タイヤのバースト)

バーストは怖いタイヤトラブルのなかでも、けっこう怖い現象です!
バーストは一瞬でタイヤの機能が失われます。走行中であれば、後続車を巻き込んだ多重衝突事故へとつながります。駐・停車中や、トランク内のスペアタイヤがバーストすることもあります。

傷をチェック「サイドウォール」も忘れずに(タイヤのメンテナンス)

まずは、キズやひび割れがないか確認。小さい傷でも走るうちに大きくなってしまいます。気になる傷があったら整備工場で見てもらいましょう。
トレッドやサイドウォールも忘れず点検。幅寄せなどでこすって傷をつけやすい上、直射日光でゴムが劣化します。

「スリップサイン」でタイヤの溝をチェック(タイヤのメンテナンス)

スリップサインは法令で定められた残り溝(1.6mm)の最低ライン。ちなみに、スリップサインは至急交換しなければいけないサインで、そのまま走っていると整備不良で「法令違反」になります。

燃費にも影響する空気圧(タイヤのメンテナンス)

タイヤの空気圧は、低すぎても高すぎても良くありません。走行時の安定性やバランスが悪くなるだけでなく、燃費も悪化します。空気圧はガソリンスタンドで簡単にチェックできます。給油ついでにできますので、定期的に、そして気軽に確認したいもの。

車のメンテナンス(タイヤ空気圧)

適正な空気圧は、運転席のドアを開けたあたりに記されていますので、まずは自分の車の適正空気圧を確認してください。

車のメンテナンス(タイヤ空気圧チェック)

タイヤの空気圧チェックはタイヤが冷えている状態で行うのが正規のやり方です。ガソリンスタンドで空気圧チェックをやってもらうとタイヤが熱を持った状態ですので正確な値は得られません。

エアゲージは1,000円前後で買えます。できれば備えたいアイテムです。

車のメンテナンス(空気入れ)

タイヤの空気圧が不足なら補充しましょう。

自転車用の空気入れでも車のタイヤに空気は入ります。エアゲージが付いている空気入れならなお結構。

車のメンテナンス ポイント2「灯火類の作動確認」

ヘッドライトやスモールランプ、ブレーキランプ、ウィンカーといった灯火類の球切れがないか、確実に作動しているかを確認します。ヘッドライトやウィンカーが切れれば、すぐに分かると思いますが、ブレーキランプやスモールランプは切れていても意外と気づかないことがあります。

車のメンテナンス(前面灯火類)

特に気づきにくいのがヘッドランプの上向き用電球の球切れ。壁などにヘッドライトを照射して、上向き・下向きを繰り返して確認しましょう。

エンジンを始動し、スモールランプを付けたまま、クルマの周囲をひと回りしてランプの切れがないかを確認したり、駐車場の壁を背にしてブレーキを踏んだり離したりして、ブレーキランプが作動しているか、ギヤを後退に入れてバックランプが点いているかを確認することもできるでしょう。

車のメンテナンス(後面灯火類)

特にブレーキランプ。信号で停止したら後続の車のドライバーから「右のブレーキランプ切れてますよ」と言われたことありませんか。

車のメンテナンス ポイント3「油脂類の残量確認」

次に各油脂類の残量の確認です。理想としては、エンジンオイル、冷却水、ウォッシャー液、バッテリー液、ブレーキフルードなどの量をすべて確認することですが、さすがにそこまで徹底することは難しいと思います。そこで、日常的に使う機会があり、気づかないうちに減っていることもあるウォッシャー液だけでも、定期的に確認することをおススメします。

車のメンテナンス(油脂類の残量確認)

車のメンテナンス、ポイント3 は油脂類の量確認です。劣化が早く、かつ低価格で交換できる「油脂類」を定期的に変えることがまず大事です。最低限、エンジンオイル、冷却水、ブレーキフルードは定期的に確認しましょう。
ウォッシャー液の補充も忘れずに!案外、使おうと思った時には空ということが往々にして起こります。

車のメンテナンス(エンジンオイル量のチェック)

運行前点検のひとつで、「オイルレベルゲージ」というエンジンルーム内の部品で確認が出来ます。オイルレベルゲージの先端には上限と下限のラインがついており、その間にオイルがついていれば正常です。

確認のポイントは、
1.エンジンを一度かける
2.再度エンジンを止める
3.その後で量を確認する
の3ステップ。少々面倒ですが、これで正確な量を確認できます。

車のメンテナンス(冷却水量のチェック)

ラジエターの点検は、基本的に水の量のチェックをおこなっていれば、普段の点検としては問題ないでしょう。「リザーバータンク」という冷却水が溜まっているパーツ、このタンクに入っている水で量のチェックをおこないます。

最近のクルマでは、エンジンオイルや冷却水の容量が減ると、警告をする機能が備えられていることも多いですし、微妙な漏れなどはなかなか素人に判別するのは難しいものです。オイルや冷却水の漏れなど、突発的なトラブルについては、例えば普段駐車しているスペースに漏れ跡が見られるなどの何かしらの兆候が表れるはずですので、そうしたあたりを気にするようにすることも大切です。

まとめ

このほか、ユーザーレベルでできるメンテナンス項目としては、ブレーキペダルの踏み応えやサイドブレーキの引きしろ、ステアリングの操舵力などに変化がないか、といったあたりも気を配ってみてください。雨天時にはワイパーの拭きムラやスジが出ていないか、油膜でウィンドウが見にくくないかなども、確認するといいでしょう。

車のメンテナンスについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。少しでも長く乗り続けたい、いつでも調子よく、気分よく走りたい。そのためにするのがメンテナンスです。ドライバーが効果を実感出来て、未然に故障を防ぎ、クルマの寿命を伸ばせるのがメンテナンスです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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