新東名高速道路の浜松いなさJCT~豊田東JCTの開通を調べてみました。
2016/04/16
PRI1248
高速道路の割引制度はETCカードで対象日時に対象区間を通行した場合に適用されます。深夜割引や休日割引に隠れて意外と忘れがちなのが通勤割引です。高速道路を利用した通勤などで上手に使えば、通勤割引制度の割引対象になり、一か月間でかなりのポイントがたまります。
NEXCO 3社
高速道路の主な料金割引制度には、その都度、料金に反映されるものと、一定期間の使用実績において割引料率が決まるものの二種類があります。
前者は深夜割引と休日割引、後者には通勤割引(平日朝夕割引)があります。
ただし、いずれの場合においても、ETCカード・車載器による無線通行が前提となります。
大都市近郊の高速道路など一部該当しない高速道路もありますのでご注意ください。
最初の見出し記事にも書きましたが、いずれの割引制度もETCカード・車載器による無線通行が前提となります。
この二つの割引制度は、ETCマイレージサービスへの事前登録は一切不要です。では、両者の違いを説明致します。なお、西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)の詳細な資料を基にしていますので、NEXCO中日本とNEXCO東日本を利用のお客様は下記のリンクを利用して下さい。
高速道路 夜間割引
深夜割引は、ETCカード・車載器を使用して、全日の深夜0時から午前4時までにNEXCO3社が管理する高速道路・高速国道等を走行した場合に適用されます。
神戸市道路公社や阪神高速道路会社など、NEXCO3社以外が管理・運営する高速道路・有料道路については該当しない路線もありますのでご注意ください。
高速道路 深夜割引の適用例
NEXCO西日本管内の適用路線
白色の路線は適用除外です。
高速道路 休日割引
休日割引は、ETCカード・車載器を使用して、土・日・祝日にNEXCO3社が管理する高速道路や高速国道等を走行した軽自動車(二輪車を含みます)及び普通車に限り適用されます。
神戸市道路公社や阪神高速道路会社など、NEXCO3社以外が管理・運営する高速道路・有料道路については該当しない路線もありますのでご注意ください。
高速道路 休日割引の適用例
NEXCO西日本の適用高速道路・有料道路の路線
白色の路線は適用対象外です。
高速道路 通勤割引
通勤割引(平日朝夕割引)制度は、先程の二つの割引制度と違い、事前にETCカードと車載器情報を「ETCマイレージサービス」に登録し、登録カードと登録車載器で対象区間を無線走行しなければ割引の適用になりません。例えば、車検に出している間の代車での走行や、家族の車など登録外の車両の場合が適用除外に該当します。
なおかつ、入口または出口の料金所を土・日・祝日を除く6時~9時の間または17時~20時の間に通過してください。事前登録いただいたETCカード単位で午前・午後それぞれ最初の1回に限り対象となります。
高速道路 通勤割引の適用例
NEXCO西日本の通勤割引適用路線
通勤割引の割引率は、割引に該当する走行の一か月の利用回数によって異なります。
地方部区間最大100km相当分までの一か月の対象走行回数が10回以上で約50%分の還元、5~9回で約30%分の還元がされ、翌月20日に毎月(1日~末日)の対象走行回数に応じた還元額が付与されます。(1~4回の場合は付与されません)
例えば、一回の走行料金が1,200円で20日間往復した場合、1,200円×40回×50%で24,000円相当のポイントが付与されます。
還元額が決定したら早速使いましょう。還元額による高速道路のご走行の場合も平日朝夕割引の対象となります。ただし、マイレージポイントは付与されません。
還元額が付与された後の高速道路のご走行は、優先的に還元額からのお支払いとなります。
中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)と東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)の通勤割引をはじめとする各種割引制度については、各社一枚の高速道路路線図にまとめてあるため、下記に掲載いたします。
中日本高速道路(NEXCO中日本)の通勤割引ほか各種割引対象の高速道路
東日本高速道路(NEXCO東日本)の通勤割引ほか各種割引対象の高速道路のデータはPDFデータで提供されているため、リンクを貼り付けさせていただきます。
今までに述べてきました通勤割引制度をはじめとする各種割引制度は、東京と大阪の大都市近郊区間は対象外となりますのでご注意ください。
NEXCO東日本の大都市近郊区間
東北道(川口JCT~加須)、常磐道(三郷~谷田部)、関越道(練馬~東松山)、東関東道(湾岸市川~成田)、新空港道、東京外環道、東名高速(東京~厚木)、中央道(高井戸~八王子)、京葉道路、第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路、圏央道(茅ヶ崎JCT ~久喜白岡JCT )、新湘南バイパス(茅ヶ崎海岸~藤沢)※
※茅ヶ崎海岸ICから茅ヶ崎JCT間と圏央道を連続走行する場合にのみ、平日朝夕割引が適用となります。
NEXCO西日本の大都市近郊区間
名神高速(大津~西宮)、中国道(中国吹田~西宮北)、近畿道(吹田~松原)、阪和道(松原~岸和田和泉)、西名阪道(天理~松原)、京滋バイパス(瀬田東~久御山淀)、第二京阪道路(巨椋池~門真 JCT)
上記区間に加え、第二神明道路、南阪奈道路、関門トンネルが割引対象外となります。
阪神高速道路の通勤割引制度は、 平日6〜9時、17〜20時に「11号池田線 神田」~「11号池田線 池田木部」間をETC通行した場合、普通車は150円、大型車は310円に割引されます。
また、「8号京都線」の通勤割引制度は、稲荷山トンネルのみご利用(山科~鴨川東)の場合、普通車は260円、大型車は510円に割引されます。
阪神高速 通勤割引
本四高速 通勤割引
本四道路の通勤割引制度は、マイレージ登録されたETCカード・車載器を使用して、平日の朝夕(6時〜9時、17時〜20時)の時間帯に本四道路の料金所を通過する普通車及び軽自動車等に対して月間の割引対象となる適用回数に応じ、割引相当額(還元額)を設定して無料走行分として事後還元します。
具体的な割引率は、NEXCO3社の通勤割引制度と同様に10回以上の走行で50%、5~9回で30%の割引率となります。
宮城県道路公社では、平成25年4月1日から平成26年3月31日まで社会実験として仙台松島道路(三陸道:利府中IC~鳴瀬奥松島IC)において、期間限定でETC車を対象とした通勤割引と深夜割引を実施していましたが、現在は継続されているのか不明です。
少々複雑な部分もありますが、高速道路の料金割引制度、特に通勤割引についてはご理解いただけましたでしょうか?
私も依然、遠方の得意先や仕入れ先に出張する場合はこの通勤割引制度を利用させていただきました。
もし、毎日通勤で高速道路を使っている方、月に5回以上高速道路を使って出張に行かれる方には是非、通勤割引制度をご利用いただきたいと思います。
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