【初めて車を買う方向け】車の維持費って年間どのくらいかかる？

車を所有しているうえで必ず絡んでくる「維持費」のあれこれ。でも初めて車を所有する方には、どういうものがあるか分からないと思います。
維持費というのは、車を維持し続けていく上で必要な諸費用の事を指します。年間どのくらいかかるかによって購入する車種を選ぶこともあります。

これはあくまで一例でありまして、この他にもタイヤ交換やオイル交換などのメンテナンス費用やパーツ交換費用など、様々な費用が年間維持費に絡んできます。
これほど複雑していると、年間維持費の計算だけでもとても難しく思えます。

ではどれだけ掛かってくるのか。具体例を上げながら見ていきましょう。
なお年間維持費を具体的に計算するため、車種例として「スバル インプレッサスポーツ」を上げてみ
ました。走行距離は年間で約20000キロ（1日約55キロ）走るとします。
参考程度にしていただければと思います。

まず一番重要なのは「ガソリン代」。人でいわゆる「食費」に値しますから、必要な維持費の一つです。インプレッサスポーツは燃費が16.4km/ℓ（カタログ値）で、燃料タンク容量が55ℓ入ります。
そして、レギュラーガソリン110円/ℓ計算しますと・・・

20000（年間走行）÷16.4（燃費）×110（ガソリン１ℓ）＝134146円
そこにガソリン税やガソリン自体の消費税も絡みますので、約15万/年間といったところでしょうか？

ガソリンスタンドの場所や燃費のいい車種などを利用すれば、維持費がさらにお得になるかもしれません。

自動車税は、車を所有した際、税金として国に納めなければならない税金の事です。
内訳としては、

・自動車税/年：39500円⇒自動車の排気量によって決められる税
・自動車取得税/年（自動車3%）：16350円⇒自動車を所有した際に生じる税
・自動車重量税/年：15000円⇒車の重量によって決められる税

税金としてこの3つがあげられます。これは必ず納めなければならず、納めないと、車を走らせるどころが、車を所有することも許されません。
これに限りましては、車種を変えない限り年間費用をカットすることはほぼ不可能です。

事故に備えるための「保険」費用も年間維持費に絡んできます。
まず「自賠責保険」は国の決まりによって必ず入ることになります。この場合、

自賠責保険/年間：16350円

となります。あとはCMで流れる自動車保険でおなじみの「任意保険」があります。任意ですが、車は「走る凶器」と言われるほど危険なものです。万が一、そして念には念を、任意保険は入っておきましょう。
（※任意保険費用年間：60000円とする）

自宅に車庫がある場合は不要（※例外を除く）ですが、月極駐車場を借りる場合「駐車場代」も、年間維持費に大きく影響します。
東京都内の平均的な、月15000円/年間とします。すると年間は、
15000円×12＝180000円となります。

後は車検代（※ここでは車検代（1年・保険税抜き）：38650円とする）もあります。また、車のパーツ等のメンテナンス費用も年間維持費に関わってきます。
車好きの方のような、自分自身で交換や定期的にメンテナンスをするというのであれば年間維持費はかなり安く抑えることが出来ます。
ただ機械関係が全く分からないという方は、この費用も考慮に入れておくべきだと思います。
手入れにかなり必要な車だと、これだけでも相当な額になるのでご注意ください

結果、全ての年間の維持費を合わせると、インプレッサスポーツの年間維持費が出ます。

134146円+70850円（3種の税金の合計）+76350円（2種の保険費用）+180000円+38650
＝499996円

これにさらにメンテ費用等を合わせますと、年間維持費としては約50万円台後半～約60万円台前半といったところだと思います。

あくまでこの年間維持費は具体例に基づいたものですので、検討している車種がございましたら、下のサイトにてご確認できますので、年間維持費の参考にしてみてはいかがでしょうか？