記事ID148のサムネイル画像

フェラーリ カリフォルニア/カリフォルニアT なにが違うのか?

2009年から販売が開始され、2014年にカリフォルニアTに受け継がれたスーパーカー・フェラーリ カリフォルニア。今回はカリフォルニアとカリフォルニアTの違いとそれぞれの魅力を画像とともに紹介します。

フェラーリ カリフォルニア

フェラーリ カリフォルニア

フェラーリ カリフォルニアはフェラーリとして初のクーペ・カブリオレを搭載した2+2モデルとして発表、販売されました。エンジンはフェラーリでは初めての4,297ccV8、ガソリン直噴エンジンを搭載し、これによって二酸化炭素排出量は270g/kmとなっています。最高出力490ps/7,500rpm(2012年の小変更前は460ps)を発生させ、駆動方式は612以来のFRで、V型8気筒のFRはフェラーリにとって初のモデルです。2012年に小変更を行い、排気量は変わらないまま従来モデル比で最高出力が30psアップの490ps、最大トルクが20N·mアップの505N·mとなりました。これにより、0-100Km/h加速は従来の4.0秒から3.85秒に改良され、また、フロントセクションの剛性強化や30kgの軽量化、ハンドリングの応答性の改良がなされました。
シャシー・ボディはアルミ製で、これもフェラーリ初となるクーペカブリオレ式コンバーチブルとなっています。クーペ・カブリオレシステムはウェバスト製のカブリオレ・ユニットを採用している。2011年にオプションとして導入されたアイドリングストップ機能をはじめとした、燃費をはじめとするエネルギー効率向上を目的とした機能「HELE」は日本国内では標準装備となります。
ミッションは、7速DCTを採用しており、ギアチェンジの際に発生するロスを軽減しています。デザインは内外装ともにピニンファリーナが担当しており、リアは丸型テールライトを採用したものとなっています。自動車雑誌「NAVI」に掲載された奥山清行の連載によると、奥山がピニンファリーナ在籍時に手がけたが、ヘッドライトのデザインは奥山によるものではない。内装については、フェラーリ初となるトランクスルー方式を採用しており、実用性も兼ね備えた仕様となりました。また後席は、リアシートがない2名乗車仕様も選べる。その場合、中央の盛り上がりがなくなり、ゴルフバッグなども収めやすくなります。
ステアリングホイールの右下にあるシフトモードを切り替える「マネッティーノ」のスイッチはF430には5種類あるが、カリフォルニアには「スノー」と「レース」は必要ないと判断され3種類となりました。ブレンボ製のカーボンセラミックブレーキ、サスペンションはマルチリンクを採用しています。

フェラーリ カリフォルニアT

カリフォルニアTには、新開発のターボエンジンが搭載されています。従来モデルは、V型8気筒4.3リッターの自然吸気エンジンを搭載していましたが、新型ではV型8気筒3.9リッターの直噴ツインターボエンジン(最高出力412kW、最大トルク755Nm)を採用しています。ターボエンジンを搭載するフェラーリは「F40」以来であり、静止状態から3.6秒で時速100キロに到達できるほなど、燃料消費量は従来型よりも15%改善しています。

ツインスクロール・タービンだけでなく、フリクションを低減し、F1譲りのフラットプレーン・クランクシャフトを採用したことで、ターボエンジン史上初の実質的にターボラグを取り除いた車になっています。気になるお値段ですが2540万円ということです。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ