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軽自動車の全長がどのように変化してきたのかご存知でしょうか?

軽自動車は古くから親しまれてきた車で、価格の安さや維持費の安さ、手軽さが魅力です。そんな軽自動車の全長など規格も、時代に併せて変化しています。今回は軽自動車の全長の変遷、現在の軽自動車の全長など、軽自動車の全長にまつわる情報を紹介します。

軽自動車の規格って?

みなさんの軽自動車のイメージってどんなものですか。
小さくて、黄色ナンバーで、税金が安くて…とそんなイメージでしょうか。
ですが、昨今は「これ軽自動車なの?」というほど大きく感じる車種もあります。

そこで軽自動車の規格がどうなっているのかをまず見ていきたいと思います。
軽自動車の規格はどれくらいなのでしょうか。

軽自動車は排気量660cc以下で、乗車定員は4人です。
そして、全長3.4m以下・幅1.48m以下・高さ2.0m以下と定められています。
その範囲内のものなら軽自動車ということです。

最近の軽自動車の全長はどれくらい?

ここで、気になるのが最近人気の大きな軽自動車の全長です。
本当にこれが軽自動車なの?と思うくらいに大きい車種の全長はどのくらいなのでしょうか。

最近の軽自動車は四角い感じのフォルムの車種が多いですが、決められた規格の中で室内空間をできるだけ広げようと思うと、どうしても四角い感じのフォルムになってしまうようです。
こういったボディサイズ・室内空間ともに大きな軽自動車は、1BOXタイプやスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車になります。

軽自動車の全長などの規格は平成10年の規格変更から現在まで変わっていません。
そのため、現在販売されている軽自動車の多くは全長が3395㎜、幅1475㎜という枠いっぱいのサイズで作られています。

では、何が違うのかという疑問がわきますが、現在の軽自動車の各車種の違いは全高が大きく違うようです。
軽自動車を選ぶ際、全高の違いを参考にしながら好みの軽自動車を選びましょう。

改訂前の軽自動車の全長は?

では、平成10年以前の軽自動車の全長などはどのように規定されていたのでしょうか。
平成10年以前の軽自動車の全長は一体どれくらいなのでしょうか。

では、さっそく1972年の軽自動車の車検制度の導入以降の軽自動車の全長など規格の変化を追ってみていきたいと思います。
軽自動車の全長はどのように変化してきたのでしょうか。

昭和50年9月(昭和51年1月施行)

軽自動車の排気量と車体サイズが大きく変化 しました。
全長 3.00m → 3.20m、幅 1.30m → 1.40m、 排気量 360cc → 550ccと大きく変化しました。

■平成 元年2月(平成2年1月施行)

この際、全長が3.20m → 3.30m、排気量が550cc→ 660ccと改訂され、現在の軽自動車の規格に大きく近づきました。

平成 8年9月(平成10年10月施行)

そして、先ほど紹介した平成10年に施行された改訂で全長が3.30m→3.40m、幅が1.40m→1.48mと改訂され、現在の軽自動車の規格となりました。

軽自動車の規格の変遷を追っていくと軽自動車が、いかに快適な車に進化したのかがよくわかりますね。

軽自動車よりも全長が短い普通車

最後に、軽自動車よりも全長が短い普通車があるのかどうかを見ていきたいと思います。
普通に考えると、軽自動車よりも全長が短い普通車なんてありえませんが、実は国産車にそのような車があるようですので、ご紹介します。

軽自動車よりも全長が短い普通車はトヨタのIQと言われています。
IQの全長は2985mm、全幅1680mm、全高1500mmで、 排気量は1000ccと1300ccがあります。
排気量や幅の関係から軽自動車の扱いから外れますが、全長だけを見ると現在の軽自動車の全長よりもはるかに短いことがわかりますね。

1m近く全長が短くて、排気量が大きいため、非常に軽快で機敏な走りをするとも言われています。
どんな乗り味なのか、気になる方は一度IQの試乗をしてみるのもいいかもしれませんね。

軽自動車の全長のまとめ

いかがでしたか。

軽自動車の全長の変遷や現在の軽自動車の全長、軽自動車よりも全長が短い車をご紹介しました。
こうしてみていくと、現在の軽自動車が大きく、広く感じるのは全長を枠いっぱいに取っているからですね。

ひと昔前では軽自動車は狭くて馬力のない車でしたが、全長を枠いっぱいに取ることで広々とした室内空間が生まれ、さらには改良され続けるエンジンのおかげで快適なドライブが実現するようになりました。
あなたも軽自動車に乗ってみませんか?

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