2016/05/08
axela0414
普段何気なく走行している原付ですが、空気圧は意外と大切です。日頃から空気入れを使って原付の空気圧を正しく保つ必要がありますね。では、原付の空気入れはどのようなものを選べばよいのでしょうか?コストパフォーマンスに優れた商品もご紹介します。
「空気圧」とは、空気がタイヤを外側へ押す力!
皆さんは、普段の通勤・通学の足として原付をご利用なさっておられることでしょう!ただ、意外と原付タイヤの「空気圧」は見落としがちです。
そもそも、原付(その他バイクやクルマ)タイヤの「空気圧」とは何でしょうか?
タイヤは、中から空気で押されている!
図をご覧ください。このように、タイヤは、中から空気がタイヤを外側へ押そうと働く力を意味します。
この「力」を数値で表したものを「空気圧」といいます。
この「空気圧」が適正でないと、さまざまな不具合が起こります。
1.空気圧が不足している場合
では、空気圧が適正値に比べて不足しているとどのようなことが起こるでしょうか?
・タイヤと路面の摩擦抵抗が増し、燃費が悪くなる
・タイヤの両端が著しく摩耗する、「偏摩耗」が起こる
・カーブなどでタイヤに負荷がかかると、挙動が不安定になる
2.空気圧が高すぎる場合
では、今度は、原付タイヤの空気圧が高すぎるとどうでしょうか?
・タイヤと路面の接地面積が少なすぎて、タイヤのグリップ力が落ちる
・タイヤの真ん中だけが減る、「偏摩耗」が起こる
・路面の凹凸で跳ねてしまい、乗り心地が悪い
素朴な疑問です。ほとんどのご家庭にある、自転車用空気入れは原付の空気入れとして使えるのでしょうか?
なんと!クルマやバイクより自転車の方が空気圧が高い!?
驚くなかれ、実は、自転車の方がクルマやバイクより指定空気圧が高いんですね。
一般的に、タイヤが細いほうがより高い空気圧を必要とします。したがって、空気圧の観点からいうと、自転車用空気入れで、原付の空気を入れることはまったく問題ありません。
注意点その1 タイヤの空気バルブの形に注意する!
写真をご覧ください。以外にも、タイヤの空気バルブには3種類の形状があります。
・英式バルブ:一般的な自転車に使われています
・米式バルブ:クルマや原付、バイクに一般的に使われます
・仏式バルブ:ロードレーサー用自転車に使われます
ですから、原付の空気入れとして使う場合は、バルブ形状が「米式」に対応しているものを選びます。
注意点その2 高圧タンク付が便利!?
よく、ネットショッピングなどで「高圧タンク付自転車用空気入れ」という商品が販売されています。
原付・バイクやクルマの空気入れとして使うには、「高圧タンク付空気入れ」がよいとも聞きます。この「高圧タンク付空気入れ」にはどのような利点があるのでしょうか?
高圧タンクの原理は、灯油用ポンプと同じ!
皆さんは、写真のような灯油用ポンプはご存知ですね。
実は、高圧タンクの役目は、この灯油用ポンプと同じで、最初は少し力が要りますが、一度空気が入っていくと、そのあとは力いらずで楽なんですね。
注意点その3 問題は、タイヤ用ゲージが付いていないこと!
自転車用空気入れの最大の問題点は、「空気圧」を確認するための「ゲージ(メーター)が付いていないことです。
自転車用空気入れでも、写真のような「タイヤゲージ」が付いていれば、原付やクルマの空気入れとして十分使えます。
以上の点を踏まえ、ここではおすすめできる原付用空気入れをご紹介します。
大橋産業 高圧フットポンプツインシリンダー(1,990円)
空気入れとしてラクラクの、フットペダル付です。バルブも3種類付属。コストパフォーマンスに優れた1台です。
本格的 エアコンプレッサー12L(11,900円)
ゲージも付いており、空気入れバルブも3種類付属。空気もラクラクはいる、オイル交換不要のエアコンプレッサーです。この金額ですと、かなりお値打ちですね。
街乗りやツーリングのお供に!携帯用エアボンベ(1,620円)
非常にコンパクトな携帯式で、カバンやリュックに入る空気入れです。走行中に挙動がおかしくなった時に使えますね。
原付やバイクの空気圧調整のために空気入れはあっても、空気圧が適正か確認するためにはゲージが必要ですね。タイヤゲージは単体でどれくらいのお値段なのでしょうか?
コンパクトで持ち運びに便利!(453円)
空気圧を測るだけであれば、コンパクトなものがよいですね!写真のタイヤゲージは、全長65mmで、お値段は453円です。
携帯用空気入れと一緒にぜひ携帯しておきましょう。
原付で走行中に、タイヤの挙動がおかしくなっても、適正空気圧を知らないと、空気入れも活用できませんね。ここでは、原付の適正空気圧を確認する方法をご案内します。
基本は、お手持ちのサービスマニュアル(取扱説明書)で確認
お乗りの原付での適正空気圧は、車種によってそれぞれ多少異なります。サービスマニュアル(取扱説明書)がお手元にあれば、確認しておきましょう。
チェーン式原付(バイク)の場合は、チェーンカバーを確認
スポーツタイプの原付など、チェーンが露出しているタイプであれば、チェーンカバーに適正空気圧が記載されていることがあります。確認しておきましょう。
空気入れは持っているが、取扱説明書が無く、適正な空気圧が分からないときはどうしたらよいでしょうか?
スマホでサービスマニュアルをダウンロードする!
もし、スマホをお持ちでしたら、各原付メーカーのサイトから取扱い説明書をダウンロードできます。ただし、ファイルはpdfと呼ばれる形式のため、pdfが読めるアプリを入れておく必要があります。
マニュアルには、適正空気圧も記載されているので、空気入れを有効に使えますね。
原付のタイヤ空気圧は毎月10%ずつ減っている!?
乗り方にもよりますが、原付の空気圧は毎月10%くらいずつ減っていると言われます。
知らず知らず、原付の空気圧が減ってしまい、大事故になってしまっては元も子もありませんね。
転ばぬ先の杖! バイク用空気入れを用意しておき、月に1度はタイヤの空気圧を確認するようにしましょう。
大切な命と原付、空気入れで救うことができます!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局