2015/12/13
ダミアン
国交省は6月から、乗用車・トラック・バスに備わるミラーの代わりにカメラとモニターを代用する事を認可します。死角を減らすには高機能なカメラの搭載が必至。日常でハンドルを持つ方やプロドライバーの皆さん!トラックにもミラーレスの時代がやって来ました!
国土交通省は、自動車に設置されているバックミラーやサイドミラーの代わりにカメラ
とモニターを備えた「ミラーレス車」を6月に解禁する方針を決めました。認証を得た
新型車から、公道を走れる様になります。トラックやバスがミラーレス化される流れと
現在のトラックに備わるミラーの機能を合わせてご紹介したいと思います。
トラックのミラーレス化
空気抵抗の削減や突起物を無くす事について有効なミラーレス化。トラックメーカーがどんな仕様で実現させるのかが期待されます
6月に施行される道路運送車両法の保安基準改正。対象は乗用車や
トラック・バスなど。バイクは除外されます。
トラックのミラーレス化
ヨーロッパでは一足先にミラーレス車が公道を走っています。こちらはベンツのトラックからの視点です
昨年11月に国連で採択されたミラーレス車の国際基準に従った改正となります。
欧州各国でも同時期にミラーレスが解禁される見通しです。
日本のトラックメーカーがどんな機能でミラーレス車を登場させるか
興味津々ですね!6月の施行が楽しみです。
トラックのミラーレス化
見た目は何だか頼りなく感じるミラーレス車。トラックメーカーがどんな手法でミラーレス車を登場させるのか期待するところです。
基準改正では運転手が視界を確保できる様、モニターで映る範囲や画質、倍率などを
定める他、運転席の近くや現在のバックミラーに近い位置でモニターを設置する事も
規定します。
ミラーレス車 公道へ カメラで代用
各方向にカメラを設置して、死角を減らすミラーレス車、幾つかの課題は
残されますがメーカーのアイデア・技術は日進月歩。更なる進化に繋がるでしょう。
国内でも、自動車メーカーがバックミラーを液晶モニターに切り替える技術を
既に開発しています。今後はメーカー各社が開発の動きを本格化しそうですね。
乗用車のスマートルームミラー
夜間でも視認性が高いカメラ併用のルームミラー。今後はどんどん増えて行く事が予想されます
日産はカメラ併用の『スマートルームミラー』を導入しています。他社でもドアの
横方向について『ブラインドスポットカメラ』設置のSUV車が増えて来ています。
トラックのミラーレス化
後方の安全確認はトラックドライバーにとって欠かせない部分。死角の減少など更なる進化に期待したいですね
既にバックカメラからの映像をルームミラーの位置で確認できるシステムは、多くの
トラックに普及しています。もはや無くてはならない装備の一つです。
トラックの前面、真下に有る障害物や人の有無を確認できるアンダーミラー
カメラとモニターの併用で視認性が上がる事は間違い有りません。
トラックのミラーレス化
トラックの前面真下の安全を確認するアンダーミラー、モニター代用で視認性の向上が期待されます
ミラーに代わるカメラにはメリットがたくさん。夜間などの暗い時にも
明るい画像で安全を確認する事ができます。ミラーレス化は狭い道路や
車庫内でも重宝されそうですね。
トラックのミラーレス化
こちらは箱車の上部を確認する為のミラー。高さ制限や看板、木の枝など、死角の減少に役立っています
夜間走行や雨降り等はミラーの視認性が落ちてしまいます。ミラーレス化はトラック
事故の減少に効果が期待されます。
トラックのミラーレス化はメーカーの設定に過ぎず、全てのトラック・バス
乗用車に標準化されるものでは有りません。国交省が認可すると言ってもトラックの
ミラーレスについては、企業やドライバーが選択できると言う範囲に過ぎません。
トラックのミラーレス化
拘ったミラーステーへの交換や、メッキのミラーカバーを装着したトラックは多く見られます。ミラーレス化で将来は姿を消すかのも知れません
いかがでしょう。ミラーレスのトラック・バス、乗用車が街中を走る日は、もう
間近に迫りました。カメラの汚れや冬の積雪、雨天の視認性の確保等、解決すべき
課題はまだまだ残っています。各メーカーの準備は大詰めと言ったところですね。
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました
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