記事ID15242のサムネイル画像

軽自動車がついに増税…具体的な金額や対象車種をわかりやすく解説!

維持費が安い軽自動車でしたが、ついに増税が開始されました。しかし軽自動車の増税について具体的に知らなかったり、あいまいに覚えている人も多いのではないでしょうか?そこで軽自動車の増税はどれくらいの金額が上がったのか?情報をまとめました

ちょっとわかりにくい軽自動車の増税

2014年4月から、消費税が5%から8%に増税したのは記憶にあたらしいところです。さらにその翌年、軽自動車も増税となったのです。しかし軽自動車の増税といっても、具体的にどのような車種が対象になるのか?種類も多くてよく理解できていない方も多いかと思います。そこでこの項目では軽自動車の増税について、ズバリわかりやすく解説します。

軽自動車 増税

軽自動車にも購入した時期や車両の年式にによっても税金が変わってきます。意外に複雑でわかりにくい軽自動車の増税を、くわしく解説します!

軽自動車が増税される理由

維持費の安かった軽自動車ですが、なぜ増税されるようになったのでしょうか?その理由を考えてみましょう。

軽自動車 増税

普通車は消費税10%に増税される時に、段階的に引き下げられていた取得税が廃止されます。

消費税が段階的に増税していく中で、自動車の販売台数も低迷しました。そこで自動車取得税も段階的に引き下げ、最終的に廃止することになりました。なにしろ自動車取得税は消費税と2重に課税されていたからです。

軽自動車 増税

市区町村の貴重な財源となる軽自動車の税金。他の減税とバランスを取るように増税されました。

ただこの廃止にあたって、各地の自治体が強く反発しました。というのもこの自動車取得税は国税ではなく都道府県税。もともと税収減に苦しむ自治体の貴重な税源が減少するわけですから、これはある意味当然とも言えますよね。しかも自動車取得税は、年間2000億円にも達するのですから、なおさらです。環境性能の悪い車への課税強化なども実施されますが、当然補填されないわけで…。

出典:https://clubmini.jp

そこで市区町村の税金である軽自動車税を上げました。軽自動車はTPPでも、輸入車の販売妨げになるため、増税する追い風になったのです。また現在の軽自動車は普通車と性能差も少なくなり、増税もやむなしといったところでしょうか。

軽自動車増税で影響を受けたメーカー

軽自動車 増税

インドでの好調な売れ行きで全体的には販売台数が増えているスズキですが、増税による国内の軽自動車販売は一時的に落ち込んだようです。

これまで好調な販売台数を記録してきた軽自動車メーカー各社でしたが、さすがに2015年4月からの販売台数は増税後に落ち込みました。しかし魅力的な車種を次々投入してくる軽自動車は、回復も時間の問題でしょう。

2015年4月以降登録の軽自動車は150%の増税

それでは具体的に軽自動車はどのような車種が増税の対称となるのでしょうか?昨今エコカー減税が叫ばれていますが、2015年4月以降に新車で購入する軽自動車は、すべて増税となります。

ホンダS660

軽自動車の本格的スポーツカーとして話題になったホンダS660

2015年4月と増税のタイミングで発売した軽自動車、ホンダS660は増税の対象者となります。

ダイハツ タント

ダイハツのスーパーハイトワゴン、タント。

ダイハツタントは2013年にモデルチェンジした車種ですが、2015年4月以降に登録された車種は増税の対象となります。

軽自動車税の増税後の税金

スズキ エブリイ

2015年2月発売のスズキエブリイワゴン。増税前に発売したモデルですが、注文しても4月までに登録できない場合は、増税の対象になります。初期のモデルは増税になるかならないか、微妙なところですね。

増税された軽自動車税の税金は、これまで7200円だったものが、1万800円となり1.5倍もの増税となりました。

登録から13年の軽自動車も増税

軽自動車の増税はなにも新車ばかりではありません。年式の古い軽自動車も増税の対称となるのです。

軽自動車 増税対象車種

登録から13年が経過した軽自動車は増税の対象となります。

具体的な増税の金額は自家用で12800円になります。今乗っている軽自動車はもちろん、これから購入する中古車も登録から13年が経過していると、増税されます。

4ナンバー軽自動車 増税

軽自動車には5ナンバーの乗用車と4ナンバーの商用車があります。これまで乗用車の増税について解説してきましたが、商用車であっても増税の対象となります。

軽トラック 商用バン 増税

キャリイやハイゼット、アルトバンなど2015年4月以降登録の新車は増税の対象となります。

増税の対象となる車種は2015年4月以降に登録した新車が対象となり、従来4000円だったものが5000円になります。また13年が経過した車両でも、6000円に増税されます。

軽自動車の増税 まとめ

いかがでしたか?

以上、軽自動車の税金についてまとめてみました。

要約すると増税の対象になる軽自動車は新車で購入したものと、
13年が経過した車両が増税の対象となっています。

それ以外の中古車は増税されませんのでご安心ください。

したがって軽自動車を購入するなら、
比較的年式の新しい中古車を購入するのが、
増税になるまでの期間が長くなるのでお得になりますね。

この記事が軽自動車の税金について少しでも理解が深まれば幸いです。

それでは最後までご覧いただきましてありがとうございました。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ