ホンダ・NシリーズN-WGNの実燃費と詳細をまとめてみました。
2015/11/12
neko.shinohara
2016/05/31 更新
ホンダの上級セダン、アコードハイブリッドが大幅に改良され、2016年5月26日より新型が発売開始となりました。燃費も向上し、使い勝手が格段に良くなった、新型アコードハイブリッド。その燃費の実力や、改良点などについて詳しく見ていきましょう。
燃費も向上 アコードハイブリッド
アコードハイブリッドは、レジェンドに次ぐホンダの上級セダンです。
2013年から日本で発売されているアコードハイブリッド、2016年5月26日に大幅なマイナーチェンジを受けて発売開始となりました。
エクステリア、インテリアだけでなく、ハイブリッドシステムや安全装備まで、あらゆる装備を刷新したビッグマイナーチェンジ。
もちろん燃費も大幅向上しています。
今回の改良点を確認していきましょう。
インラインタイプのフルLEDヘッドライト。
導光型のLEDバーを使ったポジションランプを装備。
ヘッドライトは光を屈折させて前へ照射することで独特の表情を生んだそうです。
LEDヘッドライトは消費電力も少なく、アコードハイブリッドの燃費向上にも寄与しそうですね。
マイナーチェンジ前のLEDヘッドライト
改良前のヘッドライトは、2眼式のプロジェクタータイプでした。
フロントマスクも一新
最近のホンダ車に多いT字型のフロントグリルから、よりシャープなイメージのデザインに一新。
他の車種とは違う、上級感があるインテリジェンスなデザインとなりました。
高級外車を思わせる様なリアデザイン
最近のBMWなどにも多い、ライトバーを使ったテールランプを採用しています。
ボリュームのあるリアデザインで、威風堂々とした佇まい。
他のセダンとは一線を画す、アコードハイブリッドらしいデザインですね。
マイナーチェンジ前のリアデザイン
マイナーチェンジ前のアコードハイブリッドは、良くも悪くもオーソドックスなデザインでした。
スイッチでシフトを操作。エレクトリックギアセレクター。
スイッチ式のシフト『エレクトリックギアセレクター』を搭載。
新型アコードハイブリッドには、P・N・Dは押す、Rは引くという操作でシフトを選択する『エレクトリックギアセレクター』を搭載。
今までにはない操作感ですし、シフトレバーがないことで、すっきりとしたインテリアデザインを実現しています。
ラゲッジも広く
ハイブリッド用のバッテリーを33パーセントも小型化することで、トランク容量を大幅拡大。
アコードハイブリッドは、ハイブリッドだからといって使い勝手を犠牲にすることはありません。
もちろん、燃費も犠牲にはなっていませんよ。
ホンダの誇る『SPORT HYBRID i-MMD』
アコードハイブリッドに搭載されるハイブリッドシステムも刷新されています。
ホンダのハイブリッドシステム、SPORT HYBRID i-MMDは、効率化された2リッターエンジンに、2つのモーターを組み合わせた独自のシステムです。
これは燃費面でも大きなアドバンテージをもっています。
トヨタのTHSが1モーターで、発進時や加速時などにモーターパワーを使うのに対して、ホンダのSPORT HYBRID i-MMDでは、基本的に走行するのにモーターを使う、EVの様な仕組みになっています。
発電専用と走行専用の2つのモーター
アコードハイブリッドの2つのモーターは、それぞれ発電・走行専用
アコードハイブリットに搭載されるSPORT HYBRID i-MMD。
この2つのモーターのうち、一つは発電専用、もう一つは走行専用と役割が決まっています。
アコードハイブリッドのSPORT HYBRID i-MMDには、3つの走行モードがあります。
EVモードで燃費向上
EVモードでは、バッテリーに蓄えられた電力で、走行用モーターを駆動して走ります。
モーターは全回転域で最大のトルクが発生できるのが特徴で、特に低速域ではエンジンを大きく超える効率を持っていて、燃費向上につながります。
もちろん、音も静かですし、排ガスも出ません。燃費は抜群です。
ハイブリッドモードで、大幅に燃費向上
エンジンで発電した電力を使って、モーターを駆動し、走行するモードです。
一見、わざわざ発電した電力で別のモーターを回すなど非効率のようですが、実はそうではないのです。
エンジンは発電専用とすることで、常に一定の、最も効率の良い回転数で回し続けることができます。これにより、効率よく電力を作ることができます。
一方、走行用モーターを駆動することで、ガソリンエンジンが苦手とする低速域での、発進・加速などを効率よくさせることが可能になります。
これが、アコードハイブリッドの燃費が圧倒的に良い秘密です。
エンジンの力のみで走行
特に高速域など、モーターが苦手とする速度域は、エンジンのみが担当
高速で定速走行する場合など、エンジンを効率よく使って走れる速度域ではエンジンの力を直に使って走行することで、燃費向上につなげます。
これらのモードを使い分けて走行することで、新型アコードハイブリッドは、31.6km/Lの燃費を達成しました。
これは、モーターの刷新やバッテリーの軽量化などで、改良前のモデルを1.6km/L上回る数値です。
また、ライバルとなるカムリハイブリッドの25.4km/Lを2割も上回る驚異的な数値です!
カムリもクラスのわりには高燃費だが・・・
アコードハイブリッドの前では、ひれ伏すしかない燃費ですね。
アコードハイブリッドには日本初の装備として、「信号情報活用運転支援システム」が全グレードに標準搭載となりました。
高度化光ビーコンの情報を受信し、信号が青で通過できる速度を案内する「信号通過支援」、赤信号になる見込みの時に早めに加速を終わらせる「赤信号減速支援」、信号が青に変わるタイミングをグラフで教えてくれる「発進遅れ防止支援」といった機能が利用できます。
これらは高度化光ビーコンが埋め込まれた道路でないと利用できませんが、「黄色信号への進入が15%減少し、燃費は5%向上した」そうです。
信号通過支援
青信号で通過できる速度域を案内
赤信号減速支援
赤信号で停止する時に、アクセルオフを促す。早めのアクセルオフで燃費も向上。
発進遅れ防止支援
信号待ちから、青信号になるタイミングをお知らせ。うっかり遅れる心配もなくなりますね。
アコードハイブリッドには、今後必須の装備となる自動ブレーキなどをサポートする、HONDA SENSINGも標準搭載されるなど、安全面もぬかりありません。
マイナーチェンジ前のアコードハイブリッドの燃費について、ユーザーの意見を見てみましょう。
約300Kmの走行距離
数回の休憩をしましたが、その中の走行距離132Km走行時間184分平均燃費43.0Km/Lでした。凄い!以前のベストは、42.6Km/Lでしたので、新記録ですよ。
メーカーの公称値よりも高い数字を出す人も!
距離や環境にも大きく左右されるようです。
平均的な方でも、実燃費は20km/Lを超えるようですね。
アコードハイブリッドの燃費は、走り方や環境によっても大きく変わってくるようですが、概ね良好な燃費となっているようです。
ここから考えると、新型アコードハイブリッドも20km/Lを超える実燃費を期待できそうです。
今後ユーザーからの燃費リポートも楽しみですね。
デザインも、走りも、燃費も、安全性も向上したアコードハイブリッド。
ベースグレードの「LX」が385万円、上級グレードの「EX」が410万円という価格設定となっています。
燃費も走りも良いセダンをお探しの方には、アコードハイブリッドはぴったりの一台といえるでしょう。
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