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ナノフローセル 先進的なクワントFとクワンティーノを公開!

ヨーロッパのリヒテンシュタインの自動車会社、ナノフローセル社は、3月3日にスイスで開催されたジュネーブモーターショー15で新型のクワント F(QUANT F)と、クワンティーノ(QUANTiNO)を初公開した。

ナノフローセルって?

ナノフローセル社、というのを知らない人も多いでしょう。ナノフローセル社は、リヒテンシュタインに本拠を置く新興企業です。ナノフローセルというのは、電気化学蓄電池と燃料電池の特徴を組み合わせたもののことを言います。2個のタンクに液体電解質が入っており、電池の中で循環させます。ナノフローセル社によると、システム中心部では皮膜が2つの電解液を隔てているが、電荷は透過できるため、ドライブトレインの電力を発生でき、現在主流となっているリチウムイオンと比べて、重量あたり5倍の性能を発揮できるそうです。

新型車について

クワント F(QUANT F)

ナノフローセル社が発表した新型車は「クワントF」と「クワンティーノ」。クワントFのナノフローセルパワートレインでは、電圧を600Vから735Vに引き上げるなどして、最大出力を1090psに向上させています。2速ATと組み合わせられ、最高速300km/h以上の性能を実現、最大航続可能距離は800kmとしています。

次世代型電気自動車

クワンティーノ(QUANTiNO)

全長3910mmに、22インチホイールという斬新なデザイン

クワンティーノは世界初の低電圧電気自動車です。最高速度300km/hを実現したスポーツカーであるクワント Fと比べて、クワンティーノは普段使いのための車です。最大の特徴は、わずか48ボルトという低電圧で運転が可能なことです。しかも136馬力もの出力で、最高速は200km/hに達する力を生み出せるのがまた凄いです。航続距離は1,000kmを超えるそうです。従来の電気自動車の駆動用バッテリーは300〜400Vで動いているそうなので、その違いはわかります。従来の電気自動車では、感電などのリスクがありましたが、ここまでの低電圧となると比較的安心ですね。

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