ここに来て、スバルのインプレッサハイブリッドを選ぶ理由って？

インプレッサのハイブリッドシステムに触れる前に、まずはインプレッサスポーツ自体の魅力をお伝えしたいと思います。
インプレッサの1つの魅力は大きすぎず、小さすぎないバランスの取れたボディーサイズ。
荷室もちょっとした小旅行には十分な344L(*VDA法)。
ハッチバック車としては十分でしょう。
インプレッサのシートは可倒式のため、シートを倒せば更に広い荷室が出現します。
更にはインプレッサの売りはWRCで培われたノウハウを投入された安定したスポーティーな走り！！
水平対向エンジンから左右対称なシンメトリックAWDが繰り出す低重心な安定性はインプレッサの最大の売りと言えるでしょう。


*ドイツの自動車工業会による測定方式

ハイブリッドと言えば燃費の向上がメインかと思われていますが、インプレッサハイブリッドのハイブリッドシステムは違います。
燃費向上は果たしていますが走りをよくするためのハイブリッドと言うのがインプレッサハイブリッドの特徴です。
過去のインプレッサではターボを搭載することで動力源を強化していました。
最新のインプレッサではエコも考慮し、ハイブリッドと言うシステムで動力源を強化しているのです。
ちなみにインプレッサハイブリッドのJC08モード燃費は20.4km/L。
同じ2000CCエンジンを搭載したインプレッサスポーツのJC08モード燃費は16.4km/L。
4km/Lながら向上はしています。
よりスポーティーな走りが目的でインプレッサハイブリッドを選ばれるには最適なハイブリッドです。

なんとインプレッサハイブリッドはハイブリッドエンジンでは定番のアトキンソンサイクルの低燃費、低出力エンジンではなく、通常のエンジンをそのまま搭載しています。
そのため、インプレッサハイブリッドではエンジンの力強さそのままにプラスアルファの動力性能アップを実現しています。
言われなければハイブリッドとは気づかないでしょう。
超低速から高回転まで回ってくれるスーパーチャージャーのようなシステムです。
仕組みはホンダ社のIMAハイブリッドシステムに近いのですが、モータがリニアトロニックCVT内に内蔵されているため、エンジンを切り離したモーター走行も部分的な領域で可能になっています。自然にエンジンを補助するハイブリッド、それがインプレッサハイブリッドのハイブリッドシステムです。

何故、インプレッサハイブリッドを選ぶのか？

人気のハイブリッド車、「レクサス CT200h」、「トヨタ プリウスα」の2車と比べてみましょう。

トヨタ初高級ブランドのレクサスのエントリーカー。
フロントマスクは「スピンドルグリル」となり、個性的デザイン。
性能はプリウスの動力により高級感を出したイメージです。
落ち着いたデザインを好まれる方には向かないかもしれません。

トヨタの主力ハイブリッドワゴン。
燃費と大容量の荷室が売りの快適プリウスα。
マイナーチェンジで少し個性的なトヨタ顔になりましたが
快適性能重視なら外せない存在でしょう。

インプレッサハイブリッドが発売されたのが2015年7月10日、本記事を書いている時点では所有者の方の評価ではなく、試乗された方の評価がほとんどでした。
まだ、発売されてされて1か月半ほどですから所有者の方の評価は難しいようです。
そこで、インプレッサハイブリッドの試乗評価と同じインプレッサスポーツがベースとなったインプレッサのSUVモデルXVハイブリッドの所有者の方の評価をご紹介します。

・エンジン車のインプレッサスポーツに比べ静粛性がアップしている
　(遮音性能も向上しているそうです)
・モーターがさりげなく補助しているようで全域でトルク感が増して気持ちいい
　(スバルの狙い通りのようですね)
・扱いやすいサイズで気軽に乗れます
　(コンパクトカーもライバルにするインプレッサなので取り回しには注意しているようですね)

・車が重すぎる
　(コンパクトなハイブリッドシステムでも電池などで重量増は仕方ないでしょうね)
・荷室が狭い
　(ワゴンではなくハッチバックということを考えるとこれも仕方ないように思います)
・ハイブリッドにしては燃費が悪い
　(走りの良さを重視している結果ですから仕方ないのかもしれません)

やはりインプレッサハイブリッドの良さはエンジン車にプラスアルファされた心地よい乗り味のようですね。また、静粛性など車としての快適性にも満足されている方も多いようです。

以上、インプレッサハイブリッドの魅力を紹介しました。

ガソリン車や他社のハイブリッド車でなくインプレッサハイブリッドを選ぶ理由。
やはり、スバルの車は乗ってこそ良さが分かる車です。

まずは試乗して、その違いを体験してみてください！！