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【トヨタFT-86】スポーツカーを愛する全ての人のために作られた車

この車は2009年の東京モーターショーで発表された、「車を運転することの楽しさ、そして車を持つことの楽しさ」を提案するという目的の下作られた小型FRスポーツカーのコンセプトモデルです。今回はこのFT-86の魅力について、簡単にまとめてみました。

この車は、独立したトランクを有する3ボックス・ノッチバックスタイルでサッシュレスドアを採用しており、その外観は従来のラ軽量スポーツカーに見られるものとは大きく異なり、重量感のあるものとなっています。前面はヘッドランプがシャープに切れ上がっています。Aピラーに関して、重視される衝突安全性能の向上のため、多くの市販車同様に太くなっていますが、それと引き替えに大きくなってしまう死角領域の対策として、分割してガラスをはめ込むことで外観のデザインを損ねることなく、死角の低減を図っています。指定燃料は無鉛プレミアム(普段はレギュラーでも可)で、燃料タンク容量は軽量のため、50Lとなっています。上級グレードではリヤブレーキもベンチレーティッド仕様であり、標準グレードではホイールが16インチでマニュアル式エアコン、LSD、 パドルシフト(AT車)などのほとんどがオプション扱いとなっています。

エンジンは低重心と重量配分を考慮し、富士重工業が開発したFB20型をベースに、トヨタの直噴技術である「D-4S」を組み合わせた新開発の水平対向4気筒・NAの2.0Lエンジン(FA20型)を搭載しています。なお、この車は高回転出力型を重視しているため、FB20型と比べるとストロークが短縮されています。

また、車の特徴としては車両重心高が460㎜と低くなっています。さらに、ドライビングコントロール性重視のフロント寄り重量配分であったり、圧縮比:12.5、ボア/ストローク共に86mmの新設計エンジンを搭載、最高回転数7400rpmを誇るなどまさにスポーツカーとして最高の機能です。基本的に2+2の4人乗りクーペで、リヤシートはほぼエマージェンシー用となっています。

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