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【トヨタ アリスト】並みならぬ動力性を誇る、高級国産セダン

1991年から2004年まで販売されていたトヨタ アリスト。高級セダンでありながらその動力性能は飛び抜けており、高い人気を誇りました。スポーツカーに負けないほどの走りをしながら、その内装は上品で高品質なものでした。今回は、その走りも気品も超一級のアリストについて簡単にまとめてみました。

トヨタの高級セダンの一つであり、トップモデルであったJZA80スープラに搭載された直列6気筒ツインターボエンジン「2JZ-GTE」をスープラに先駆けて搭載しており、国産最速セダンと呼ばれていました。その走りの性能や、また、インテリアやエクステリアのデザインも人気を博し、若い世代にも好評の1台でした。その人気に比例するように盗難件数も当時は異常でした。原因として、人気のあまり、エンジンイモビライザーの標準装備化が遅れたということがあります。泥棒にとっては恰好の的だったわけです。

エンジンは、初代はツインターボの2JZ-GTE型(280PS)の3.0V、NAの2JZ-GE型(230PS)の3.0Q(いずれも直列6気筒3,000ccDOHCエンジンを搭載)と、途中からセルシオに搭載されていた1UZ-FE型V8・4,000ccDOHCエンジンを搭載する4WDモデル、4.0Z i-Fourが追加され3つグレードがありました。2代目は、初代に搭載されていたV8エンジンのグレードが無くなり、ツインターボの2JZ-GTE型(280PS)のV300、NAの2JZ-GE型(230PS)のS300(いずれも直列6気筒3,000cc DOHC VVT-iエンジンを搭載)のみになりました。

2005年からは日本国内でもレクサスブランドの展開が開始され、2005年8月には2代目アリストの後継車種にあたる新型GS(3代目)が発売されました。この2代目を最後にアリストの名称は消滅したことになります。美しいだけでなく、そのスポーティーな走りで多くの人を魅了したアリスト。高級セダンでありながら走行性も優れているというのは革新的なことだったのでしょう。

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