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20万円じゃない!?世界一安い車として話題になったタタ・ナノは今

2008年に発表され、2009年に発売された、世界で最も安い自動車として話題になった、タタ・モーターズの乗用車ナノ。当時はイギリスの高級車「ジャガー」を買収してことでも話題にあがるととも、日本の企業も新興企業に対する危機感を持ったのではないだろうか。そんな、タタ・モーターズであるが最近は話題に上がってこないが現在はどのようになっているのだろうか。タタモーターズ、ナノについて調べてみた。

"ナノ"と上級ナノ"ナノ・ツイスト"の値段はほぼ同じ?"

タタ・モーターズのサイトを見てみると、ナノの値段と2014年に改良されたナノ・ツイストとこれまでのモデルであるナノの値段が書いてあった。するとどちらも約20万ルピー、日本円で約40万円となっている。"20万円カー\""として話題になったナノも現在は40万円ほどと、アップデートされたモデルとほぼ同じ値段である。"

ナノ発表以後のタタ・モーターズ

ナノ発表後、環境が大きく変化した。世界的な材料費価格の上昇、特に価格に占める割合が他の車と比べても大きい鋼材の値上がりが収益に非常に響いた。また、安全性能も問題視されており、出火事故が起こったり、最近ではインド初となる公的な衝突安全テストにおいて、エアバックが未整備な点など問題が多く"失格”となっている。"

ナノ・ツイストについて

タタ・ナノ (TATA nano) はインドの大手自動車メーカー、タタ・モーターズが開発し、2008年1月に発表、同年から市販を開始した小型乗用車である。
インドでの自動車普及を目指し、10万ルピー(発表当時のレートで約28万円)という驚異的な廉価での販売を目標として開発された。事実、2008年時点の世界でもっとも安価な新車価格の4ドア乗用車である。
ナノ発表以前、インド最安価だった乗用車はマルチ・スズキ・インディアの「マルチ・800」でその価格は20万ルピーであり、その半額を標榜したナノが2008年1月の北米国際オートショーに出展された際には、多くの注目を集めた。では、タタ・モータズが2014年に発売開始したナノ・ツイストはどのような車であろうか。ナノはここ数年で、サスペンション、シート、エンジン、オーディオなどさまざまな部分にマイナーチェンジを施してきた。そのなかでも今回のナノ・ツイストによる大きな変更点は電動パワー・ステアリングや、エンジンコントロールユニットが新しく搭載されたことである。内装もしっかりしてきており、最高速度も105km/hとある。そのため、安全性やギアなど目に見える部分が改善されれば完璧なシティーカーに近づいていくだろう。
世界で最も安いクルマ、タタ・ナノのアップデートされたモデルだ。タタは、数年毎の大きなマイナー・チェンジよりも、毎年年次モデルに小改良を加え続けてきている。そのほうが、最新バージョンの価格を引き上げることができるからなのだろう。事実、ナノは、ここ2、3年の間に、サスペンション、シート、エルゴノミクス、エンジン、ギアボックス、グローブボックス、オーディオ・システム、そして左のウイング・ミラーなどに改良を施してきている。
2009年に発売が開始されたナノであるが、今回2014年モデルの改良は実に大きいものだった。そのツイストというグレード・ネームからもわかる通り、ついにパワー・ステアリングが装備されたのである。ボッシュとZFの共同で開発されたこのパワー・ステアリングは、ブラシレスの電動というものである。

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