驚異の燃費、新型オデッセイハイブリッドモデル！今年末には発売か？

ホンダ オデッセイは、本田技研工業が1994年10月から販売している上級ミニバン車で、20年以上の歴史を誇るホンダの基幹車種のひとつです。
6-7人乗りの大きさにセダンタイプ車並の運動性能を誇り、「家族でドライブ」と「高速での長距離走行」が両立できるため、世のお父さん方をはじめ高い人気を誇ります。

2013年秋にフルモデルチェンジで登場した新型オデッセイはどのような車なのか。まずは、乗り心地を紹介しましょう。

実際に試乗した方々の感想から引用しますと
・車内はとても広く、トヨタエスティマよりも広く感じた
・シートがとても快適な上に走る車であるため、長距離移動も楽に感じるだろう
・重心が低く安定感があるため、乗り心地が良かった
など、新型オデッセイは数々の高い評価を得ている事が分かります。

新型オデッセイハイブリッドの特徴といえば、車の大きさと燃費ではないでしょうか。
新型アコードのハイブリッドモデルに搭載されたエンジンを採用し、JC08モード時に25.0-28.0km/Lという驚異の燃費を誇ると言われています。
現行のガソリン車モデルであるオデッセイの燃費が一般に13.0km/Lと言われているため、オデッセイハイブリッドの燃費は実に２倍以上の燃費となります。

ハイブリッド車の最大の魅力が燃費というのは当然ですが、これだけではオデッセイハイブリッドの魅力はいまいちピンと来ないはず。ハイブリッドモデルが出ているオデッセイのライバル車と比べて優れている点を燃費の他に列挙して紹介します。トヨタ ノア・ハイブリッドモデルを例に挙げて比較してみましょう。

ライバル車のひとつであるトヨタ ノア・ハイブリッドモデル(2014年)の燃費が23.8km/Lであるという事を考えると、新型オデッセイハイブリッドモデルが最大約5kmも航続距離が違うという事はかなりのアドバンテージです。

また、実際に新型オデッセイに試乗した方が「車内がとても広い」という感想を述べたように、ノアのハイブリッドモデルに比べて新型オデッセイのハイブリッドモデルは車体が少し大きいです。

ノアのハイブリッドが全長:4,695mm、全幅:1,695mm、全高:1,825mmであるのに対して、
新型オデッセイのハイブリッドモデルは全長:4,830mm、全幅:1,820mm、全高:1,715mmと、全長と全幅が一回り大きいのが分かります。全高が10cmほど低いですが、これは重心が低いオデッセイの特徴を活かす為の設計ゆえだと言えます。

オデッセイの車の特徴、他車との違いや優れている点を説明したところで、次にハイブリッドシステムの内容を説明しようと思います。

説明文の部分でも紹介しましたが、新型オデッセイハイブリッドに搭載されるハイブリッドシステムは、ホンダアコードと同じ「2.0L 直４DOHC+モーター２つのi-MMD」を搭載すると言われています。

では、そのハイブリッドシステムの特徴について解説します。
２つのモーターの果たす役割は、それぞれ「発電用・走行用」と分担されています。
これにより、主としてエンジンは発電の役割を担い、低速から高速までは高出力・高トルクのモーターで走行するという機構になっています。この機構のおかげで、優れた燃費性能を発揮します。

また、リチウムイオンバッテリーを搭載済のため、時速80kmまではエンジンを基本的に動力源としません。プリウスよりもモーター動力が長く、オデッセイハイブリッドは、ハイブリッド車とは思えない最高出力169psを誇ります。

気になるオデッセイハイブリッドの発売予定日ですが、おそらく2015年12月になるのではないかと言われています。

長距離の移動にぴったり、シートは快適、車内は広々、など多くの高評価を得ているオデッセイのハイブリッドモデル、高い燃費性能も加わっている事を考えると、まさに良いこと尽くめだと言えます。

発売予定まであと半年を切っている今、新車購入を考えている方はオデッセイハイブリッドを候補に挙げるのも一考だと思います！