記事ID29402のサムネイル画像

知っておこう!いざという時慌てない、スペアタイヤ交換方法

ドライブ中のパンクは、走行が不安定なり大変危険です。そんなときでも慌てずにスペアタイヤ交換ができるようにしておきましょう。ベテランドライバーでもパンクの対処には困ることがありますが、今回は初心者でもわかりやすくスペアタイヤの交換方法をお知らせします。

まずは安全確認!

パンクなどのタイヤトラブルが発生した場合には、事故に繋がらないように、減速して安全な場所に停車させましょう。
タイヤがパンクするとハンドル操作に異変を感じますので、急ハンドルや急ブレーキを避けて、徐々に速度を下げて路肩などに停まります。
スペアタイヤへの交換作業は、できるだけ平らな場所を選んで車を停めます。
車を停車させたら、ハザードランプや三角表示板を使って、車がトラブルであることを知らせます。

ハザードを点滅させて、三角表示板を後方におきます。
安全を確認してから、スペアタイヤの交換を行います。

周囲が安全で、平らな場所であることを確認してからスペアタイヤの交換作業を始めてください。

スペアタイヤ交換の準備

スペアタイヤの交換には、いくつかの専用の工具が必要です。
車のトランクから、タイヤ交換に必要なスペアタイヤ、ジャッキ、ジャッキハンドル、ホイールレンチを取り出します。

一般的にスペアタイヤは、トランクのカーペット下に収納されています。
ジャッキや工具は、スペアタイヤの近くか横に収納されています。

AT車の場合はシフトレバーを「P」にします。車のエンジンを切って、サイドブレーキをしっかりかけます。

シフトレバーは「P」へ、サイドブレーキはしっかりかけます。

スペアタイヤ交換手順

1. ジャッキをセット

交換するタイヤ近くのボディ下のジャッキアップポイント(凹の部分)にジャッキを当てます。

ジャッキをかける対角線上の位置にあるタイヤには輪止めをします。(輪止めはあらかじめ準備しておきましょう。)

2. ホイールナットを緩めておく

ジャッキアップをする前に、交換するタイヤのホイールナットを軽く緩めておきます。ここではホイールナットは外しません。(ホイールカバーが付いているタイヤの場合は、タイヤとホイールカバーの間に、ホイールナットレンチのヘラ側を差し込んで外してください。)

3. ジャッキアップする

人や荷物は車から降ろして、ドアはきっちりと締めましょう。
ジャッキにジャッキハンドルをかけて、ゆっくりと右に回してタイヤが地面から浮き上がるまで、車のボディを上げます。

タイヤが浮き上がるまで、ジャッキアップします。

4. スペアタイヤと交換する

ホイールナットをすべてゆるめて、タイヤを外して、スペアタイヤと交換します。
外したタイヤは、車のボディの下に置いておきましょう。(万が一、ジャッキが倒れても被害を抑えることができます。)

外したタイヤは、車のボディの下に置いておきましょう。

スペアタイヤに交換します。

5. ホイールナットを締め込む

スペアタイヤにホイールナットを付けて、ホイールナットレンチで締め込みます。

ホイールナットを締めるときは、対角線上にナットを締めていくのがポイントです。

ホイールナットが4本の場合

ホイールナットが5本の場合

ホイールナットを締める位置が、1カ所に偏ると、ホイールを痛める事があります。一度に締めるのではなく、2〜3度で均等に締め付けるようにしましょう。

6. ジャッキを下げて、ホイールを本締め

ジャッキを完全に下げて、スペアタイヤのホイールナットがゆるまないように力をかけて、本締めします。タイヤ止めをはずし、タイヤ交換は完了です。
しばらく走ったら、ナットがゆるんでいないか確認しましょう。

スペアタイヤ使用時の注意

スペアタイヤは、普通のタイヤよりも細い「応急用タイヤ」が採用されています。
「応急用タイヤ」は、緊急時に使用する一時的なタイヤで、長距離を走るものではありません。できるだけ早めに通常走行のタイヤに戻しましょう。

・応急用タイヤ装着時は、100km/h未満で走行してください。
・応急用タイヤには、タイヤチェーンを装着しないでください。

スペアタイヤの種類や車種によって、注意点は異なります。
その他、詳しくは、スペアタイヤ(応急用タイヤ)に記載されている注意事項を良く読んでください。

パンク修理代

パンクした箇所にもよりますが、タイヤのパンクは修理で直せる可能性があります。
タイヤの修理は、カーディーラーや整備工場、タイヤ屋さん、カー用品店、ガソリンスタンドなどでやってくれます。
修理代金は、¥1,500〜3,000が一般的のようです。修理時間は、10分ほどでしょう。
ただ、タイヤに溝が無い場合やタイヤ側面に穴が開いた場合は、修理するのは難しいので、交換になります。

JAFやロードサービスの利用

タイヤ交換は実際にやってみると以外と簡単ですが、自分でできない方は、JAFを利用しても良いでしょう。タイヤ交換作業でJAF(日本自動車連盟)を利用すると会員であれば無料、非会員は1万円かかります。
また、任意保険にロードサービスが付いていれば、タイヤ交換やパンクの修理まで入っている場合があります。年に1回は無料での利用がありますから、契約している保険会社に連絡しても良いでしょう。

スペアタイヤ交換のまとめ

覚えてしまえば、スペアタイヤの交換の手順は簡単です。いざという時のために、一度タイヤ交換の練習をしておくと良いでしょう。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ