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ヤマハのシティーコミューター、トリシティとはどういう乗り物か?

皆さんは、ヤマハのトリシティという乗り物をご存知ですか?前2輪、後ろが1輪のシティーコミューターです。このヤマハのトリシティとはどういう乗り物なのでしょうか?普通免許で乗れるのか?、はたまた自動二輪車なのか?近未来の乗り物、トリシティについて調べました。

ヤマハトリシティは普通免許で乗れるのか?

ヤマハトリシティは第二種原動機付自転車!?

皆さんは、画像のような乗り物、ヤマハトリシティはご存知でしょうか?

女優の大島優子さんが出演しているテレビCMをご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんね。

ヤマハトリシティは、ヤマハ発動機が2014年9月に発売した、排気量125ccの第二種原動機付自転車なんですね。

ちなみに、この「第二種原動機付自転車」とは、道路運送車両法での呼び方で、道路交通法では「小型の自動二輪車」ということになります。従いまして、「原付免許」では運転することができません。

また、普通自動車免許を所持していましても、残念ながら、「自動二輪免許」も所持していないと運転できないんですね。

ヤマハトリシティとは?

2013年にコンセプトモデル発表!

ヤマハトリシティは、2013年の東京モーターショーで、そのコンセプトモデルが発表されました。

そして、翌年2014年9月から市販されている、水冷125ccの自動二輪車で、AT小型限定普通自動二輪免許以上の自動二輪免許を所持していれば運転することができます。

LMWと呼ばれる乗り物!

ヤマハ発動機では、車体全体がリーン(傾斜)して旋回する、3輪以上の乗り物をLMW(Leaning Multi Wheel:リーニング・マルチ・ホイール)と呼びます。

この、LMWのメリットとしては、砂交じりの道路での転倒がしにくいこと、急ブレーキをかけた際に前輪がロックしにくいこと、コーナリング中や横風が吹いている最の安定感などがあげられます。

【ヤマハトリシティ 主要諸元】
・全高×全幅×全高:1,905mm/735mm/1,215mm
・車両重量:152kg
・カタログ燃費(WMTCモード値)38.8km/L(クラス1) 1名乗車時
・最高出力:8.1kW(11PS)/9,000r/min
・最大トルク:10N・m(1.0kgf・m)/5,500r/min

ヤマハトリシティの燃費でWMTCモードというのは、バイクのクラスごとに計測条件が定められており、実燃費に非常に近い数値で表示されるんですね。ですから、カタログの燃費値と実燃費に乖離(へだたり)がほとんど見られない特徴があります。

ヤマハトリシティ、カラーは3種類!

ヤマハトリシティは、3色のカラーが選択できます。ホワイト、マットレッド(赤)およびマットブルー(青)の3色となります。

【ヤマハトリシティのお値段】
・トリシティ125ABS(アンチロックブレーキシステム付):39万9千600円 [消費税8%含む]
・トリシティ125:35万6千400円 [消費税8%含む]

ヤマハトリシティの最高速はどのくらいか?

前章でご説明したように、走行安定性の高い、ヤマハトリシティですが、最高速度はどのくらい発揮できるのでしょうか?

メーター読みで100km/h程度!?

ヤマハトリシティは、排気量125cc、水冷SOHC単気筒エンジンが搭載されています。

ウェブ上で色々と検索してみましたが、タイでトリシティに乗ってらっしゃる方のブログに書かれている内容によると、直線でメーター読みで95km/hということでした。
体を伏せて100km/hということです。
スペックから見たエンジンの性能と車重から考えるとそんなものだと思いますね。

出典:http://tricity.blog.so-net.ne.jp

エンジンパワーが8.1kW(11PS)/9,000r/minですから、妥当なところですね。

ヤマハトリシティの最高速チャレンジの様子です!

この動画では、お時間はかかっているようですが、メーター読みで117km/hまで出ています。

欧州でヤマハトリシティ155が発売!日本は?

ヤマハは、2016年9月から、欧州でヤマハトリシティ155の販売を開始しています。走りと燃費の両立を実現した、「Blue Core」エンジンを採用し、フレームの剛性アップ、LEDヘッドライトが採用されています。

このヤマハトリシティの欧州でのお値段は、4,499ユーロ、日本円で52万974円となります。

【ヤマハトリシティ155 エンジンパワー】
・最大出力:最高出力:14.9ps / 8000rpm
・最大トルク:10.6lb-ft.(14.4N・m) / 6,000rpm

なお、このヤマハトリシティ155は、欧州での販売を皮切りに、順次アジア、日本でも発売予定となっているようです。

ヤマハトリシティのカスタム化!!

アイデア次第で、非常に有効に利用できるシティコミューター、ヤマハトリシティをカスタム化してみましょう!!

所ジョージさんがカスタマイズした、ヤマハトリシティ!

写真は、タレントの所ジョージさんがカスタマイズした、ヤマハトリシティです。

この章では、トリシティを個性的に演出する、カスタマイズパーツをご紹介します。

焼き色がカッコいい!!チタンマフラー!

マフラーの焼き色が大変カッコいい、22Racingのチタンマフラーです。お値段は33,048円です。

タンデムツーリングもラクラク!

ヤマハのワイズギアから販売されている、バックレストです。タンデムツーリングもラクラクですね!

トリシティを普通免許で!トライク化!

こちらは、自動二輪車のヤマハトリシティをトライクにして、普通免許でも運転できるようにしたものです。

トリシティは、道路交通法上では「小型の自動二輪車」ですが、トライク化することで、ヘルメット着用義務なし、普通免許で運転できるようになります。こちらは、静岡のB-Houseさんで49万8千円で販売されているトリシティトライクカスタムです。

実は、ヤマハトリシティは、3輪ありますが、停止した時に自立できないんですね!しかし、トライクであれば停止時も自立できるので、路面に足を着く必要もありません。

これで配達もラクラク!?トリシティに屋根を付けよう!!

こちらは、トリシティにルーフとリアボックスを装着したカスタムバージョンです。

こちらは、京都の天神川ファクトリーさんで製作されるカスタムバイクで、コンプリートされた新車で46万4千400円で販売されています。

トリシティをシティーツールとして楽しもう!!

いかがでしたでしょうか?運転免許では小型の自動二輪免許が必要なヤマハトリシティですが、トライクにカスタム化すると普通免許でも乗れますし、ルーフを装着して配達もできるなど、アイデア次第でいくらでも使えるシティーコミューターはいかがですか?最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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