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日産の電気自動車リーフ、その性能と燃費について紹介します。

日産リーフは、今や国産の電気自動車の中では最もポピュラーな車となり、国内だけでなく海外でも多く販売されています。そこで今回は、リーフの性能や燃費について紹介します。特に電気自動車では、燃費は気になる所だと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

日産リーフはこんな車です。

日産リーフは2010年に発売された国産の電気自動車で、販売台数は世界1位になりました。100%EV(電気自動車)なのでガソリンを一切使わず、CO2(二酸化炭素)を排出しないので環境に優しい車です。またモーターを動力源として走るため、エンジンノイズがないので、静粛性のあるドライブを楽しむことができます。

前からの外観

ドアミラーの風切り音を低減する空気流制御ヘッドランプを採用し、空気抵抗を減らすことで燃費改善に貢献しています。
NISSANのエンブレムがある部分を開けた所が充電ポートです。

後ろからの外観

後方にも空気の乱れを整えるボディコーナー形状とリヤルーフスポイラーを採用しています。この形状も燃費改善に貢献しています。

コックピット周り

デジタルツインメーターや電制シフトを採用し、電気自動車の特徴を前面に押し出しています。

ラゲッジスペース

ゴルフバッグ2つ入れることができるくらいのスペースがあります。右端に見える黒いバッグは充電ケーブルを収納するためのものです。

気になるリーフの燃費は?

リーフのバッテリーはリチウムイオンバッテリーを使用しており、容量が24kWhのものと30kWhのものの2種類があります。バッテリー容量別の燃費を紹介していきます。

24kWhバッテリー

24kWhのバッテリーでの航続距離は228kmです。1kWhあたり9.5km走れることになります。定められた試験条件での値ですが、200km越えは達成されました。

30kWhバッテリー

30kWhのバッテリーでの航続距離は280kmです。1kWhあたり約9.3km走れることになります。バッテリーの大きさは24kWhバッテリーと同サイズで大容量を達成しました。また30kWhバッテリーのみ容量の低下を抑制する技術が施されており、耐久性も改善されています。

リーフのリチウムイオンバッテリー

車体床下に配置されているので、低重心を実現し、操縦安定性の向上に貢献しています。

リーフの実際の燃費ってどれくらいなの?

航続距離はどちらのバッテリーのモデルでも200km以上走れることになるとされていますが、使用環境(気象、渋滞等)、運転方法(急発進、エアコン使用等)、整備状況(タイヤの空気圧等)によって短くなります。こちらもバッテリーの容量ごとに実際の燃費を見ていきましょう。

24kWhバッテリー

実際の乗った人たちの意見等の情報を総合すると、暖房なしの状態で170km、暖房ありだと100kmだと言われています。しかし電欠するまで走ることはできませんので、20%の余裕を見たとして、夏は130km、冬は80kmぐらいだと思っておいた方がいいですね。

30kWhバッテリー

30kWhバッテリーでは夏は200km、冬は130kmになると思われます。こちらも20%の余裕を見た数値にすると、夏は160km、冬は100kmになります。

 

バッテリー残量計は右側の視認性の良い位置に配置されています。

リーフの燃費をガソリン換算するとどれくらい?

ひと月1000km走行したとして、ガソリン車(燃費を14km/lの車を想定)なら約10000円かかる所、リーフなら約2000円くらいで収まると言われています。しかしこれは持ち家の人が夜間の安い電気料金で自宅で充電するという条件があるので、マンション住まいのリーフ所有者は料金がまた変わってきます。

ドライバーの運転の仕方で燃費が変わる。ECOモードで燃費改善。

リーフで少しでも長い距離をドライブしたいですよね。リーフの燃費を良くするためにはドライバーの運転の仕方も大事になってきます。その中でECOモードという燃費を良くするためのモードがあるので、燃費改善の運転方法と共に紹介します。

ECOモードスイッチ

ハンドルのECOモードスイッチでエコモードにすると通常の走行モードと比較して以下の点が変わってきます。
(1)加速がマイルドになる。
(2)制動時の回生量が増加する。
(3)空調設定も控えめになります。
この機能が消費電力を抑え、燃費改善を助けます。またこの機能は走行中にも変更可能で、電源を落としても前回の設定が引き継がれます。(※グレードSは電制シフトでの操作になり、都度操作が必要。)

日産リーフ 航続可能距離を延ばす運転のしかた

上記のECOモードの他にリーフの燃費改善の為の方法が解説されています。

リーフの燃費についてのまとめ

今回はリーフの性能と燃費について紹介させて頂きました。航続距離やインフラ拡大等、課題もありますが、リーフの静粛性のあるドライブ、ガソリンの値上げに影響を受けない優越感はリーフオーナーの特権です。もし気になられたら、是非検討してみてはいかがでしょうか。

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