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愛車のブレーキパッドの残量は?ブレーキパッド交換時期について

車にとって走る機能よりも大切だといわれているのが止まる機能。ブレーキに使われているブレーキパッドにも交換時期があるのをご存知ですか?今回はブレーキパッドについてパッドの使用限度や交換時期、予測の仕方などについてまとめてみました。

ブレーキパッドの役割について

ブレーキパッドとは、スピードの減速をするときに使われている部品になります。
車だけでなく、バイクや自転車などでも同じような呼び方をします。

画像は自動車のブレーキの構造です。実際の車ではタイヤが付いているためほとんど隠れています。

車が原則をして止まる仕組みというのは、ブレーキペダルを踏み、その踏力がブレーキフルードを伝わりブレーキキャリパ内のピストンを押し出します。そのピストンのうごきにによってブレーキパッドがブレーキディスクに押し付けられ、摩擦力が発生します。これによって、車は減速したり、停止したりしています。

実物のブレーキキャリパを分解して上に上げた状態で出てくる赤丸部分がブレーキパッド。

ブレーキパッドは消耗品です。使ったら使った分だけ減っていきます。ブレーキパッドがなくなってしまうと、ブレーキが思うように効かなくなり、大きな事故に繋がる恐れがあります。

こうなってしまってからではもう遅いですよね。そうならないためにもブレーキパッドの交換時期を知ることは大切!

ブレーキパッドの交換時期ついて(車編)

上記でバイクや自転車にもブレーキパッドが付いていると説明しましたがここでは、主に車のブレーキパッドの交換時期についてまとめていきます。

まず新品のブレーキパッドが厚さ何ミリくらいかをご存知でしょうか?
新品のブレーキパッドの厚さは大体どんなものでも10mm以上はあります。そしてその使用限度は1mmまでとなっています。なのでブレーキパッドとして使用できる厚さは9mmほどはあるということになります。
これがブレーキパッドの交換時期を知るうえでひとつの大切な要素になりますので覚えておくといいと思います。

手前が限度ギリギリのブレーキパッド。奥が新品のブレーキパッド。

ただ上の画像の様に限度ギリギリまで使用することはあまりお勧めはしません。しっかりと交換時期がわかっている場合はいいのですが、気づかぬうちに限度を過ぎても使用を続けてしまい思わぬ事故につながる可能性もあるからです。

使用限度を超えて使用したためディスクロータが削れて使用不可に。痛い出費につながることも。

そうなってしまう前にブレーキ残量に余裕をもたせた交換時期を知る、予測する方法をいくつかまとめました。

ブレーキパッド交換時期を距離数で予測

ブレーキパッドの交換時期の目安の一つとしてまず、距離数があります。
車種などにもよって違いますが新品の状態から走行距離にして大体3万~4万kmほどでブレーキパッドの交換時期が来ると考えていいと思います。
ハイブリッド車などは回生ブレーキによってブレーキパッドの減りが遅いのでこれの倍くらいの距離数が交換時期の目安になります。
愛車のオドメーターを確認してこれくらいの距離数を走っている方は一度車屋などで点検してらうといいでしょう。

HV車は油圧による制動力とモータによる制動力を合わせて、ドライバーが求める制動力を出しています。

ブレーキパッド交換時期を音で予測

ブレーキパッドの交換時期の目安の二つ目が音です。
ブレーキを踏むとキーキー音がなるこんな経験ありませんか?
すべてのブレーキに対して言えるわけではないですが、ブレーキパッドの構造上、残量が減ってくるとこの音が鳴りやすくなる傾向にあります。
また、ブレーキパッドにはウエアインジケータというものが付いていてパッドの交換時期をキーという音でドライバーに伝えます。この音は上の音よりも大きくブレーキを踏んでいないときになり、ブレーキを踏むと音が消えるものなのでわかりやすいと思います。
ブレーキから音が聞こえる場合交換時期が近づいているかもしれないのでは点検をおすすめします。

ウェアインジケータの音はかなり不快な音なのですぐに気づくはずです

ブレーキパッドは残り何ミリで交換するのがベストなのか

最初にブレーキパッドの使用限度は1mmと書きましたが実際に交換をする場合どのくらいの残り溝で交換するのがベストな交換時期なのか。
普段どのくらい走行するか、ブレーキを強めにかける人などによって多少変わってきますが、
大体3mm~4mmくらいがベストな交換時期だといえます。
2mmを下回っている場合はすぐに交換した方がいいです。

2mmを下回っているものは即交換!ここまで使ったらもうすぐ限界ですよ!

ブレーキパッドの交換時期まとめ

ブレーキパッドの交換時期について知識を深めていただけたでしょうか?実際に交換したときは交換部品を見せてもらい、この距離数でこれだけ減るんだというのを見ておくと次回の交換時期がより予測しやすくなると思います。

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