『クーペ』を知って、『クーペ』にハマって、中古『クーペ』に詳しく！！

もともと二人乗りの4輪屋根付き箱馬車のことだったという『クーペ』。


ここではその代表車種たちを紹介するとともに、中古車としての魅力、価格相場等も調べて行こうと思います。

既述のとおり『クーペ』とは二人乗りの4輪屋根付き箱馬車のことを言っていました。
1列の主座席と2枚ドアの箱型乗用車の登場と共に、その様式の同様さから自動車の車種のひとつに使われるようになりました。

『向かい合った二列の座席がある普通の馬車』を途中で切った形という意味で「切られた馬車」を表すフランス語のカロッス・クペ（carrosse coupé）なる言葉が、語源だそうです。

その後自動車の形式として『クーペ』は定着し、その魅力的なデザインを取り入れたたくさんの車種を生み出してきました。

クーペの魅力は、やはりひと目でそれとわかる美しいデザインにありますヨネ？！
”美しい”や"カッコ良い”を感じてしまうのは人間の本能であり、クーペの造形美こそその本能をかき立ててくれるアイテムです！！！。

先にも書きましたとおり、クーペとは屋根が固定式の2ドア車を指していうものでした。
そんな形態のクーペの代表格が、『ホンダ　CR-Z』ではないでしょうか・・・・？

「遊びでドライブしたいし、仕事にも使いたい」という贅沢な希望を叶えてくれる1台です。

二人のドライブを楽しむ快適性を望むのなら、『BMW　3シリーズクーペ』は如何でしょう・・・・？

2ドア4シートタイプのクーペです。
3シリーズのセダンとの違いは、車高が低くなり全長が伸びていること。
これこそスポーティなイメージを作り出し、BMWのエレガンスさも合わせると「大人のクーペ」と言えますネ～～～！！

女の子にも乗れるキュートなクーペなら『フォルクスワーゲン　ニュービートル』ですネ！

円弧をモチーフとしたデザインのうえ、インテリアも外観同様に円をテーマにしたデザインの可愛らしいニュービートル。
女の子にウケること、絶対ですネ・・・・！！

「夫婦二人で乗れる」という奥様たっての希望で「オシャレ」なクルマといえば・・・・。
二人の時間を最高級に演出してくれる、そんな欲張りな一台を求めているなら『アウディ　TTクーペ』でしょう。

マニュアル操作の高い効率とシフトドライバーの切り替えを同時に体感できるＳトロニックを搭載しているので、女性でも運転しやすいと評判です。
丸みを帯びたデザインと低めの車高で、アウディ独特の高級感を醸し出しています。
本革のシートで長距離運転でも疲労を感じさせないトビキリの1台です。

個性的で高級感溢れるインテリアと、流麗なスタイルを好むのであれば、名門アストンマーティンの『アストンマーティン　DBS』に決まりでしょう！！

インテリアに関しては、全体に張り巡らされたセミアニリンレザーで重量の軽減を実現し、この上ない高級感、優美な感触、そして独特の芳香を醸し出していて、まさに『ラグジュアリー』という言葉がピッタリ！！

日本代表を代表するレクサスブランドのスーパークーペ『レクサス　LFA』　。

「Lexus Future Advance」の頭文字を冠したＬＦＡ．
世界でたったの500台限定で発売された幻の超高級スーパーカー。
豊田社長自身が欲しいクルマと公言したらしい車です。

もう1台紹介するとすれば、憧れの集合体『メルセデス･ベンツ　SLS AMG』です。

最高速度も317km/h。
最高級クラスのスポーツカー。
2人乗りではあるものの、車内は十分な空間を確保。
航空機のコックピットをイメージしながら、本革やアルカンターラを使用して、高級感あふれるインテリア。

まさにクーペ好きの憧れを詰め込んだ1台です。

一方、クーペには若者層に人気が薄いという弱点があります。

ある口コミサイトで、

との質問に、

とか、

と、今の若者にクーペ人気が薄いのは、今の若者がデザイン性よりも利便性や経済性を優先して車を選んでいる結果であるように思えます。

とはいえ、相変わらずクーぺ好きは多いのです。

クーペ 中古車 人気ランキングを見てみると、その凄さが分かります。

中古車情報サイトの「価格.com」がまとめたクーペの人気中古車ランキング （1位～20位）のうち、紙面の都合上人気中古車1位～5位を調べてみました。

第1位は、『フェアレディZ』でした。

『フェアレディZ』とは、市販和製スポーツカーの元祖ともいえ、スポーツカーメーカーとしての日産を代表する存在です。
現在のような「ラグジュアリーで高級な」スポーツカーのイメージを確立したのは2002年デビューの5代目、Z33系から。
2008年に登場した6代目（Z34）では、スポーツカーとしてのアイデンティティをより際立たせています。
搭載する3.7LのV6エンジンは336PSを発揮し、これに6速MTまたは7速ATが組み合わされています。

なお、中古車としての登録物件数を見ると人気の度合を知る一つの指標となりますが、『フェアレディZ』の場合は1259件でした。

第2位は、ポルシェ『911カレラ』でした。

ポルシェ911は、ドイツの伝統あるスポーツカーです。
1964年に登場し「リヤエンジン・リヤドライブ」方式と水平対向エンジンが特徴で、いまでもポルシェを代表するスポーツカーとして、数多くのファンに支えられています。

中古車としての登録物件数は753件でした。

第3位は、トヨタ86です。

トヨタ 86はスバルと共同開発を行った小型スポーツカーです。
水平対向4気筒エンジンを採用し、バランスのよいスポーティーな走りが特徴です。

中古車としての登録物件数は816件です。

第4位はシボレー・コルベットです。

コルベットはＧＭのシボレーブランドを代表するスポーツカーです。
1954年にオープン2シーターのスポーティカーとしてデビューし、その後「スティングレイ」や「コークボトル」などの愛称で呼ばれた名車たちを次々と誕生させました。
コルベットは、より本格派のスポーツカーへと変貌し、2011年モデルでは、クーペ、コンバーチブルのほか、7Lエンジンを搭載するZ06や、638psというとてつもない最大出力を誇る6.2Lスーバーチャージャーエンジン時を採用する限定モデルZR-1などもラインナップされています。

中古車としての登録物件数は233件となっています。

クーペ 中古車 人気ランキングの第5位はアウディ TTでした。

アウディ TTとは、1998年に発売されたアウディのライトウェイトスポーツカーです。
未来的なスタイルが発売当初大いに注目を集めました。
ASF(アウディ・スペース・フレーム）を採用したことから、ボディの約7割がアルミ素材となり軽量化に貢献していて、2L直4ターボのエンジンが搭載されています。

中古車としての登録物件数は419件です。

「価格.com」によるクーペ 中古車 人気ランキングを見てみましたが、如何でしたでしょうか・・・・？
どのクーペも魅力的過ぎて、まぶしい存在でしたネ！！！

今まで見てきた人気クーペの中古車価格相場はどの程度のものでしょう・・・・・？

第1位は、『フェアレディZ』でしたが、
新車価格は383～573万円です。
中古車価格は18～2700万円となっています。

第2位は、ポルシェ『911カレラ』ですが、
こちらも新車価格は1178～1827万円。
中古車価格は175～4800万円でした。

第3位のトヨタ86では、
参考 新車価格は、248～426万円。
中古車価格は109～745万円でした。

第4位はシボレー・コルベットですが、
新車価格が918～1380万円程です。
中古車価格相場としては65～2588万円です。

第5位のアウディ TTに関しては、
参考新車価格は542～768万円で、
中古車価格は30～458万円でした。

なお、どの車種においても中古車価格の最高値が参考新車価格のそれよりも高いのは、登録中古車に「世界限定500台」などという特殊に高価な車種が登録されているためです。

以上、クーペの発祥や有名なクーペ、クーペの弱点や中古クーペの人気順や価格相場などを見てきました。

使い勝手が悪いとか2人しか乗れないとか、利便性や経済性を優先した好き嫌いよりもクーペという“特別なクルマ”を愛するゆとりみたいなものを持ちたいものです。