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日産スカイライン350GTハイブリッド タイプSPを試乗した人たちの評価

米国で発売されたインフィニティ Q50の国内版スカイライン350GTは、世界のプレミアム車と渡り合うことができる車なのでしょうか。スカイライン350GTハイブリッド タイプSPに試乗した人たちの、走行評価・内装評価・総合評価はどうなっているでしょう。

スカイライン350GTハイブリッドタイプSPとは

スカイライン350GTの試乗評価に入る前に、スカイライン350GTとはどんな車なのか、ご紹介したいと思います。

スカイライン350GT

スカイライン350GTは、日産自動車が栃木工場において製造し、2014年から日本国内で販売しているセダン型高級乗用車。2013年夏に米国で発売され、アメリカから遅れること半年、日本導入されました。
国内向けスカイラインはハイブリッドのみで、市販車で世界初の“ステアリング・バイ・ワイヤー”技術「ダイレクト アダプティブ ステアリング(DAS)」が採用されました。

ダイレクトアダプティブステアリングとは

ステアリングの動きを3つのステアリングECU(電子制御ユニット)が電気信号に置き換え、ステアリングアングルアクチュエーターを作動させてタイヤを操舵。低速域でも応答遅れのないシャープかつ滑らかで軽いハンドリングと、路面不整によるステアリング取られや進路乱れの少ない圧倒的な走行安定性をもたらします。
また、不快な振動(キックバック)を伝えないため、快適な操舵フィーリングが愉しめます。

出典:http://www2.nissan.co.jp

スカイライン350GTハイブリッドの燃費

スカイライン350GT ハイブリッド 平均実燃費:12.4km/L

スカイライン350GTハイブリッドの価格

● 350GT HYBRID Type SP メーカー希望小売価格5,415,120円(消費税込)

● 350GT HYBRID Type P メーカー希望小売価格5,002,560円(消費税込)

● 350GT HYBRID メーカー希望小売価格4,624,560円(消費税込)

スカイライン350GTハイブリッドに試乗した人の走行評価

スカイライン350GTの概要を見たところで、本題のスカイライン350GTを試乗した人の声を聞いてみましょう。
まずは、試乗した人の走行評価です。

スカイライン350GTハイブリッド

スカイライン 350GT ハイブリッド Type SPに試乗

レスポンスの良さ、モーターとエンジンの協調による強力な加速力など、動力性能の高さは申し分なかったが、 急坂での加速が試せていない。停止の制御が雑なのが残念だ。
全体として見れば静かなのだが、 特定の条件にハマった時のムダな回転数上昇に伴うエンジン音は、 静粛性の面で少しマイナス要素と言わざるを得ないし、何より、フィーリング的に良くない。

出典:http://aboutcars.blog89.fc2.com

スカイライン 350GT ハイブリッド

スカイライン 350GT HYBRID Type SPに試乗

ハンドリングがいいだけではなく、とにかく乗り心地がいいのも特徴です。そして特徴であるステアバイワイヤー(略して「ステバイ」)も、とてもなめらかで緊張感を和らげた走り味となっていました。ステバイになったおかげで物理的にハンドルがタイヤから切り離され、それでハンドルがとられることも、不快な振動が伝わることもありません。レーンキープアシスト機能ではレーンから逸脱しようとした時に自動的にステアリングを操作してレーン内に収めてくれます。とてもゆるいコーナーであればその調整だけでことが足りるくらい、ほとんど運転者はハンドルを切る必要がありません。

出典:http://wonderdriving.com

スカイライン 350GT

スカイライン 350GT Type SP 試乗

スポーティーに楽しむことも出来ればパワフルなリチウムイオン+モーターに頼った無音の未来を感じることも出来ます。スカイラインはこうした新しい感覚を持ったスポーティー・ハイブリッドです。
乗り心地は細かな振動が見事にシャットアウトされた上質なものです。丈夫なボディもあって大きなギャップにも余裕をもって突っ込めます。とにかく飛ばしても無駄な動きは最小で快適です。正にプレミアムブランドならではの乗り味です。安定性も抜群ですね。

出典:http://sijyouoyaji.com

日産 スカイライン 350GT ハイブリッド タイプSP試乗

アクセルを踏んだ瞬間は思ったほどガツンと来ないが、いったん加速体制に入ると火がついたように速い速い。まったく淀みなくグングン速度計の針が右に傾いてゆく。エンジンはVQだが、V6独特のドゥルドゥル感はなく、かすかにクォーンという音を響かせる。車内で聞こえるエンジンサウンドに関しては、オーディオスピーカーを使った「アクティブノイズコントロール」で快音成分を強調しているらしい。
個々の技術がどの程度効いているかは、レス状態と比べられないので分からないが、静粛性はエンジン音、ロードノイズ、風切り音、すべての点で文句ない。

出典:http://www.motordays.com

日産スカイライン350GTハイブリッド

日産スカイライン350GTハイブリッド試乗

3.5リッターV6+モーターというハイブリッドは合計出力が374ps(306+68ps)にもなり、率直に「速い!」と思わせるクルマだ。両方が稼働している時の強大かつフラットなトルクは、ちょっと感動的ですらある。完全なるエコ狙いのハイブリッドとは違う、いかにもスポーツセダンらしいキャラクターだ。確かにその結果、平均燃費は10~11km/リッターあたりで、欲を言えばもっと走って欲しいが、それは欲張りすぎだろう。

出典:http://auto.hobidas.com

日産スカイライン350GTハイブリッド試乗

多少攻め込んだ時に、正直、どこまでステアリングを切っていいか悩ませる瞬間があった。ズバリ接地感が足りないのだ。設定の変更が可能ということでいろいろ試したのだが、個人的には最後まで違和感が消えなかった。多少不自然さが残るブレーキタッチも含めて、熟成を期待したいところだ。

出典:http://auto.hobidas.com

実際に、スカイライン350GTハイブリッドに試乗した人の走行評価としては、満足のいく走りになっているといった意見が多い中、最新のダイレクトアダプティブステアリングやブレーキ操作に不満が残るといった内容でした。

スカイライン350GTハイブリッドに試乗した人の内装評価

続いて、スカイライン350GTハイブリッドに試乗した人の内装評価を集めてみました。
走りも大事ですが、内装も気になるところですよね。
スカイライン350GTハイブリッドに試乗した人は、内装についてどのように評価しているのでしょうか。

スカイライン350GTハイブリッド

スカイライン 350GT Type SP 試乗

今回は基本インフィニティブランドですから流石に質感はかなり高まっています。まあ高いのですから当然ですね。しかしデザイン自体は古臭く平凡でがっかりです。特にシートなどはどこにでも転がっているようなデザインです。いいのはポジションですね。低くスポーティーでステアリングの角度やペダルレイアウトもスポーツドライブを基本に作っている感じです。囲まれ感の強いタイトなダッシュボードも気分を盛り上げます。そうした意味ではしっかりとスポーツセダンになっています。

出典:http://sijyouoyaji.com

スカイライン350GTハイブリッドの内装

スカイライン 350GT HYBRID Type SP 試乗

形状こそ先代とほぼ一緒なのにもかかわらず、包み込まれ面圧が分散するようにシートの内部構造から見直しをかけて、Cの字になって曲がる背中をくの字になるよう支えて長時間のドライブを楽なものにしています。
本当にここは大事なところで、特にドイツ車のシートの出来は出色。3-4時間ノンストップで走り続けても別になんてことないのですから。

出典:http://wonderdriving.com

スカイライン 350GT ハイブリッド Type SP 試乗

スカイラインの内装が、よくぞここまでといった感じで、非常に質感は高い。
スイッチ類の操作感も上々だ。シフトレバー手前に付いているダイヤル式のマルチファンクションスイッチを回した時の感触も、適度なクリック感と良好なフィーリングで、これまた質感は高い。
Type SPで標準の本アルミフィニッシャーも、見た目、触感、ともにいい感じで、デザインも凝っている。もうこれぐらい高額なクルマなら当たり前ではあるものの、ダッシュボードもソフトパッドだし、ドアの内張り、アームレストなど、どこを見ても触っても上質感がある。 シートも標準で本革仕様。

出典:http://aboutcars.blog89.fc2.com

スカイライン350GTハイブリッドに試乗した人の総合評価

最後に、スカイライン350GTハイブリッドに試乗した人の総合評価を見てみましょう。

スカイライン350GTハイブリッド

スカイライン 350GT ハイブリッド Type SP 試乗

世界最速ハイブリッドというのも、まぁウソではないんだろうなぁという動力性能の高さは、認めざるを得ないところだ。確かに、スゴイ加速をする。
まだ一部不自然な挙動を潰し切れていないと感じた。そこを許容できるかできないかは(感じるか感じないかも含め)、人によって評価が分かれると思うが、許容できる人にとっては魅力のあるハイパフォーマンスセダンだと思う。

出典:http://aboutcars.blog89.fc2.com

Nissan Skyline 350GT Hybrid 試乗

価格は542万円という国産Dセグメントセダンとしては結構な高価格で、これなら良くて当たり前と言うべきだが、結果はまあ決して悪くはないし、V6エンジンと電気モーターによる強烈な加速などの魅力はあるし、それを考えれば動力性能的に近いBMW Activehybrid 3の700万円(しかもベーググレード)に比べれば買い得だとも言える。とはいえ、わざとらしい人工的な操舵感や、イマイチ高級感に乏しい内装など、突っ込みどころもソレナリにある訳で、決して絶賛するほどでも無いのが辛いところだ。

出典:http://www.b-otaku.com

スカイライン 350GT Type SP 試乗

それにしてもこの仕上がりには驚かされました。
日本車でここまでの走りは特殊なモデルを除いてこれまでのスポーツセダンではありませんでした。
乗り心地のバランスを考えるとNo.1かもしれません。つまりエンジンと足の楽しさはそれほどのものです。ぜひ試乗してみて下さい。

出典:http://sijyouoyaji.com

日産 スカイライン 350GT ハイブリッド タイプSP 試乗

クルマとしてどうかという話だが、これがなかなか意欲的な、いや革新的なクルマであることは間違いない。特にステアリング・バイ・ワイアに関しては、ついに来たかという感じ。しかし初物ゆえの今一つ感は、特にスポーツモードで感じざるを得なかった。人間の感性の先を行くステアリング制御という感覚は、スポーティさを逆に削いでいるようにすら思えた。
ノーマルモードだと違和感なく楽しめたので、ステアリング・バイ・ワイアの問題ではなく、スポーツモードの制御プログラムを頑張りすぎたというところか。車載ディスプレイ上で、ステアリング制御やエンジン・ミッション制御など別々に設定してパーソナルモードを作ることもできるので、そこで自分好みに作ればいいのかもしれない。こんなことが自在にできること自体、従来のクルマにはない画期的なものだろう。

出典:http://www.motordays.com

日産 スカイライン 350GT ハイブリッド

日産 スカイライン 350GT ハイブリッド タイプSP 試乗

自分でクルマのハンドリング(および、その他の走行制御プログラム)を手軽にセットできるクルマがついに登場したことは、クルマがロボット化する過程としては画期的なこととして、高く評価したい。むろんハイブリッドであることも重要で、そのおかげでこれだけ走るクルマでありながら、実燃費は10km/L近いわけだ。ただただ燃費重視のハイブリッド車ではない点でも評価したいところ。というようなことを、スカイラインという名前で世に注目してもらって広く知らしめられるとしたら、これはなかなか素晴らしいことでは。

出典:http://www.motordays.com

スカイライン350GTハイブリッドに試乗した人の評価を、いろいろ見てきましたがいかがでしたか?
人によって好き嫌いもあり、評価も分かれてくるようですね。
価格が価格だけに、それに見合った評価ができる車でないと、購入までには踏み切れないといったところでしょうか。
それにしても、試乗した人たちの評価を聞いているだけで、自分も試乗したくなってくるような最先端技術が搭載された車ですね。
スカイライン350GTハイブリッドが気になっている人、購入を検討されている人は、この試乗の評価を判断材料の1つにしていただければと思います。

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