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宮崎駿監督もお気に入り☆お洒落なシエトロン2CVの維持費は??

あの巨匠、宮﨑駿監督もお気に入りの、シエトロンの2CV。そんなお洒落な2CVが欲しいけれど、維持費が気になる!!2CVにはどんな魅力があり、評価はどのようなものでしょうか。また、気になる維持費についても見てみましょう。2CVの維持費を抑える方法も紹介します。

シエトロンの2CVとは?

シエトロン2CVの維持費を確認する前に、シエトロン2CVとは、どのような車でどのような魅力があるのでしょうか。まずはシエトロン2CVについて見てみましょう。

シエトロン:2CV

2CVは、フランスのシトロエンが1948年に発表した、前輪駆動方式の乗用車です。独創的で7合理的な小型大衆車でカー・オブ・ザ・センチュリーの選考過程におけるベスト26にも入りました。
2CVの“CV”とは“馬力”を意味していますが、実際のエンジンが2馬力であったわけではありません。
ユニークな構造により、非力ではありましたがが、優れた走行性能と居住性、経済性を同時に成立させ、第二次世界大戦後のフランスの国民車として普及し、さらにヨーロッパ各国で広く用いられ、フランスという国とその文化を象徴するアイコンの一つにまでなりました。

2CVの開発のきっかけは、1935年夏、シトロエン社の副社長だったピエール・ブーランジェ氏がバカンスで、南フランスの郊外へ赴いた時のことです。彼はそこで、農民たちが手押し車や牛馬の引く荷車に輸送を頼っている実態に気付き、農民の交通手段になる廉価な車を作れば、新たな市場を開拓でき、シトロエンがそれまで手薄だった小型車分野再進出のチャンスになると着想しました。

2CVのコンセプトは、「こうもり傘に4つの車輪を付ける」という、簡潔さを極めたものでした。廉価で自動車を初めて運転する人々でも容易に操作できることが求められました。

● 50kgのジャガイモ又は樽を載せて走れること
● 60km/hで走行できること
● ガソリン3リッターで100km以上走れること
● 荒れた農道を走破できるだけでなく、カゴ一杯の生卵を載せて荒れた農道を走行しても、1つの卵も割ることなく走れるほど快適で乗り心地がよいこと
● 価格はトラクション・アバンの1/3以下
● 車両重量300kg以下
● もし必要とあれば、(自動車に詳しくない初心者の)主婦でも簡単に運転できること
● スタイルは重要ではない

上記の難題をクリアし、発売時には酷評されるものの、短期間のうちに農民に受け入れられ、広く普及しました。

シエトロン2CVの価格は?

シエトロン2CVは、現在国内では、中古市場で手に入れるか、もしくはマニアックな2CVの取り扱いをしている専門店で、運が良ければ新車が手に入るでしょう、という状況です。
維持費も気になりますが、初期費用も気になりますね。
シエトロン2CVの価格はいくらなのでしょうか?2CVがどんな車かを把握したところで、価格を見てみましょう。

シエトロン:2CV

【シエトロン2CV 中古車価格】
98~195万円

ちなみに・・・・・
専門店で販売されている、フランスから取り寄せた新車の2CVの価格は・・・・・

340万円程度

との記録がありました。
これを、高いと思うか、安いと思うかは・・・あなた次第!!

シエトロン2CVの燃費は?

『ガソリン3リッターで100km以上走れること』という難題のもと開発された2CV!3リッターで100kmは、かなり燃費がいいのではないでしょうか?3リッターで100kmということは、33.3km/Lくらい?これくらい走ることができたら、維持費もかなり節約できますね!
さて、実際の燃費はどうなのでしょうか?

シエトロン:2CV

【シエトロン2CVの標準燃費】
ハイオク 13.80km/L

シエトロン2CVの維持費は?

さて、シエトロン2CVは、どのような事でどれくらいの維持費がかかってくるのでしょうか?外車と国産車で維持費は違ってくるのでしょうか?次は気になる維持費です。シエトロン2CVの維持費について見ていきましょう。

シエトロン:2CV

シエトロンC4にかかってくる維持費は、代表的なもので以下のような維持費がかかってきます。
・自動車税¥29,500-
・重量税(不明)
・自賠責
・ガソリン代
・自動車保険
・オイルやタイヤ交換などのメンテナンス代
・点検や車検に関する費用
・駐車場代(約2,000円~50,000円)
・他、高速代等
が掛かってきます。

重量税や自動車税は、2CVは比較的安いようです。

書き出してみると、意外と維持費の項目が多いことが分かります。税金も2CVは比較的安いようですが、それでもなんとか維持費の節約をしたいですね。
税金は安くすることができないので、その他の部分でシエトロン2CVの維持費を節約するように努力しましょう。

シエトロン2CVの維持費を安く抑える方法!

自分でメンテナンスで維持費の節約

2CVは、比較的単純な車種です。単純なので、自分でメンテナンスがしやすい車です。
エンジンのメンテナンスや車体の掃除など、自分でできることはこまめにメンテナンスをしておきましょう。特に古い車なので錆も発生しやすいです。オーナーが愛着をもって手をかけることで長く乗れ、維持費が安くすむ、という車ですね。
この車種に限って、エンジンの修理も、故障の回を重ねるうちに、自分で修理ができるようになるようです。

長く愛用して維持費を抑える

2CVに乗る方は、愛着が湧き、手放せない方が多いようです。日々のメンテナンスが大事ですが、最近の車のように数年乗り、新しい車へ買い替えなどせずに、ずっと乗り続ける。
新しい車を買わないのですから、大きなお金が出て行くことも少なくなり、結果維持費も安くなりますね。

クーラーが付いていない

維持費とは多少関係ないかもしれませんが、2CVにはクーラーが付いていません。また、車の仕組み上、後から取り付けることもできません。真夏の都会のコンクリートジャングルでの運転は危険です。
体感温度を自在に操れることに慣れた現代人の私達ですが、夏、熱中症になって病院へ、冬寒くて風をひいた、など、余計に病院代の出費が・・・・なんてことにならないようにしたいですね。

シエトロン2CVの評価は?

さて、シエトロン2CVの維持費について見てきましたが、実際2CVに乗っている方の評価はどのようなものがあるでしょうか。維持費に関することも含めて口コミを見ていきましょう。

シエトロン:2CV

必要にして十分です。高速100km/h巡航可能です。急な登りは90km/hまで落ちますが、下りはレッドゾーン手前の120km/h行けます。運転フィーリングはスポーツカーみたいです、速度域は違いますがエンジンの能力いっぱいまで使いきって走るのはたまりません。農道80km/h程度で4輪ドリフトですから、しかも、安定してます。私はこれで30年乗って来たドカティ降りました。

出典:http://minkara.carview.co.jp

●走行性能:たった602㏄から、一般道ではまあ実用上十分なパワーがでます。高速は下り坂で110㎞/h、上りは登坂車線の常連です。
●乗り心地:ワイルドなシートですが、意外に疲れません。構造をみると本当に簡単なものなのですが。
●使い勝手:スタッドレスタイヤが手に入らないので冬は雪が解けている時だけ使用可能。それ以外はガンガン乗っています。ワイルドですが、人生観が変わりうる車です。
●内外装:必要最小限の物しか付いていません。しかし電波時計、温度計、電圧計を後付し、もう十分です。
●不満な点:やはり愛情がないと維持していくのは大変かもしれません。
●総評:好きな人にはこたえられない車です。ぜひ一度お試しください。人生観が私の場合変わりました。

出典:http://minkara.carview.co.jp

やはり、見た目。かなり目立ちます。
ほとんど故障しない。て言うか、
故障しようにも故障するところがない。
見るからにスピードが出なさそうなので、後ろから煽られない。
運転する楽しみみたいなのを感じられる。
ワイパーの動きが可愛い。
ハイオクだが、リッター10kmは走ってくれる。
大人4人何とか乗れる。

出典:http://minkara.carview.co.jp

↓ シエトロン2CVの不満点です。かなり笑えました。

夏は暑い。
冬は寒い。
エアコン・クーラー・パワステなんかついてるわけが無い。
雨天時はすぐ曇る。
窓の開け閉めで指を詰めることがある。(かなり痛い)
ペダルがシートの着座の位置より、ややずれているので
腰痛もちには長時間の運転はきつい。(横に乗る分には極楽)
ボディの塗装がねじれによってひび割れる。
雨が降ると、足元に水溜りができる。
まさか、エンジンルーム内のダクトがダンボールでできてるとは・・・。(これはこれでウケます)
多分、ちょっと大き目の事故にあったら死ぬ。
車酔いする人はおススメできない。

出典:http://minkara.carview.co.jp

どの方の口コミも、不満点は、現代の車では想像できないようなものばかりで、笑えました。(上記の“エンジンルーム内のダクトがダンボール”とかね。
しかし、皆さんうまく付き合っているようで、満足度はかなり高いです!!

宮﨑駿監督もお気に入り☆

ジブリアニメの監督として有名な宮﨑駿監督ですが、シトロエンニストとしても有名です。そんな監督が愛用している車が、シエトロン2CV。宮﨑駿監督は、夏にはルーフ部分を取り替えたり、冬にはフロングリルにカバーを掛けたり、我が子のようにとても手をかけて大事に乗られているようです。
2CVはそうやって大事に育てていくことが楽しい車なのでしょう。多少の維持費がかかっても、手をかけて長く乗る楽しみには変えられませんね。

宮﨑駿監督と2CVには、こんな逸話もあるようです。

子供の心を”育てる”ということ~

雨の日に、子どもを車に乗せて、駅まで送ることになった宮崎駿氏は、車の天窓を開けようとしたが、
車が濡れるからと思ってやめてしまった。

そのことをず~っと後悔している。ダメな大人だなぁっと思った。
あの時、天窓を開けていたら、雨が車に入ってきて子ども達は、たぶん大騒ぎ。
普通では体験できないことが、目の前に現れて楽しめる。
そんな機会をなくしてしまった。

ちょっとしたことが、子ども達の遊び心を刺激する。興奮させる。
心の奥底に”ピシッ”と刻まれる。

そのような「空間と時間」を作ってあげるのが大人の役割。
自分の都合ではなく、子ども達の”遊び心”を優先する感覚。
この感覚を、もっともっと実践していきたい。

出典:http://minkara.carview.co.jp

カリオストロの城にも2CVが登場☆

維持費なんて関係なし!一度は運転してみたい!!!

ここまで、2CVについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。
街を走れば目を引くこと間違いなしの2CV!維持に対する手間はかかりそうですが、維持費は安く抑えられそうですね。
2CVのオーナーさんの満足度は、維持費も含め、かなり高いものです。手のかかる子程可愛いとも言いますしね。
シンプルな車で、大切に手入れをしながら、悪いところも受け入れて大切に長く乗る、というところは、今流行っている、シンプルライフに適しているかもしれません。
私個人的には、維持費等関係なく、一度手に入れてみたい車です。
皆さんも街で見かけたら、オーナーさんが大事に手入れをしているところを想像してみてください♪

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