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ドイツの至宝!名スポーツカーメルセデス・ベンツ300SLの評価とは

数多くの有名人に愛され、ドイツの至宝として名高い名スポーツカー メルセデス・ベンツ300SLの評価をまとめてみました。車種の説明から走行評価・燃費評価・乗り心地評価を通して歴代5位の名スポーツカー300SLの評価をみていきましょう。

歴史に残る名スポーツカー 300SLとは!?

歴史にその名を残す名スポーツカー、メルセデス・ベンツ300SL。
どのような車なのでしょうか?
まずは300SLについての説明をしたいと思います。

メルセデス・ベンツ300SL

メルセデス・ベンツ300SLは1954年~1963年にダイムラー・ベンツ社から販売された高級スポーツカーです。元々はレーシングカーとして独特のカモメの翼のような形状をしたガルウィングドアを搭載し開発された300SLは最も収集すべきメルセデス・ベンツとして、また歴史上第5位のスポーツカーとして知られています。

評価 のまえにまずは300SLの価格についてみていきましょう。

【300SL・クーペタイプ1954年発売当初の価格】
6,820ドル(1954年当時1ドル360円:2,455,200円)

【300SLガルウィング・2015年オークション価格】
1,485,000ドル(173,750,000円)

メルセデス・ベンツ300SL 走行評価は?

300SLの評価。まずは走行評価について見ていきましょう!

メルセデスベンツ 300SL ガルウイング 中古車試乗インプレッション

300SLは当初、レーシングカーとして開発されました。
3.0L直列6気筒SOHCエンジンにソレックス製キャブレターとボッシュ製の燃料直接噴射装置を採用。
ガソリン車として初めての燃料直接噴射装置は当時の市販車として最速の最高時速260 km/hをもたらしました。

メルセデス・ベンツ300SL

鋼管スペースフレーム

性能優先で制作された300SLは、軽量化と強度確保の両立のため細い鋼管を組み合わせたマルチチューブラー・スペースフレームが採用されました。
そのため開口部の狭さから乗降のしにくさが問題となりましたが、そのおかげで現代の車と比べて走行を評価しても車体にねじれが見えない仕上がりになっています。

メルセデス・ベンツ300SL 燃費評価は?

300SLの走行評価について見てみました。いかがでしたでしょうか?
走行評価に続いては、300SLの燃費評価について見ていきたいと思います。

メルセデス・ベンツ300SL

エンジンルーム

300SLの燃費は6.4km/L程度です。

60年以上前に制作されたスポーツカーですが現代のスーパーカーと同じ位の燃費なんですね!

メルセデス・ベンツ300SL

ボッシュガソリン直噴システム

300 SLでは主に俊敏性とパワーを発揮するために設計されたボッシュのガソリン直噴システムですが、当時から既に燃費の向上に貢献していたようです。

燃費評価としてはあまり燃費を気にする車ではないでしょうが、このガソリン直噴システムは60年が過ぎた今も磨きをかけられて現代の自動車に採用されているそうです。
300SLの「スポーツカー時代の代表」としての高い評価に、世界に先駆けて搭載されたこのシステムが一役買っているのま間違いないでしょう。

メルセデス・ベンツ300SL

300SLの燃費評価としてはこんな評価となっています。

次は、気になる乗り心地評価について見ていきましょう。

メルセデス・ベンツ300SL 気になる乗り心地の評価は!?

走行評価・燃費評価の次は乗り心地評価について見ていきます。
歴史に残るスポーツカーの乗り心地とは?一体どのような評価になるのでしょうか。

メルセデス・ベンツ300SL

内装・可倒式ステアリング

300SLの特徴として真っ先に挙げられるガルウィング・ドアですが、実は装飾面からのデザインではなくあくまでもレーシングカーとして設計されたシャーシ構造のためでした。
乗降時にステアリングが膝やお腹に当たるため、レバーを引いて前方に倒す可倒式が採用されました。

メルセデス・ベンツ300SL

初代クーペモデル

初代クーペモデルの乗降のしにくさは特にドレスやスカート姿の女性をエスコートする際に問題となり、ロードスターモデルではフレームの再設計とドアの開閉方向が変更されましたが開口部が狭いために乗降には慣れが必要でした。

メルセデス・ベンツ300SL

ロードスターモデル

乗降のしにくさの他に窓の開閉ができないという欠点があり、更にはカーエアコンの搭載も自家用車には考えられなかった時代のため運転中の車内はエンジンの熱でかなりの暑さだったようです。
三角窓を大きくとったり、それでもたりずにガラスを取って走っている車もあるそうです。

メルセデス・ベンツ300SL

内装・レザーシート

メルセデス・ベンツ300SL、こうしてみると乗り心地の評価はイマイチですね。

ですが、試乗された方のレポートなどでは、富裕層向けに採用された内装・レザーシート・カラーリング等、デザイン性に対しての高い評価も伺うことができます。

メルセデス・ベンツ300SLの評価は…?

走行評価・燃費評価・そして乗り心地評価と300SLについてそれぞれ見てきました。
最後に300SL全体としての評価はどのようなものでしょうか?

メルセデス・ベンツ300SL

60年以上前に作られた車とはとても思えない美しいデザイン。ヨルダンのフセインやスターリング・モス、トニー・ハンコック、日本ではプロレスラーの力道山や俳優の石原裕次郎など有名人が好んで所有した300SL。

レーシングカーとして世界初の技術を搭載し開発された300SLはマックス・ホフマンの説得のおかげで市販に至り、クーペタイプ1,400台・ロードスタータイプ1,858台が生産されました。
そして2004年。300SLはスポーツカー・インターナショナル誌のトップスポーツカーランキングで歴史上5位にランクインしました。

メルセデス・ベンツ300SLの評価まとめ、いかがでしたでしょうか?
多くの有名人に愛されるドイツの至宝。
ぜひ一度見てみたい。とそう思わせる一台ですね。
各地で開催されるショーや、日本では石原裕次郎記念館に愛車として展示されているようです。
300SLがどのような車か、これらの評価まとめがご参考になれば幸いです。

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